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さよならのラブソング - episode 37

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>> episode 36

「さあ、始めましょうか。」
エウルナがタワーを指さすと、ダリアンとサラがすっくと席を立ち、僕に「おいで」とジェスチャーした。ついていき、タワーの周りを90°ずつ囲むように各々が立った。僕もちょうどいい間隔をとるつもりで場所をとった。右を見るとダリアン、左を見るとサラが位置している。この正面、タワーの向こうにはエウルナがいるが、僕からは見えない。ダリアンとサラが瞑想の姿勢で座りだし、僕もそれに倣った。瞑想を始める。サラが
「たいちゃーん、深呼吸ね!ゆったり!目を瞑って、このタワーを眉間で見て!」
と大きな声を掛けてきた。僕は目を瞑って深呼吸を始めた。タワーを眉間で見る。眉間で見る。眉間で見る…!

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867字
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” …忘れないで。 …誇り高き時代があったことを。 …温かく優しい世界を。 ” ある日を境に見たこともない地図にもない島に来てしまった主人…

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