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上半期に読んだ本から毎月のベスト1を振り返る

2023年の上半期も終わりましたね。

自作手帳に読んだ本を毎月残していました。
せっかくなので、今回はそちらの中から毎月のベスト1を残していこうと思います。

上半期で読んだ本は全部で88冊。
こちらは図書館で借りた本がメインです。

Kindle Unlimitedにも入っているんですが、そちらは雑誌やTL小説を読むので、手帳にはあまり残していません。

月毎の冊数と1番面白かった本について書いていきます。

1月: 青山美智子『赤と青のエスキース』

1月は14冊の本を読んでいました。
その中で1番面白かったのが、青山美智子さんの『赤と青のエスキース』。

去年青山美智子さんにハマり、その流れで読んでみました。

青山さんらしい繋がりのある短編連作集になります。
一枚の絵画の下絵を色々な糸が絡まりながら、物語が連なっていく。
あぁ、そういうことだったのか。

青山さんらしく読了感のいい作品でした。
やっぱりこの方の小説好きです。

2月: 高橋久美子『暮らしっく』

2月は24冊の本を読みました。
その中でも好きだったのが、高橋久美子さんの『暮らしっく』です。

ESSE Web版で連載中のエッセイをまとめた暮らし系の本になります。

今も連載されていて毎回楽しく読んでいます。

おしゃれすぎない、地に足がついて読んでいて気持ちのいい文章。
季節の手仕事を楽しまれていて、取り入れてみたい暮らしのヒントがたくさんあります。

2冊目も出ないかなあと楽しみにしている作品です。

3月: 標野凪『占い日本茶カフェ迷い猫』、上橋菜穂子『香君』

3月は11冊の本を読みました。
どちらも好きで選べないなと2冊になっちゃいました。

標野凪さんの『占い日本茶カフェ迷い猫』。

こちらは猫、占い、日本茶、カフェとわたしの好きが詰まった小説。
こんなカフェに行ってみたいな♪
日本茶ってこんな飲み方があるのね!

そんなふうにワクワクと本を読むことが出来ました。

標野さんはわたしが好きな小説家さんで、色々と読んでいますが、この本が1番好きでした。


上橋菜穂子さんの『香君』は上下巻で両方ともかなりの厚みもあり、借りて読むまでも時間がかかりました。

でも読み始めたら止まらない!
一気に小説の世界に引き込まれ、ページをめくる手が止められない。

ああ、ファンタジーってやっぱり好きだしワクワクする。
学生時代に夢中になって読んだ本たちを思い出しました。

上半期のベスト1を選ぶなら、わたしは『香君』になります。

上橋さんの本、他にも読みたくなっていたのに、厚みにビビってつい後回しにしちゃっているんですが、こうやって書いているとまたチャレンジしてみたくなっています。

4月: riyusa『ずるいおやつ』

4月は14冊の本を読みました。
riyusaさんの『ずるいおやつ』はお菓子の本になります。

材料が本当に少なくて、準備が手軽。
子供でも作れるようなシンプルな工程。

甘みが足りなかったり、なんかもう一つ足りない気がするってレシピもあるんですが、その分次はこうしてみようって思える本です。

すぐ作れるからチーズケーキは何度も焼いたし、子供達もチョコを使ったレシピが多いのでお気に入りで、子どもたちでも作れるレシピというのがありがたい。

工程がシンプル、材料が少ないってこんなにやる気を出させてくれるものなんだなあというのは新しい発見でした。

5月:安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』

5月は8冊の本を読みました。
ワンオペ続きのGWで疲れて本を読む気力がなかった月です。

その中で1番面白かったのが、安壇美緒さんの『ラブカは静かに弓を持つ』。

本屋大賞にノミネートされていて気になって読みました。

現代でスパイと音楽を絡めた小説?!
どんなのかなと気になって読み始めると、どうなるんだろうとドキドキしながら読み進めていきました。

これ、映画で見たいなあ。
音楽がわからないので、わたしの頭の中では描ききれないなあと思いながらも読みました。

6月:引田かおり・引田ターセン『しあわせのつくり方』

6月は17冊の本が読めました。
図書館で予約していた本が一気に届く日々で、期限に追われながら読みまくっていました。

予約する本を減らして様子見ながらにしないと追われるばかりで、心がついて行かないなという反省の月でした。

そんな中で心に響いたのが、引田かおり・引田ターセンさんの『しあわせのつくり方』です。

それまで雑誌などでは拝見していたけど、本は読んだことがなかったです。
最初に読むのがこの本でよかったなあと思いました。

それまでは、裕福でおしゃれで素敵なご夫婦だなあと憧れとやっかみもありつつ見ていたけれど、そんな2人にも大変な時代はあっての今なんだなあというのが分かったから。

そしてお二人の考え方がとても素敵で、読書メモを残したいのに、期限が迫ってそんな時間もない。
あっ、わたしが求めているのはたくさん本を読むことではない。

読みたい本は溢れているけれど、必要なタイミングで必要な時に出会うのだから、それを受け止める余裕を持っていたい。

そんな気づきも与えてくれた本との出会いでした。

最後に

上半期は毎月波はありつつも、88冊の本を読んでいました。
Kindle Unlimitedで読んだ本も合わせると100冊は超えると思うのですが。

図書の本がほとんどなので、予約して読んでいるんですが、その届くのに波があって。

一気に予約本が届く時もあれば、なかなか回ってこないことも。

ある程度予約数も確認して、一気に届かないようにしていこうと思うようになりました。

読みたくて買った本が積読になったままで、期限がある図書の本は読んでいる状況にもなっています。

もう少し図書館で借りる本をセーブして、積読を読んでいきたい。
毎回そう思うのに、図書館に行って魅力的な本と出会うとつい借りてしまう意思の弱いわたしです。

毎月どんどん新刊も出てくるし、読みたい本は尽きません。

下半期も自分なりのペースで読書を楽しんでいきたいと思います。


スタエフでは、しゃべる日記として日々の出来事を残しています。

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