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シンガポールでSTAY@HOME 1月21日(土)通算1020日目 イエロー(DORSCON)271日目

シンガポールで採用されている警戒レベルDORSCONが、新型コロナウイルスの流行以降、2年ぶりにオレンジ色から黄色へと4月26日に変化しました。また、ワクチンが完全接種であれば、入国に検査と隔離も免除となり、一層かつての生活に近づいてきていることを実感します。
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1月21日(土)通算1020日目 イエロー(DORSCON)271日目

 昨晩メールをチェックしていると、ボローニャ国際絵本コンクールから連絡が届いていた。そういえば秋頃に応募したな、と思いながら内容を確認すると落選だった。ウェブサイトにアクセスすると入選した人の名前が列挙されており、中には日本在住の人も居る。完全な負け惜しみではあるが、応募総数も多いし、仕方がないと思って気持ちを切り替えることにした。ただ、受賞した人の盛り上がり具合が気になって、Twitterに「ボローニャ」と入力して、日本語で検索してみた。

 驚いたことに、全然ヒットしない。2人程言及している人が居たが、落選と入選共に話題になっていないのだ。以前小説の新人賞に応募した際は、多くの人が自身の結果についてTwitterで書いていた覚えがあっただけに、この違いは驚きだった。それと同時に、自分が普段見ているタイムラインやアクティブユーザーがいかに偏っているのか実感する。

 新柄コロナウイルスに関してTwitterでは、信頼できると判断した医師を中心に情報を見ている。自分では総花的に見ているつもりだが、実際は同じような内容を見ているようだ。ボローニャ国際絵本コンクールのようにユーザー層が違うという意味ではない。わざわざ検索ボックスに入れて調べないと、私の閲覧履歴と同じような内容がタイムラインに流れてくるという話だ。この仕様は、見ようによっては非常に危険だと推測する。

 Twitterにはいつ搭載されたのか忘れたが、閲覧履歴等から算出されていると思われる、おすすめのツイートを紹介する機能がある。そのため、何も考えずにタイムラインを見ていると、同じような情報の繰り返しになる。どのような意見であっても、何度も見れば確固たる事実だと勘違いしそうに思えてならない。

 敢えて検索しない限り、新しい視点や考え方に出会えないのは居心地が良いだろうと思う一方で、凝り固まった1つ考えの蟻地獄に入ることになるとも言える。また、ボローニャの件でも述べたように、そもそものユーザー層に偏りもある。メディアリテラシーの重要性が叫ばれているが、自分にあるのか少し不安になった出来事だった。

 
去年(2022年1月21日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年1月21日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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