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思い出のワイン🍷

ワイン好きなら必ず飲みたい、『自分の生まれ年のワイン』!!


実は私の生まれ年は、

ワイン的には【良い年】とは言えないんです。。
ワイン好きの方とお話するとだいたい、
「何年生まれ〜?」
なんて聞かれて、
『◯◯年です』
って答えると、だいたい、
「あ〜。。」
という残念そうな反応。
全然盛り上がらない。盛り上がったためしがない。

ちなみに私、長野県生まれなのですが、『長野県出身です』というと、だいたい、「◯◯さんも長野県出身なんだよ〜」と急に知らない人と引き合わされて、『(長野の)どこですか?』って話が始まるんですが、だいたい自分とは遠い地域で、、お互いに、『へぇ〜…』…以上。会話が終了。
長野県ってとっても広いので、北の人は南のことはよくわからないし、西の人は東のことはわからないし、で、だいたい会話が続かないんです。
私の生まれ年のワインのお話はそれと同じ位盛り上がりません。。

しかし、あと数ヶ月遅く生まれていたらなんと!
≪グレートヴィンテージ’≫
と言われる年になるので、本気でお誕生日詐称を検討したことがあります。

美味しいワインを飲むために、女は平気で嘘をつく。笑

グレートヴィンテージを飲むために、年齢詐称する女性もいるくらいなのだとか。
しかし残念ながら私の場合はプロフィールを公開してますので、すぐバレてしまうので、お誕生日詐称作戦は未遂で終わりました。。


※【ワインの良い年】ってどんな年?

【良い年】って何を以ってそう評価されているのか、と言いますと、一般的には、天候が良かった年のことを言います。
美味しいワイン🍷は美味しいブドウ🍇から造られますから、ブドウが健康な状態でしっかり熟せるようなお天気だった年にワインも美味しくなる、という考え方なわけです☀️

そういった点で、私の生まれ年はワインとしてはなかなか難しかった年だと言われています。
もちろん天候は国や地域によって異なるので、世界中全ての国で天候が悪かった、ということにはならないのですが、それでも私の生まれ年は残念ながら世界的に難しい。
フランスはほぼ無理。アメリカなら可能性があるかな…?イタリアは…??
そもそも、各国各地域のヴィンテージチャートに載ってすらいない( ̄◇ ̄;)
そんな残念な年なので、レストランに行っても、自分の生まれ年のワインに出会うことがめったにない。ワインリストに載せても、私と同じ生まれ年の人くらいしか頼みませんからね。
だからもしも自分の生まれ年のワインに出逢うことが出来たら奇跡✨✨
しかもあまり良くない年のワインなのでお値段も良い年に比べるとお安い。
というわけで見つけたら飲むようにしているんです😊

このワインは、私がイタリアで出会った奇跡のワイン✨✨
イタリアヴェローナにあるとっても有名なAntica Bottega del Vinoというレストラン。
ヴェローナ言えば、ロミオとジュリエットの舞台となった街ですね。
ヴェローナに行ったら、ここのレストランに行ってアマローネのリゾットを食べるのがおすすめ、と言われている、とっても有名なレストラン

ワインの数も半端なく多いです。ヴェローナに行く度にここのレストランの予約を取るのですが、なかなか予約が取り難い!超人気レストランです。
当時も何度も電話をしてやっとのことでなんとか遅めの時間に予約が取れて、ついに行くことができました。
滞在中に何度も電話をしても予約が取れなくて、お店の場所だけでも見ようとウロウロしていたことがあるくらい待ち侘びていたその日。
超有名人気店がどんなお店なのかなぁとワクワクして行った事を覚えています。
イケメンのイタリア人ソムリエさんがダンディに迎えてくれ、本場イタリアのプロの接客にさらに期待膨らみ…着席。
『ワインリストお願いします』と🙋‍♀️


どーーーん!!


広辞苑よりも大きなワインリストがやってきました。
見ているだけで楽しいこのワインリスト💓何時間も見ていられる。。
しかし、早くオーダーしなければ…良い子(私)は寝る時間になってしまう😴
まさかまさか、あまり良くないとされている自分の生まれ年のワインは絶対ないとは思うけど、せっかくイタリアに来たのだから、とダメ元で、
『19◯◯年のワイン何かありますか?』
と。
ダンディさん、ほぼ即答で、
「ん〜〜難しい年だねぇ」
「ただ、スーパータスカン系ならあったかも」
と、ペラペラペラ〜っとその辞書のようなリストをめくり、、
発見!!
しかもサッシカイア!!🙌🙌
サッシカイアといえば、イタリアワインの歴史を変えたワインのひとつ!!
もうこれは飲むしかない!清水の舞台から飛び降りるしかない!💸とオーダー!!
(ブショネじゃありませんように…)
(コルクが綺麗に取れますように…)

祈りに祈ってまじまじとダンディさんの手元を凝視…
そんなプレッシャーの中、ダンディさんはスイスイ〜っと抜栓。
いよいよ緊張の第一口め…


激うま〜!!美味しすぎる!!泣ける!!!!

ワインの状態も素晴らしく
本場イタリア、ヴェローナの雰囲気とお店の雰囲気と、ダンディさんの醸し出すムーディーさも相まって、すっかりと酔いしれた夜でした❤️

一生忘れない、思い出の夜です♡

そんな私の生まれ年は1984年
あまり良くないヴィンテージとは言われつつも、やはり偉大なワインの造り手は、偉大なワインを造る!!もう一生、このワインに出逢えることはないだろうけれど、いつかまた出逢えたら…奇跡✨✨

自分の生まれ年のワインが美味しいと自分まで褒められた気分になりますよね★

みなさんの生まれ年は何年ですか?どんな年だったのでしょうか。
ご自分の生まれ年のワインとの素敵な出逢いがあるといいですね😊🍷


サッシカイアをご存じでない方はこちら↓

日本ではエノテカさんで販売しています。


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