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海外移住についての雑記

自分が海外で育ったからか、子どもたちもいつか、しばらくの間、海外で育ててあげたいという気持ちがある。

帰国子女の友人たちは、みんななんだかんだこれを実践している。

それは、単純に帰国子女が海外転勤になりやすいという事情とも関連しているかもしれないけれど。

結果として、多くの帰国子女の友人たちは、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北米、ほんとにいろいろなところにそれぞれ転勤して赴任している。

医師は実はかなりドメスティックな職業だ。

もちろん、USMLEをとって、渡米して・・なんて選択がないわけではなかったけれど、
日本での通常コース(専門医取得、博士号取得)を目指していると、渡米するころには永住権を取得するには困難な年齢になっていることが多く、
せいぜい研究留学(2~3年)となってしまう。

もちろん転勤族でもそのような短期間の場合もあるけれど、
企業によっては10年近く海外に出られる企業もある。

子どもにとっては、2~3年は、英語や文化を学ぶにはtoo shortと感じる。

医師の友人でUSMLEを取得してすごく若くして渡米してそのまま向こうに住んでいる人もわずかながらいる。それはそれで素敵な選択肢だけれど。そうすると、VISAの関係や保育園などの関係で相方は専業主婦(専業主夫)になってしまうことがほとんど。
それもなんだかなぁと思う。

もし医師になった後、米国など海外で臨床で仕事をしたいと思う場合、かなり早い段階での決断が必要である。
他のケースの移民でも年齢は重要だけれど、医師においても例外ではない。
北米で移民を比較的しやすいのは35歳ぐらいまで。
そして正直早ければ早いほうが(若ければ若い方が)移民しやすい。
実質問題、米国の永住権取得はかなり厳しくなっているので、
北米で永住権取得…となれば、基本はカナダだと思う。
ちなみにオーストラリアなども以前に比べてものすごく永住権取得のハードルがあがっている。

ただ、医師の場合、ほとんどのケースで日本できちんと臨床経験を積んでいると、気づいたら35歳ぐらいの年齢を超えていたりする。

わたしの場合は、専門医+α、博士号など、日本できちんとキャリアを積みたかったこともあったし、
キャリアを積むうちに今まで指導してくださった先生方に恩返しをしたかったのもあるし、
気づいたらこの年齢に達していたのが正直なところ。

でも、もともとわたしの専門科は米国では難関の科であるため、長期で常勤ポジションをもらうなんてほとんど不可能に近いし、専門科は天職と思っているので、変える気もなかったので、あまり今の仕事で北米移住は現実的でないと思っていたのもある。

臨床医だと、移民に開けているのは、救急、総合内科、家庭医、小児科医といった、どちらかというとリスクが高かったり、専門的でなかったり、給料も低かったりする、米国人にはあまり人気のない科が多い。

研究職なら比較的収入の低いポジションならオープンだったりもするけれど、正直そんなに研究には興味ないな~ということもあるし、こちらもテンポラリーポジションではなく、長期でとなるとかなりハードルが上がる。

また、米国などの北米は少なくとも、保育園や学童が日本ほど充実しておらず、12歳以下ぐらいの子どもは家で一人にできないし、一人で行動させられないこともあって、共働きにはあまりやさしいとは言えない。

米国時代の現地の友人たちも案外専業主婦になってしまっている人もそれなりにいるし、かなり仕事を落としている人も多い。

かたや、今の日本はどうだろう。
実は共働きにはだいぶ優しい国なのかもしれない。
子どもでも高学年ぐらいになれば、一人で行動するのも比較的安全。
保育園代は東京都港区なんて二人目からゼロ円だし。
学童もかなり安くて良心的な金額だ。

それでも、社会的な、文化的な負担は逆にワーママにとって大きい。
病児保育?子どもが熱だしても出勤させる気? とか
子どもが熱発? ママが休んで当然だよね、パパが休むとかありえないよね、的な空気とか。

教育?家事?基本ママの役目だよね。とか。

そういった、暗黙の空気がワーママたちに重くのしかかっている。

そういったところは、少しずつでも変わっていくといいな~と思います。

北米以外に目を移すと、フィリピンとか、女性の進出が進んでいて、ベビーシッター文化が根付いてる国は女性が働きやすいとも聞く。

ちょうどフィリピンに移住した友人がいるので、またいろいろお話をお伺いしたいなと思う。

海外移住、もしするとしたら、今の時点の候補はカナダ、オーストラリア、マレーシア、フィリピン、シンガポールあたりを候補に考えている。

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