Luana

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小説を中心に、投稿していきます。更新頻度はマイペースですが、お付き合いいただけると嬉しいです。 Home→ https://luanaarushi.mystrikingly.com

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  • さよならのラブソング

    ” …忘れないで。 …誇り高き時代があったことを。 …温かく優しい世界を。 ” ある日を境に見たこともない地図にもない島に来てしまった主人公が見た超古代文明時代の出来事とは⁈ 弊処女作「さよならのラブソング」です。

  • さよならのラブソング(お試し:第1章まで)

    ” …忘れないで。 …誇り高き時代があったことを。 …温かく優しい世界を。 ” ある日を境に見たこともない地図にもない島に来てしまった主人公が見た超古代文明時代の出来事とは⁈ 弊処女作「さよならのラブソング」です。

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さよならのラブソング - episode 43

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Luana
3年前

さよならのラブソング - episode 42

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 41 「あの、テルセンさんはどうして今のパートナーを選んだんですか?」 そう尋ねると、テルセン…

Luana
3年前
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さよならのラブソング - episode 41

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 40 「たいちゃん、だから、基本的に本人の意思によるんだよ。ツガイとずっといたい人はいてもいい…

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3年前
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さよならのラブソング - episode 40

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 39 じゃあ、サラの「帰る」は不倫デートになるのでは?という考えがよぎった。 「ツガイだけは別…

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3年前

さよならのラブソング - episode 39

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 38 「たいちゃん、こっちは私のツガイくんだよ。テルセンっていうの。」 サラは分かりやすいほど…

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3年前

さよならのラブソング - episode 38

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 37 「さあ、戻ろっか。」 ダリアンが立ち上がり、サラも続いた。 「俺は戻るよ。サラはこれから帰…

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3年前

さよならのラブソング - episode 37

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 36 「さあ、始めましょうか。」 エウルナがタワーを指さすと、ダリアンとサラがすっくと席を立ち…

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3年前
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さよならのラブソング - episode 36

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 35 「怖がる?生き物たちが?わかるの?」 そう訊くと、サラはすこしびっくりした顔をした。 「え…

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3年前
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さよならのラブソング - episode 35

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 34 そのとき、サラは僕たちが辿って歩いてきた道の方に手のひらを向け、光球を撃った。 「ダリア…

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3年前

さよならのラブソング - episode 34

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 33 僕はまたサラをこづいた。 「ねえ、サラ。『コード』って何?」 サラが答える。 「オリジナル…

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3年前

さよならのラブソング - episode 33

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 32 何者かについて話しているというのは分かるのだけど、一体何の話なのだろう?ここに来るまでに…

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3年前

さよならのラブソング - episode 32

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 31 本人は隠しているつもりだろうけど、全く隠れていないツガイへの気持ちがある意味清々しくもあ…

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3年前
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さよならのラブソング - episode 31

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 30 「あら、こんな話はお好き?」 エウルナはふと気づいて続きを話しだした。 「たくさんの『難民…

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3年前

さよならのラブソング - episode 30

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 29 前に、サラとダリアンと3人で話したことを思い出した。 「みんなこの『計画的分離』キャンペ…

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3年前
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さよならのラブソング - episode 29

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 28 「そうなの?まあ、ゆっくりしていってちょうだい。」 エウルナは笑みを浮かべて僕に言った後…

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3年前
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さよならのラブソング - episode 28

>> 初めての方はこちら(試し読み) >> 目次(第2章から) >> episode 27 女神様。どおりでオーラがすごいはずだ。それにしても、タメ口きいたり、職業を紹介する要領で…

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3年前
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さよならのラブソング - episode 42

さよならのラブソング - episode 42

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>> episode 41

「あの、テルセンさんはどうして今のパートナーを選んだんですか?」
そう尋ねると、テルセンは
「…似ているから、彼女だったら大丈夫かなって。」
と、サラの肩に手を置いた。サラはボーッと遠くを見つめていた。
「へえ、サラと似た人なんですね。実際、一緒にいてどうですか?」
と質問を続けると、テルセンは少し俯

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さよならのラブソング - episode 41

さよならのラブソング - episode 41

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>> episode 40

「たいちゃん、だから、基本的に本人の意思によるんだよ。ツガイとずっといたい人はいてもいいし、頑張って離れてみてもいいし、パートナーは学びが必要な相手とご縁があれば一緒にいたらいいの。」
サラが我に返って僕のさっきの疑問に答えた。僕は
「そうなんだ。すっごく自由なんだね。ちょっと羨ましい気もする。でも、

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さよならのラブソング - episode 40

さよならのラブソング - episode 40

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>> episode 39

じゃあ、サラの「帰る」は不倫デートになるのでは?という考えがよぎった。
「ツガイだけは別なの。そしてオーストラリアはアトランティス圏の一部とはいえ、レムリア系統の人が多いし、女神たちの加護もあって、制度がグレーなんだ。そこはジーランディアも同じみたいだけどね。分離の加速を防ぐために、ツガイを急激に離さ

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さよならのラブソング - episode 39

さよならのラブソング - episode 39

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>> episode 38

「たいちゃん、こっちは私のツガイくんだよ。テルセンっていうの。」
サラは分かりやすいほどに満面の笑みである。
「お世話になってます。よろしくお願いします。」
とお辞儀をすると、男は
「たいちゃん?よろしくね。」
とニコニコしながら気さくに手を差し伸べてきた。しかし、どこか力みのある握手だ。テルセンはサ

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さよならのラブソング - episode 38

さよならのラブソング - episode 38

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>> episode 37

「さあ、戻ろっか。」
ダリアンが立ち上がり、サラも続いた。
「俺は戻るよ。サラはこれから帰るんでしょ?」
と言い、サラの頭をポンポンと叩いた。サラの顔がぱあっと明るくなり、ニコニコしながら
「うん、帰る!」
と言った。
「彼によろしく伝えててね。」
とダリアンが言い、歩き始めた。サラも
「言っとく!」

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さよならのラブソング - episode 37

さよならのラブソング - episode 37

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>> episode 36

「さあ、始めましょうか。」
エウルナがタワーを指さすと、ダリアンとサラがすっくと席を立ち、僕に「おいで」とジェスチャーした。ついていき、タワーの周りを90°ずつ囲むように各々が立った。僕もちょうどいい間隔をとるつもりで場所をとった。右を見るとダリアン、左を見るとサラが位置している。この正面、タワーの向

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さよならのラブソング - episode 36

さよならのラブソング - episode 36

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>> episode 35

「怖がる?生き物たちが?わかるの?」
そう訊くと、サラはすこしびっくりした顔をした。
「え?たいちゃんの世界って、もしかして木やお花や動物たちがしゃべらないの?」
その質問に僕の方が面食らう。
「動物は鳴き声を出すけど、植物はしゃべらないでしょ?普通。」
「会話、しないの?しないんだったらセリシアの実

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さよならのラブソング - episode 35

さよならのラブソング - episode 35

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>> episode 34

そのとき、サラは僕たちが辿って歩いてきた道の方に手のひらを向け、光球を撃った。
「ダリアン!私、来る時気づかなかったけど、まだ居たみたいだね!」
ダリアンは立ち上がり、サラが光球を撃った方向を向いて
「ああ、さっきからしつこかったんだ。」
エウルナは半透明になり放射状に光り始め、事態を見守っていた。光

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さよならのラブソング - episode 34

さよならのラブソング - episode 34

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>> episode 33

僕はまたサラをこづいた。
「ねえ、サラ。『コード』って何?」
サラが答える。
「オリジナルのコードだよ。渡してないの。」
僕がキョトンとしていると、さらに続けた。
「開発って本来自分たちでやるんだけど、やけにしつこくレムリア側に要求してたの。手間を省きたかったんだよね。昔の人たちが作ったものを流用した

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さよならのラブソング - episode 33

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>> episode 32

何者かについて話しているというのは分かるのだけど、一体何の話なのだろう?ここに来るまでに誰かがつけていたことには僕はまったく気が付かなかった。サラに目をやると話に聞き入っていた。そこでサラをこづいて何の話をしているのか訊いてみた。

さよならのラブソング - episode 32

さよならのラブソング - episode 32

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>> episode 31

本人は隠しているつもりだろうけど、全く隠れていないツガイへの気持ちがある意味清々しくもあり、この女の子のことが可愛くも思えた。そこまで一途になってもらえるツガイっていったいどんな人なのだろう?とも思った。それよりも「こちら側の」試験場ってことは、「あちら側の」試験場もあるということなのか?だとすると「

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さよならのラブソング - episode 31

さよならのラブソング - episode 31

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>> episode 30

「あら、こんな話はお好き?」
エウルナはふと気づいて続きを話しだした。
「たくさんの『難民』たちがこの星に逃れてきた。だけど、今まで住んでいた星とは全く仕組みが違ったの。とても固いというか『物質的』といえばいいか。まずは先鋭的にこの星に辿り着いた人々がお試しに物質にとどまろうとしたわ。」

さよならのラブソング - episode 30

さよならのラブソング - episode 30

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>> episode 29

前に、サラとダリアンと3人で話したことを思い出した。

「みんなこの『計画的分離』キャンペーンには自分のタイミングで従うんだよ。これまでは皆、ツガイと一緒に自分の働きをこなして、ツガイと一緒に生きていたから。もっと古い、ツガイのない時代は、皆両性具有だった。今は性別の分離まで進んできている。そしたら、

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さよならのラブソング - episode 29

さよならのラブソング - episode 29

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>> episode 28

「そうなの?まあ、ゆっくりしていってちょうだい。」
エウルナは笑みを浮かべて僕に言った後、サラとダリアンの方に向き直った。
「そうそう、計画的分離キャンペーンのことだったわね。」
ダリアンが
「その話ですが…」
と言うと光の粒子が現れ、それが集合して形を形成し始めた。テーブルが1つと椅子が4脚。透けて

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さよならのラブソング - episode 28

さよならのラブソング - episode 28

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>> episode 27

女神様。どおりでオーラがすごいはずだ。それにしても、タメ口きいたり、職業を紹介する要領で「女神」って言ったりするって…。
「たいちゃんね。よろしく。」
エウルナはすっと手を伸ばしてきた。僕は何となく握手ができず頭を下げてしまった。神様に失礼なことはできないので、何をしたらいいかわからず焦ってしまった。

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