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閃きも思いこみも大事なリソース

何かを決めなくてはならないとき、
どんな風にしていますか?

情報を集めたり、状況を客観視してみたり、
考えられる選択肢をリストアップしてみたり、
選択肢ごとにメリット・デメリットをあげてみたり、
いろんなことができると思います。

できそうなことはすべてしてみたのに、
やっぱりまだ迷いが断ちきれないとしたら、
最終的には
直感に頼ってみるのはどうでしょうか。

「直感で決める」と言うと、
「行き当たりばったり」や「計画なし」など
良くないイメージがあるかもしれません。

でも、今の時代を生きる私たちには、
そもそも「確かなもの」って
どれくらいあるのでしょうか?

周りを見渡してみれば、
「不確かなもの」の方が
圧倒的に多くありませんか?

VUCAの時代と言われるように、
世の中の「不確実性」は
加速度的にふくらんでいます。

そして、私たち自身の「不確実性」
つまり選択肢の多さや環境の多様性も
同じようにどんどんふくらんでいます。

言ってみれば私たちの世界は
不確かなことでいっぱいです。

「積極的不確実性」という理論があります。
キャリア発達と意思決定について研究した
ハリィ・ジェラットさんが提唱した概念です。

文字通り、
不確実性を積極的に受け入れちゃおうよ!
という考え方です。

ざっと言うと
大体こんな風なことを言っています。

将来なんて実体がないものだし
予測不可能だよ
想像の世界にあるものだから
創造力が大事だよ
合理性重視で戦略を立てても
あんまり意味がない時代だよね
だって、
世の中も自分も変わっていくから
曖昧さや矛盾を受け入れて
直感や主観を大事にしてみよう
合理的とか非合理的とか
今、大事なのはそこじゃないんだよね

超意訳:ハリィ・ジェラットの積極的不確実性理論

驚くべきことに、これって30年前に
言われていることなのです。

この30年の間に、世の中も個人も
ますます先の見えない時代になっています。

ジェラットさんの言うように
もはや「確実」な将来の計画なんて
存在しえないと思いませんか?

合理的かどうかを基準にして
客観的に冷静に判断するのが
本当に正しいとは限りません。

今この瞬間の合理性は
明日の非合理性かもしれないのです。

自分の中にある主観や直感の方が
ずっと確実な気がしてきませんか?

明日はきっといい香り
明日香



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