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シンガポールでSTAY@HOME  8月19日(木)通算500日目 フェーズ2強化版(2回目)の29日目

昨年4月のロックダウン以降、徐々に規制を緩めてきていたシンガポールですが、変異株デルタが入ってきた辺りから、感染者数に合わせて強化と緩和を使い分けているようです。現在はフェーズ2強化版に戻り、一時期は外食ができない状態でしたが、8月10日よりワクチン接種が完了した人に向けて、再開されました。

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8月19日(木)通算500日目 フェーズ2強化版(2回目)の29日目

 シンガポールでロックダウンが開始となった日から数えて、今日で遂に500日目となった。節目になる度に書いていることだとは思うが、記録を付け始めた当初は、ここまで長期になるとは思ってもみなかったというのが本心だ。終息の定義にはよるものの、かつての生活に戻るまで、まだ時間がかかるのだろう。

 先日、当地で2回のワクチン接種を完了していた90歳が亡くなった。高齢であることや、既往歴があったこと等の理由はあったと思う。ただ、個人的には、今も新型コロナウイルスに対して予断を許さない状況が続いていることを再確認する出来事でもあった。

 感染症の流行に伴い、医師や看護師等の言葉を目にする機会が格段に増えた。医療従事者のコメントを見ていると、かみ砕いた言葉で説明しつつもデータに対して非常にシビアな印象だ。余程自明でない限り、安易に「絶対」や「必ず」といった言葉を使うことはなく、データをいい加減に使うことはない。更に、根拠が提示できない曖昧な発言も慎んでいる。嘘の情報が出回らないためには当然だが、この姿勢は見習うべきだと常日頃から自分に言い聞かせている。

 また、情報を受け取る側としても、簡単に「分からない」と切り捨てるのではなく、理解しようとする努力が必要だ。情報の送り手と受け手どちらとしても常に正しくあることは、容易ではないことを日々痛感するばかりだ。

参考文献
The Straits Times「90-year-old man dies from Covid-19 complications, the first death of fully vaccinated person in S'pore」(2021年8月19日11時50分閲覧)

https://www.straitstimes.com/singapore/community/90-year-old-man-dies-from-covid-19-complications-the-first-death-of-fully

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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