見出し画像

シンガポールでSTAY@HOME 11月26日(木) 通算234日目 フェーズ2の161日目

ロックダウン中から書いていた日記を、引き続きフェーズ2になっても続行することに致しました。大半の時間を家で過ごすため、多くは家族のことになると思います。短い日記ですが、お付き合いいただけますと幸いです。

―――――

11月26日(木) 通算234日目 フェーズ2の161日目

 シンガポールではここ2週間、新型コロナの新規感染者は入国者だけに留まっている。この状況に便乗して、近場のホテルに滞在するステイケーションを11月25日からの1泊2日で実行することにした。行き先は色々考えたが、どうせなら宿泊したことのないホテルにしたかったため、植民地時代から続く老舗のラッフルズホテルにした。白い壁と明るいテラコッタの屋根が特徴的な建物で、多くの著名人も宿泊したことがあると言う。

 正直な所、公共交通機関を使っても1時間以内で到着する場所に泊まったとして、どこまで楽しめるか、未知数だった。ひょっとすると、あまり楽しめないかもしれない、とすら思っていた。しかし、その心配はすぐに消え失せた。まず、家からホテルへ向かうために、リムジンで迎えが来た。フカフカのゆったりしたシートに座り、運転手の「ここからの景色はおすすめなんで、写真撮った方がいいですよ」とのアドバイスに則って、スマホを構える。到着したら、そのままアフタヌーンティーを楽しむ……。どこまでも、非現実的だった。シンガポールに住み始めて何年も経過しているが、完全にただのおのぼりさんになっていた。どうやら、在住歴は遊びを楽しむのと無関係らしい。むしろ、住んでいるから観光地を知らない、と言う方が正解なのかもしれない。

 新型コロナの流行により、外出や行動の制限ができた。しかし、だからこそ見落としている身近な楽しみを発見する機会も転がっている気がする。

―――――

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?