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#23 何かを決める時こそ放牧せよ

【(子どもが)何かを決める時こそ放牧せよ(委ねよ)】

刺さったなぁ。

2024/3/17 島沢優子氏講演会@安城市

『子どもを伸ばす大人とは?5つの条件』

参加しました。

島沢さん自身が毒親だった経験をはじめ、
取材してまとめた池上さんの本が10年以上たっても刷りを重ねていること、桜宮高校の事件後も、命を自ら断つ子がいた事、
「この中に勝ちたいやつはいない。」と理不尽なことを平気でいう指導者に対して、
どうしてそんなことがわかるの?と憤りを感じていること、
主体性を育む順番について(放牧→問い→観察→「好き」のサポート→こうなれば<どうなるかな)
子どもを育てることは脳を育てること、
脳科学について、
全国大会にいったからといって人生がばら色にはならないこと、
(島沢さんは大学時代にバスケットボールで全国大会優勝している)
本音で対話しないと永遠に本質には近づけないと思って対話型の講演会を大切にしていること、
などなど、
沢山のお話を聞くことができました。

【(子どもが)何かを決める時こそ放牧せよ(委ねよ)】

とは会の中盤に島沢さんより参加者の方へ投げかけられたメッセージでした。

親(や指導者)はその選択を信じて見守って、
出来得る限りのサポートをするのみなのだ、と受け止めました。

ちょっとの誘導尋問や期待は入る余地なし。
それこそが本当の厳しさ。
その選択する事で、
子ども自身が大変だったり、
失敗したり、
思っているのと違う!って事が
あるかもしれないけれど
自分で選んだ事なら納得できるし、
成長できるし、
失敗したら
また選び直せば良い。
と思います。
(だってそれこそが人生だから。)
とかっこ良いこと言いつつ、
いざ我が子を目の前にすると、中々そうできない自分もいるのは、
修行が足りないのだな、と感じています。

子どもの姿に対する"親の嫌悪感”(by島沢さん)が邪魔をしていると、
放牧もできないし、こうなってほしい、が強くなってしまうし、
問いかけが誘導尋問になったり、
観察の感度が鈍ってしまうなぁと実体験より感じました。
(反省)
そのような姿の指導者の方もまだまだ多いのかなぁ、とも思います。

序盤には、厳しさって何でしょう?という問いかけもありました。
参加者の方が言っていたけれど、
指摘してあげない、
教えてあげない、
怒ってあげない、
その方が余程子どもたちにとっての
厳しい環境だと思います。と。

島沢さん思わず、
「私の講演会に来たことあるよね?」と
冗談交じりでした。

保護者は指導者や先生に、
もっと厳しくしてという。
世間で言うところの厳しさ、とは、
実は子どもたちを甘やかしているのです、と。

世間でいうところのいわゆる"厳しさ”を求める保護者や、
いわゆる”厳しさ”が正義と思う指導者や教員は、
まだまだ多いけれど、
それって実は違うんじゃない?って気付き始めている保護者は、
少しづつ増えてきているような気がします。

島沢さんが言うように、本音で対話して、
少しでも本質に近づける人が増えていくと良いです。

会が進む中で、主体性とは?の話題にもなり、
私なりに感じたことがあったので、
後編で書こうと思います。


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