春が来たら
新年度になって…
「もう春になるのか」と感じる日が多くなってきました。暖かい気温を感じたり、草木を眺めていると、もうすでに街は立派な春でした。桜や梅などの花が咲くと同時に、たくさんの門出や新たな幕開けが訪れます。
しばしの別れであったり、新しいスタートへの不安などもある時期ですので、切なさが各所で見られます。学年が一つ上がったり、義務教育を終えたり、社会人になったり。日本ではこの四月一日を境に、色々なモノやヒトの呼び名が変わります。
四月朔日(わたぬき・わたぬぎ・つぼみ)
そんな寒さも和らぐ四月一日、昔の人々は冬の寒さ対策のために着物へ詰めていた綿を、この時期に摂り抜くそうです。(現代で言うところの『衣替え』でしょうか。)なので四月一日のことを『わたぬき』と読みました。
今まで自分を温めていてくれた様々な思い出だったり、居場所だったり、周りからの励みや眼差しであった『綿』をとり、次の綿を少しずつ身に纏う——。
衣服や外見というものは『内側』を知れない自分以外の存在に、自分を伝えられる一つの手段です。そんな衣自体は変えずに、夢や理想などを詰めて、確かに自分を全うして生きていたいですね。
寂しく名残惜しい気持ちもとてもわかります。私も高校を卒業して早2年。戻れないものかと過去を羨み、懐かしむ気持ちはずっと心にありますが、過去に戻れるわけがありません。そう思うほど時間は過ぎていきます。
生きてきた分、過去があります。その過去には乗り越えてきた悩みだったり、辛さだったり、痛みがあるはずです。それを潜り抜けてきて、人は今を生きています。一本道だと思っていても迷いに迷い、様々な今を迎え続けます。
そんな険しくも難しい道で、凍えないように沢山の暖かさを蓄えてください。また訪れる春が素晴らしいものでありますように!
春が来たら
2年ほど、日本で春を過ごしていないので満開の桜景色や春のあれこれが恋しいです。桜餅とか、たけのこ、とか!!
季節に合わせて料理や見栄えを変えていく日本の料理が大好きなので、少し物寂しい気持ちがあります。先日、知人に言われたのが「君は生粋のジャパンだ!」とのこと。ふと思い返すと2年住んで馴染みも出てきたアメリカはそっちのけで、最近は五月の帰国を今か今かと待つ日々でした。
春が来たら、夏が来たら…。今年度もどんな四季が来るのか、楽しみですね。春はもう来ていて、夏が顔を覗かせています!
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