2022年冬のデンマーク旅行 -Dag 4-
2022年12月28日、デンマーク旅行4日目。
この日は、オーフスから次の滞在地オーデンセに移動後、オーデンセ観光。
オーフスからオーデンセへ
午前中、列車でオーデンセへ。
列車は、オーフスからユラン半島を南下しバイレを通過、小ベルト海峡に架かる橋を渡り、オーデンセのあるフュン島に入いる。
バイレの辺りを通過中ぼーっと車窓を眺めていると、突然、長閑な海辺の中にモダンな白い建物が現れた。
この建物は、波をイメージしたデザインの集合住宅で「The wave」というそうだ。5つの波がザザーっと押し寄せている感じのイメージなのだろうか。
近くにはあまり高い建物もなく、周りの長閑さも相まってかなり目立っていた。
昼頃にオーデンセ到着。
すぐにホテルに向かう。ホテルは、コムウェル H. C. アンデルセン オーデンセ。
オーデンセ駅からは10分もあれば着く。アンデルセンの生家の近く。
運良く早めにチェックインさせてもらえた。
部屋は若干古めかしい感じがしたけど、スタッフの対応がよかったからよし。
オーデンセ散策
部屋に荷物を置いた後、街を散策しながらアンデルセン幼年期の家へ向かった。
オーデンセはオーフスとはまったく違った雰囲気、コンパクトで穏やかな街だ。
街中にはかわいらしい町屋・長屋が多くあり、石畳の道を歩いているだけで楽しい。
古くて小さな街が好きな私は、オーデンセがとても気に入った。
散策してみると、街の至る所にアンデルセンに関連したモチーフが使われていることに気づいた。
ホテル前にアンデルセンの銅像があったり、壁にアンデルセンの顔が描かれていたり、おとぎ話に登場する人物の銅像があったり。
街並みもおとぎ話に入ったかのような雰囲気で、オーデンセはアンデルセンの世界に浸れる街でもあった。
街中には教会もいくつかあったが、残念ながらこの時は中を見る時間がなかった。
聖クヌート教会の地下には、クヌート4世のお墓があるらしい。
アンデルセン幼年期の家
聖クヌート教会の広場から延びる小さい道を少し行くとアンデルセン幼年期の家があった。黄色い壁が特徴的な小さい一軒家だ。
家の中が博物館になっていて、幼少期の暮らしを感じることができる。
幼年期の家はこぢんまりした作りで、小さい中庭がある。
大きい農家や邸宅と比べると貧しい家なのだろうが、のんびり暮らせそうないい家だと思った。東京の狭いマンションよりは広い気もするし…。
アンデルセンの生家
幼年期の家を見た後は、アンデルセンの生家に向かった。
アンデルセンの生家は、2021年に新しく完成した博物館と一体化した作りになっている。新しい博物館は、隈研吾が設計したことで話題になった。
博物館では、アンデルセンの生涯とおとぎ話を体験する展示を見た。
展示は、ヘッドフォンを付けて館内を歩きまわる形で、各ポイントに行くと物語や音声が自動的に流れてくる。おとぎ話の部屋では、アンデルセンのさまざまなおとぎ話の中に入ったような体験ができた。
そして、最後にアンデルセンの生家にたどり着き、展示が終わるという流れ。
ヘッドフォンを付けないとまったく内容がわからない展示だったので、必ず入り口でヘッドフォンを受け取る必要がある。
最初、受け取らずに入ってしまい慌てて戻った。受付のおばちゃんに何しに行くのかと思った〜と笑われた。
聴こえてくる音声や物語は臨場感のある音で構成されていて、物語に没入できた。
夜のオーデンセ
博物館を出るとすっかり日も暮れ、灯りに照らされたオーデンセの街になっていた。夕闇に包まれた通りを歩いて、夕食へ向かう。
夜のオーデンセは、石畳に反射する光やクリスマスの装飾、なんといっても古い家屋が醸し出す夜の雰囲気が美しかった。
レストラン Madklubben Odense
オーデンセで予約したレストランは、Madklubben Odense。
オーフスで行ったレストランの系列店だが、メニューは異なる。
雰囲気は、オーフスのレストランよりも家庭的で家族連れが多い。
サービスはフレンドリーというより、温かみがあって落ち着いている感じ。
私は、オーデンセの方が気に入った。
こちらでは、スープ・メイン・デザートで構成されるコースを頼んだ。
スープは、菊芋のスープ。
滑らかな口当たりと優しい味わいで、おかわりしたいぐらい美味しかった。
メインは、豚肉のロースト。
豚肉は柔らかくトロけた。量もちょうど良かった。
デザートは、ゆずソースが添えられたアイスクリーム。
ゆずのさっぱりとした味わいで、なんとなく和を感じるデザートだった。
「2022年冬のデンマーク旅行 -Dag 5-」に続く
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