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さよならのラブソング - episode 39

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>> episode 38

「たいちゃん、こっちは私のツガイくんだよ。テルセンっていうの。」
サラは分かりやすいほどに満面の笑みである。
「お世話になってます。よろしくお願いします。」
とお辞儀をすると、男は
「たいちゃん?よろしくね。」
とニコニコしながら気さくに手を差し伸べてきた。しかし、どこか力みのある握手だ。テルセンはサラの方を振り返ると
「今日は彼も一緒に行く?」
と僕を指さしていた。サラは
「うん。観光にでも案内しようかと思って。ニンムだから、これも。」
と答えた。
テルセンはちょっと納得いかない顔をしつつ、
「分かった。じゃあ一緒に。」
と僕の方を向いた。僕はおずおずと
「よろしくお願いします…。」
とまたペコリと頭を下げた。

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409字
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” …忘れないで。 …誇り高き時代があったことを。 …温かく優しい世界を。 ” ある日を境に見たこともない地図にもない島に来てしまった主人…

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