見出し画像

シンガポールでSTAY@HOME 7月15日(木)通算465日目 続フェーズ3強化版の32日目

昨年の4 月にシンガポールはロックダウンを開始して、それ以降徐々に規制を緩和してきました。一時期はワクチン接種も始まり、最終段階と言われていたフェーズ3になっていましたが、変異したデルタ株の流行により、以前よりは少し厳しくなっています。※最近までロックダウンの開始時期を「3月末」と書いていましたが、正しくは4月だったので修正しました。

―――――

7月15日(木)通算465日目 続フェーズ3強化版の32日目

 昨日のシンガポールの新規感染者は、56人だった。先週の土曜には久々の0人を記録したり、普段は10人台が多かったりする印象の当地の基準で考えると、あり得ない話だ。どうも、カラオケとキャバクラを足したような飲食店のKTVのいくつかでクラスターが発生したらしい。日本でも歌舞伎町等の営業形態がやり玉にあげられることがあるが、今回の話は恐らくそういった話とは少し異なる。最初の感染者はどこの店にも所属しない、フリーランスのホステスなのだ。加えて、店自体が雇用しているホステスは1人もいないらしい。そのためか、飲食店としての営業許可を得ていたようだ。客が女性と一緒に訪れて時間を過ごして帰っていく、といった流れだったのだろう。

 店としては、現行のルールである1グループ5人以内を守っていれば、特に何も口を挟まなかったのではないかと推測する。しかし、この女性はいくつものKTVに訪れていた。その結果、複数の場所でクラスターが発生することとなったのだ。因みにこのホステスは、短期滞在のビザで元々シンガポールに入国した外国人らしい。どうやって期間を伸ばしたのかは定かではないが、簡単に外国人がフリーランサーとして登録できるとは考えにくいため、こちらも追って報道があるのではないかと思う。ただ断っておくと、ビザと今回のクラスターの件は別の問題だ。

 日曜に出航したクルーズ船でも、陽性者が見つかったそうだ。個人的には去年の日本での出来事を想起することもあり、しばらく乗りたいとは思わないが、当地の人はあまり関心がなかったのかもしれない。今後の新規感染者数の推移にもよるものの、規制が強化される方向に舵が取られることとなっても、仕方がないと言えるだろう。

参考文献
CNA「42 new COVID-19 cases linked to KTV cluster; situation ‘troubling and disappointing’, says Ong Ye Kung」(2021年7月15日11時28分閲覧)
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/ktv-cluster-covid-19-41-new-covid-cases-ong-ye-kung-15218646

CNA「56 new locally transmitted COVID-19 cases in Singapore; 4 more KTV lounges investigated 」(2021年7月15日11時30分閲覧)
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/covid-19-cases-singapore-ktv-cluster-local-unlinked-jul-14-15217120

CNA「 KTV lounge involved in COVID-19 cluster closed for disinfection, does not know who infected hostesses are」(2021年7月15日11時32分閲覧)
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/ktv-karaoke-lounge-cluster-covid-vietnamese-hostess-15211724

―――――

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?