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シンガポールでSTAY@HOME 3月6日(日)通算699日目 フェーズ2強化版(2回目)の228日目

2020年4月のロックダウン以降、徐々に規制を緩めてきていたシンガポールですが、変異株デルタが入ってきた辺りから、感染者数に合わせて強化と緩和を使い分けているようです。現在はフェーズ2強化版に戻り、一時期は外食ができない状態でしたが、8月10日よりワクチン接種が完了した人に向けて、再開されました。

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3月6日(日)通算699日目 フェーズ2強化版(2回目)の228日目

 先日、シンガポールの伊勢丹の食品売り場で福砂屋のカステラを発見した。期間限定で販売しているらしく、隣りには東京ばななもある。以前食べて気に入った大福の喜久福はみつからなかったので、少し残念に思いながら売り場を後にしようと思ったが、久しぶりに見たカステラが妙に食べたくなり、結局買うことにした。

 当地では日本のカステラよりも卵白の含有が多い、ふわふわとした台湾カステラはよく見かける。しかし、日本のスポンジケーキ位のふんわり感と優しい甘さを持つカステラはない。正直、日本で暮らしていた頃にカステラを有難がって食べた覚えはあまりないが、2年以上帰国していないせいで、今まで何とも思わなかった物にも反応するようになっているようだ。家に帰って母と久々に食べると、ザリザリとした底のザラメとしっとりした生地の甘さが口に広がる。そうそう、こんな味だった。カステラの味わいを噛み締めながら、1本しか買わなかったことを少し後悔した。仕方がないから、じっくり楽しむことにしよう。

 多分、日本に一時帰国したい気持ちは高まってきている。ただ、帰ったからと言って何をするのか、と問われると答えに窮してしまうのも事実だ。新型コロナウイルスの流行中で好きに買い物をしたり、友人に会ったりできる訳でもない。単に食べ物だけなら、こうして少し高い値段を払って買えば事足りる。帰国の話は母とも時折しているものの、私自身なぜ帰国したいのかの答えは見つかっていない。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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