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シンガポールでSTAY@HOME 4月10日(土)通算369日目 フェーズ3の104日目

2020年の4月に開始されたロックダウンから、遂に最終段階であるフェーズ3に突入しました。家や街の中で感じたこと、その時のニュースに対する考えなどを書いていきます。短い文章ですが、引き続きお付き合いいただけますと幸いです。

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4月10日(土)通算369日目 フェーズ3の104日目

 昨晩、外出した時にアクセサリーショップに立ち寄った。セールをしており、銀製のピアスなどが安くなっていたため、普段使い用に買い足したのだ。商品をレジに持っていき会計をしていると、キャッシャーの調子が悪いのか、店員との間に妙な間ができた。あまり気にせずに黙っていたが、向こうは気が引けたのか「何人なの?」と尋ねられた。

 この手の質問は、シンガポールに住み始めた頃から変わらずされる。新型コロナが流行する前は、頻繁に尋ねられるものだから「何人でも別に変わらんやろ」と心の中で思うこともあった。ただ1年程前から、こういった質問をされる機会も減り、どこかで触れ合いを求めていたのかもしれない。素直に「日本人だよ」と答えておいた。すると「旅行?」と聞かれ、思わず「そんな訳ないじゃん!」と笑ってしまった。店員も、つられたのか笑っていた。

 新型コロナの流行以降に、家族が国を跨いで暮らしている場合などで、シンガポールにやって来た人も恐らく居る。しかし、ほとんどは元から住んでいる人であり、遊びに来た人はいないはずだ。店員は多分、きっと今までこの質問を頻繁にしており、思わず言ってしまったのだろう。

 観光業の現在を、あまり考えたことはなかった。ただ、咄嗟に口にする位には店員にとって観光客というのは、身近な存在だったようだ。国籍を尋ねられることに閉口する日々が戻ってきて欲しいというのも変な話だが、観光客の姿が見える日々が戻ってきてほしい。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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