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《自治体協働レポート》奈良県三宅町⑨みんなで育てる共助コミュニティアプリ「マイコミュ」内に三宅町シェアタウンOPEN!

みんなで解決したい地域の課題

奈良県磯部郡三宅町(みやけちょう)は、人口は6,557人(2023年4月1日データ)、面積たった4.07㎢の、全国で2番目に小さい町。

大阪・京都等の都心部と山間地帯の中間にあり、それぞれにアクセスしやすい「ちょうどいい田舎」ですが、少子高齢化が進む一方、雇用が少なく、働き口のある都市部への転出も人口減少を加速化させている要因です。人口目標を達成するためには、みんなでまちづくりに取り組んでいくことが大切。

子育てや高齢者福祉、日常性津の些細な困りごとまでも町内外の人たちがゆるやかにつながり、安心して頼りあえる街づくりの取り組みが必要です。

AsMamaの地域づくり

3年前、三宅町とAsMamaは協定を締結し、ICTを活用した子育て共助(シェア)コミュニティ形成に取り組むこととなりました。

総務省が提案・募集する「シェアリングエコノミー活用推進事業」にモデル事業として採択された三宅町。そのシェアリングエコノミーを活用して、地域課題の解決や地域経済の活性化を図ろうという取り組みを、AsMamaがプロポーザルによって採択されて実施していくことになったのです。

2023年までの3年間は、AsMamaが開発・運営する、顔見知り同士の送迎・託児の頼りあいアプリ「子育てシェア」の中に「三宅町コミュニティ」を設置して、子育て共助コミュニティ形成をしてきました。

その中で、子育てに主軸を置いたアプリだからこそ、当事者である子育て世帯は参加しやすいものの、子育て経験のない若者や、子育てが一段落したシニアなどがコミュニティに参加しづらいという課題が浮き彫りに。

また、住人の交流を子どもの送迎や託児を頼りあえる関係性に深化させるには、もう少しゆるやかな情報共有やシェアリングの積み重ねが必要という新たな仮説も出てきました。

そこで、AsMamaでは、みんなで育てる地元の共助コミュニティアプリ「マイコミュ」を開発!

三宅町内外の住人同士で地域の取り組みや情報をはじめ、モノの貸し借りや譲り合い、子育てや日常生活の助け合いを通じた地域創生・地方創生を、マイコミュ内に設置した「三宅町シェアタウン」(*)内で実現していく取り組みへの新たなチャレンジが始まりました。

AsMamaにてシェア・コンシェルジュ認定を受けた人たちには、アプリ内で自主企画したイベントの周知や参加募集の管理機能に加え、独自のグループの設置やグループ内でのシェア(子育て、モノ、暮らし)が出来る権限と活動への保険適用を提供しています。

地域ごとの課題や目的に沿って必要とされる共助コミュニティ形成を設計・運営するために、何度でも足しげく現地に通って、地域の人と対話を重ねるのが私たちAsMama流。

子育て世代包括支援センター "スマイル"の皆さまと

子育て世代包括支援センター”スマイル”の先生方からは、現在イベント予約が「電話」のみであることを伺いました。乳幼児を子育て中のママやパパたちは、子どもを寝かしつけた夜・夜中にようやく自分の時間が取れることも。「開館状況やイベント予約がアプリからできるようにしたらとても便利ですよね」と活用アイデアを一緒に協議しました。年度内には、幾つかのイベント予約を実際にアプリを活用してやってみるトライアルをすすめていくことになりました。

このように、住人や地域団体、自治体からのヒアリングをもとに、地域課題とポテンシャルを把握し、AsMamaが共助コミュニティの担い手たちと連携しながら「マイコミュ」アプリ「三宅町シェアタウン」コミュニティを地域に周知するための協力者獲得や拡散手法を企画・実行していきます。

そこから次第に、現地の担い手が主役となって様々な共助(シェア)が行われることで自治体と共に目指す共助社会をつくり、AsMama主導から住人主体へ移行すると持続可能な共助コミュニティが実現し、地域創生・地方創生・少子化対策等に寄与していきます。

1/13MiiMoにて町内・近隣エリアの活動家たちと交流イベントを開催

* 本アプリの使用については令和5年度実証事業であり、令和6年度については、本年度の状況により継続するか否かを判断いたします。

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