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妻と猫一匹のシンガポール生活~アジアで働くを応援~”シンガポールでセミナーを実施”

 今回は、先週シンガポールで実施した転職セミナーについて、共有しようと思います。海外で生活されている方が集まるコミュニティとコラボをさせて頂き、シンガポールの転職マーケットの状況や就業状況、生活情報についてお話させて頂きました。

「現在のシンガポールの状況」について・・・
 皆さまご存知のように、今年はコロナに始まり、コロナに終わるかのような年で、一年前には想像もできなかったことが起こっています。世界各国で日々の感染状況が報道され、未だに感染者数が伸び続けています。そんな中で、シンガポールでは3,4月とサーキットブレーカー(経済規制)が行われ、在宅勤務の義務化や外食の禁止、外出規制等の政策が実施されました。この規制により、経済活動が制限されるとともに、人の移動も規制・管理され、経済に大きく影響を与えました。感染者数の状況を見て、6月には規制が緩和され、それ以降が一部を除き感染者数は減少し、現在は国外からの入国者を除く市中感染は数人程度まで抑えられています。未だに街を歩くときはマスクの着用が義務化され、屋外での集まりは人数制限が設けられる等の規制はあるものの、徐々に生活は戻りつつあるように思います。

「コロナ禍における採用マーケットの変化」について・・・
 ご参加頂いた方が一番気になっていたトピックとして、今年初めから世界的に流行しているコロナウイルスによる採用マーケットへの影響について共有しました。採用求人数については、サーキットブレーカーの発表により、もともとの案件数から約50%程度減少し、特に新規の採用を控える傾向(中止又は保留)が目立ちました。その後の規制の緩和をした6月以降は、経済活動の回復に伴い、案件数も回復傾向にあり、昨月11月時点ではコロナウイルス前の案件数まで回復しています。
 しかし、コロナウイルス前と後で大きく変化したのが「採用ターゲット」です。もともとはシンガポール国外からやポテンシャルでの採用を行っていた企業様が多くありましたが、現在はシンガポール在住者でかつ経験者の方に向けてシフトしています。その背景にあるのが、「業績への影響」「入国規制」「ビザ基準の厳格化」が挙げられます。今後もしばらくはこの状況が続くとみられ、日本人のシンガポール就業に大きく影響しそうです。

「シンガポール就業にあたって」・・・
 コロナウイルスにより、世の中がこの先どうなるか不安定な中で、ご自身のキャリアや仕事についてなど改めて考えられた方も多いのではないでしょうか。シンガポール以外のアジア各国にも共通することにはなりますが、今のタイミングで海外就業を目指す方にとって重要になってくるのが”情報収集”です。その国の経済状況や対策などが、採用マーケットに大きく影響してきます。シンガポールでいえば、ビザ取得条件や入国規制の状況によって、日本人の就業が規制されておりますが、少しでも緩和をすればマーケット自体も大きく変化すると想定されます。求人情報や転職情報については、転職サイトや転職エージェントがリアルな情報を発信しているため、海外就業を目指す方はぜひともチェックして頂ければと思います。

次回:「しめじ(猫)はどこから来たの?」について

今日のしめじ(猫)、写真だけ、、、

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