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シンガポールでSTAY@HOME 3月11日(金)通算704日目 フェーズ2強化版(2回目)の233日目

2020年4月のロックダウン以降、徐々に規制を緩めてきていたシンガポールですが、変異株デルタが入ってきた辺りから、感染者数に合わせて強化と緩和を使い分けているようです。現在はフェーズ2強化版に戻り、一時期は外食ができない状態でしたが、8月10日よりワクチン接種が完了した人に向けて、再開されました。

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3月11日(金)通算704日目 フェーズ2強化版(2回目)の233日目

 東日本大震災が発生した日になった。当時は東京で暮らしており、地震が起きた際に居た建物が結構古かったのでかなり揺れを感じた覚えがある。外に出てみると、信号機がバインバインと揺れている中、地震に気づいていない車が何台か通り過ぎていった。安否確認しようとする人が多くて、ネットの情報を取ることもままならず、何が起きたか実際に理解したのは夜なってからだったと思う。

 それから数年間は東京に居たが、小さな揺れ幾度となく感じた。次第に地面が揺れているのか、全然関係のない理由で建物に振動が走っているのか、区別がつかなくなり、嫌な意味で地震に慣れてしまったような気がしていた。生活の中で古い建物に日常的に出入りすることに対しても、最初は怖かったのに次第に平気になってしまった。幸い、次第に余震は収まると耳にしていたこともあり、今よりも未来は良いものになると信じて疑わなかった。

 新型コロナウイルスの流行だけでなく戦争もあり、あの時に楽観的に良いイメージを持っていた未来は、少し実際と異なっていると言わざるを得ないと思う。私は東北に行ったことがないどころか、今は日本で暮らしてもいないため、肌感覚として大勢の人がどう考えているのか分からない。しかし、東日本大震災のことだけを考えていられる状況でないことだけは外野に居ても想像はついている。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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