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3人の母で保育士をしています。日本一高い山のある県に住んでいます。保護者の目線、保育士…

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3人の母で保育士をしています。日本一高い山のある県に住んでいます。保護者の目線、保育士の目線、スポーツファンとしての目線で思うことを書いています。子どもたちが、安心して心の底からスポーツを楽しめますように。

最近の記事

#24 島沢優子氏講演会レポート後編

子どもを伸ばす大人とは?5つの条件 レポート後編です。(前編は以下) 素敵なお話しが沢山聞けたのですが、 中でも 主体性とはどんなこと?という問いに対して私自身が思い巡ったことがあったので、 書き留めておこうと思いました。 島沢さんは会の中で子どもたちの主体性を育むには、 順番があると話されました。 それは以下の通りです。 子どもたちが好きな事に出会い、 主体的になるには、 放牧の時間が土台になっていなくてはならないとの事。 とても大切に感じました。 また、主体性とは何

    • #23 何かを決める時こそ放牧せよ

      【(子どもが)何かを決める時こそ放牧せよ(委ねよ)】 刺さったなぁ。 2024/3/17 島沢優子氏講演会@安城市 『子どもを伸ばす大人とは?5つの条件』 参加しました。 島沢さん自身が毒親だった経験をはじめ、 取材してまとめた池上さんの本が10年以上たっても刷りを重ねていること、桜宮高校の事件後も、命を自ら断つ子がいた事、 「この中に勝ちたいやつはいない。」と理不尽なことを平気でいう指導者に対して、 どうしてそんなことがわかるの?と憤りを感じていること、 主体性を

      • #23 ジェフボラ時代の思い出

        今日ほど、この言葉を噛み締める日は無かった。 20代半ば、 自分から 友人無く1人でもやってみたい と始めたジェフのスタジアムボランティア。 初めての事だったし、ましてや千葉出身でもなく、在住でもなく、 そこまでサッカーに関わってきた経験も無かった私は、 人知れず緊張もしていた。 ただ、ジェフのサッカーのホームゲームの運営に関わる事ができるんだ〜という高揚感が当時の私を支えていた。 面接のようなものをするために尋ねた事務所で初めて会った担当の方はとっても気さくな方で、 世

        • #22 チーム愛について

          2023/06/28 日本経済新聞にて掲載されたコラム。 【残留争いでも本拠地は満員】 ドイツの古豪1.FCケルンを引き合いに出して、 愛されるチームには何があるのか、を問うていました。 最後の結びがこれからの日本のスポーツ文化のヒントになり得るメッセージではないか、と感じました。 〈スタンドが空席〉を〈所属選手数が減少〉 〈メディアやファン〉を〈指導者や保護者〉 に言い換えてみれば、 どんなカテゴリーのチームにも当てはまる事だと思いました。 『「うちのクラブは阪神タイ

        #24 島沢優子氏講演会レポート後編

          #21 ともだちの わ

          森田一義アワーのテレフォンショッキングで、 好きなバンドのボーカルや、アーティストが出てきたときの、 次回の友だちは誰に繋ぐのだろうか、 というわくわく感は忘れがたい。 いつの間にか番宣の予定調和になってしまっているのを感じ始めたときには、その興味は薄れていった。 少年サッカーの違和感を感じて、 色んな人の話を聞いたり本を読んだりしているうちに、 知らず知らずのうちに人脈が広がって、 40代になっても、新しい出会いがあることにとても感謝している。 共通の知人を通じて紹介

          #21 ともだちの わ

          #20 オシムさんからのギフト

          ジェフのスタジアムボランティアをしていた20代の頃、 勝ちきれなかった試合の際に、 オシム監督がボランティアスタッフの控室を訪ねてくれたことがあった。 ボランティアのスタッフは、舞い上がり、喜び、沸いた。 そんな中オシム監督は控室のスタッフに、 ホームゲームを支えてくれていることへの感謝を述べて立ち去ったと記憶している。 表情はとても穏やかで、負け試合だったにも関わらず、 私たちの心が温かく包まれた記憶が残っている。 勝った試合の際は、 運営のチームスタッフがトップ選

          #20 オシムさんからのギフト

          #19 優勝がどうとかって

          「優勝がどうとかっていうよりかは、 皆が明るく、笑顔で、野球をプレーして欲しいなと、 最年長としてはずっと思っていたので。 そこだけすごく大事に、僕はしていました。」 この僅か何秒間かのコメントがしかし、 佐々木選手よろしくの100マイル越えのストレートのように、 会見場の記者たちとその向こう側にいるお茶の間に、 鮮やかなほどに、 しかし鋭くインコースをついて、投げ込まれた。 第一線で活躍しながらも、折に触れて、 この数年ダルビッシュ有選手が、 一環して野球界やスポーツ界

          #19 優勝がどうとかって

          #18 2020年代を生きる子ども達の自立とは

          中野吉之伴さんフッスバルラボ交流会の忘年会にて。 忘年会とはいえ、やっぱり話のネタは子ども達の育ちの環境や、サッカーを通してどのように大人たちが関わり合うのか、になりました。 真面目で、紳士・淑女的で、時にファンキーな皆さんの集まりなのは、主催する中野さんの人望ゆえだと思います! 話題は、ドイツに留学をしている後藤さん(好青年)のフライブルグでの学びやキチコーチのリアルに始まって、ドイツの人々の議論好きな気質、日本のICT教育大丈夫か?、本当の厳しさは自分たちが答えを見つけ

          #18 2020年代を生きる子ども達の自立とは

          #17 football for all

          知り合いのママさんや息子の友人と集いやっている不定期公園サッカーの会の活動を、JFAのグラスルーツ推進パートナーに申請したところ、10月1日付で認定されました。 カテゴリーは、補欠0と引退なしです。 【football for all】 年齢、性別、障がい、人種などに関わりなく、だれもが、いつでも、どこでも。 私たち日本サッカー協会は、サッカー、そしてスポーツの持つすばらしさを もっともっと、たくさんのみなさんと分かち合い、育みたいと考えています。 だれもが、サッカーの楽し

          #17 football for all

          #16 中野吉之伴さんの指導をみて感じたこと(後編)

          8月の初旬、大阪府熊取町で行われた指導実践に息子と参加しました。とても沢山の気付きがあったので、備忘録として書き留めたいと思います。今回は後編です。 前編はこちら。 後編は主に中野さんの人柄と、その日のトレーニングの雰囲気について書き留めておきたいと思います。 【人を見る目】 人を見る目、というのが正しいのかどうかは、わからないのです。が、その日初めて会った、主には子ども達になるけれども、コミュニケーションをとる中で、その子がどんな性格の子でどんなプレーヤ―で、どんなアプ

          #16 中野吉之伴さんの指導をみて感じたこと(後編)

          #15 中野吉之伴さんの指導をみて感じたこと(前編)

          8月の初旬に、大阪府の熊取町で活動されているFCマトリックスさん主催、中野吉之伴さんサッカー教室と指導者保護者向けレクチャーに参加してきました。マトッリクスのGMさんは兼ねてより、中野さんのフッスバルラボで大変お世話になっていて、中野さん同様に是非お会いしてみたい方のお一人だったので、緊張しながらもOKしてくれた息子とその友人を誘って、遊びに行ってきました! 普段より、勉強会や中野さんの書かれた記事や本を読み、考え方やその哲学と人柄に触れてはいましたが、やっぱり目の当たりに

          #15 中野吉之伴さんの指導をみて感じたこと(前編)

          #14 怒ってはいけない大会が育むスポーツの価値とは

          3月6日(日)に浜松市 男女共同参画・文化芸術活動推進センターで行われたあいホールフォーラム『監督が怒ってはいけないバレーボール大会を企画した理由』の講演会に行ってきました。 今回益子さんのお話を聞いたのは、4回目でしたが、聞くたびに新しい発見がありました。 “怒る指導で失われるもの →チャレンジ精神、学ぶ心、主体性、笑顔” と話されていたことが、とても心に残りました。 これは、結果を求め過ぎる今の小学生年代(や中学生年代)のスポーツの環境にも共通することだと強く感じ

          #14 怒ってはいけない大会が育むスポーツの価値とは

          #13 当たり前を疑う

          世の中には常識とかいわれる誰もが思ったり感じている価値観みたいなものがあると思う。 そしてそれは大抵、そのように考える人が多くいるから、という理由で常識的に、または当たり前として認識されている。 特定のチーム批判ではなく、この地域の子どものスポーツ環境全体が抱える問題として読んで欲しい。 保護者として少年スポーツに関わるようになって、 私も最初は色々な当たり前とされていることに、なんとなく理解を示してそのようにふるまっていたような気がする。 例えば、 ・高学年にな

          #13 当たり前を疑う

          #12 余白は大事

          先週の日曜日に息子と言い争いになった。 それは、朝から3試合の練習試合をこなし、車で片道20分の道のりを経て帰宅した後の出来事。 「おかあさん、この格好で遊びに行くけどいいよね。行くからね。」 試合後に近所のチームメイトと遊びの約束をしてきた息子。 遊びに行くのは承知していたけど、帰宅した時点で時計は午後15時半になろうとしているところだった。 正直、片付けやら身支度を済ませたら遊べる時間は1時間弱。3試合もして疲れているだろうに、今日は止めておけばいいのに、と思う

          #12 余白は大事

          #11  私の身に起こったこと 2021

          勢いだけで始めたnoteが10回になった。そんなに書くことが、書けることがあるのかと思いつつ、そろそろと試運転で毎週更新してきたが、なんとか続けることができた。今後は、少し、ゆったりペースで、月2回の更新と次の20回を目標に書いていきます! 今年のはじめに、自分が不惑といわれる40歳を目前にして、やりたいことがありすぎて、残りの人生が少なすぎる事に、家族の洗濯物を干しながら絶望した朝。 今思えばそれからもうすぐ1年が経とうとしている。 出来なかったことも多々ありつつ、新

          #11  私の身に起こったこと 2021

          #10 その試合は誰のもの?

          「8人制サッカー」は多くのプレーヤーが試合に出場できるようにするために、ピッチを大人のサイズの約半分にし、自由にいつでも交代できるようにしています。JFAは、サッカーをしているすべてのプレーヤーが試合に出場する機会を得て、試合を通して楽しみ、成長する機会を持って欲しいと願っています。 練習しているプレーヤー全員が試合に出る。試合を通して練習で身につけた技術や戦術を試してみる。試合の中で見つけた課題を仲間と練習してみる。このことが何よりプレーヤー自身の成長につながると考えていま

          #10 その試合は誰のもの?