アサーション・トレーニング さわやかな〈自己表現〉のために【書評】アサーションの本②
著者:平木典子 出版:金子書房
本の概要
アサーションとは「自他尊重の自己表現」のことです。相手も自分も傷つけないよう上手に自己表現ができるようにる本です。
この本をオススメしたい人
思っていることがうまく言えない、または強く言いすぎてしまう人。
アサーションとアサーションでないものの図
以前の記事でも使用しましたこの図が、アサーションということの基本です。このへんのことも、この本にも書いてあります。
本の感想
大切なのは、自分のさまざまな感情をどう表現するか、必要以上に相手に脅威や不快感を与えないで伝えられるか、どのようにして相手の感情もきちんと受けとるか。
どう伝えたらいいか悩むことって、ありますね。喧嘩になるのも、怒られるのもやだし、言うのやめようってなる人もおおいのではないでしょうか。
「わたしは、あなたにそんな風に言われて、こんな気持ちになりました。」というように、I 'mメッセージで伝える練習をするといいかもしれません。
私は誰かに不快に感じることを言われたたときに使います。「そんな風に言われたら悲しい。」と言うようにしています。そのセリフを言うだけで、自分の気持ちを切り替えられるのです。そのセリフのあとからは、通常運転できます。
怒りは、程度がマイルドなときに表現すればそれほど押さえようとする必要もない。
このように書かれていましたが、爆発させないようにするのは大切だと思います。
そして、以下のようなことを知っていると、ちょっと気持ちがマイルドになるかもしれません。
自分が怒りを感じていることに気づき、
認めること
そしてそれは、他ならぬ自分が起こしていること
したがって、
非難すべき人は誰もいないことを確認する。
怒りは、他者の言動がきっかけで起こっているかもしれないけど、自分が気に入らなかったり、不満に思ったりする気持ち。
ちょっと怒ってるな私という段階で、少し吐き出せると怒りメーターためずにいれると思います。ワーワー言うのではなく、もっと機械的に「今こう感じているんだ」と思うと落ち着きを取り戻せる気がします。
おわりに
アサーションという概念にハマっているので、アサーションと、アサーションに欠かせない傾聴の本を読みあさって半年になります。まだ書評書けてないものばかりですが、書いていこうと思います。
以前書評を書いた、図解自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術もよかったら読んでみてください。こちらは、図解なのでもっと読みやすいと思います。
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