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ひと色展@横浜、初日のこと。

9月27日(水)。

これまで、何度も何度も意識してきた日付。
あと1年、あと1ヶ月、1週間、あさって、あした…

そして、ようやく「今日」になった日。
1番ドキドキソワソワする日。

朝、横浜展のリーダー(だと私は勝手に思っている✨)さちさんが、ホテルまで迎えにきてくれました。
ここまで一緒に頑張ってきたさちさんのお顔を見たら、なんだかホッとして、気持ちが落ち着いてきました。

前日の夜までかかって整えた会場。
作品たち、お花たち、ふてきくんたち、会場を飾るものたちが、しんとしながら待っていてくれました。

今からやぞ!

ひと色展@横浜の合言葉を胸に、
いざ、開場です。

ギャラリー入口の階段。
夜間閉まっている扉を、
ガラガラガラ…と開けていきます。


初日、朝から会場にいたのは、
さちさん、うわの空さん、三間あめさん、私。

あめさんは毎日、とても丁寧にお花サポートのガーベラたちのお世話をしてくれます。
小まめに行き届いた気配りが、ひと色展そのものにも、栄養や潤いや太陽を与えてくれているように感じていました。

うわの空さんは、この日来る道で大変なアクシデントに見舞われましたが、そのおかげで天気が良かったり、お客さんにラッキーな出会いがあったり、ひと色展全体に「運」をもたらしてくださった気がします。

10時を少し過ぎたころ…
最初のお客様がいらっしゃいました。
とても嬉しく、張り切って挨拶しに向かったのですが、急に緊張して言葉がうまく選べません。

お花サポートを眺めてらっしゃる横で、しどろもどろな説明をして焦っていると、その方は優しく微笑みながら「きれいですね。」と私の言いたいことを受けとめてくださいました。

ふわっと緊張がほどけました。
なんだかほっとして、この後はずっと大丈夫かもしれない、と思えました。

いろの子の並ぶ回廊でもお話させていただきました。
原画が好きです、と感想を丁寧に伝えていただいて…胸の内から嬉しさが湧いてきました。
好きな色のエピソードなどをお聞きするうちに…愛らしいコラボ作品を寄せてくださったあの方じゃないかな、と思いました。
あとから、やっぱりリコットさんだったことを教えていただき、更に、ご感想を素敵な記事にしていただけて、とても嬉しくなりました!

初めての観覧者さんを見送って受付に戻ったとき、うわの空さんがにこにこしてくれていて。福岡でもそうだったように、今日から5日間、こうしてみなさんで気持ちを共有していけるんだ、と嬉しくなりました。

リコットさんのおかげで接客への不安も解けたところに、お客様がいらっしゃいます。

明るく元気にお話くださった方、キラキラした目で感想を伝えてくださった方、大好きなピンク色のシールを嬉しそうに持ち帰られた方、「今の気分にぴったりな展示」と教えてくれた方、「あたたかい展示会ね」と言ってくださった方、ソファに座って観覧されている方、素敵なご婦人、紳士の方…。
老若男女、いろんな方が訪れてくださいました。
そして、みなさんゆっくり鑑賞してくださっていることが、とっても嬉しかったです。


ふと見ると、受付でみなさんがニコニコしています。
漫画のほのぼのシーンで、お花がほわ~っと飛んでいるような感じ。
その理由はすぐにわかりました。
はそやmさんの、可愛いダフやんちゃんがいたからです!

それも、うわの空さんのいろの子まねっこポーチを背負って!
可愛い×可愛いで、ものすごく可愛い。

はそやmさんとダフやんちゃんが回廊を周り、写真を撮ったりリポートする様子を背後から眺めて、なんとも幸せな気持ちになりました。
みなさんでつくった会場を、細部まで思いっきり楽しんでもらっている!
これまで準備してきた日々が報われるようでした。

作品を丁寧に鑑賞してくださったり、ソファーでくつろいでくれたり、感想コメントを書いてくれたり、おしゃべりが楽しそうだったり、ふてきくんをかぶってくれたり…!
ずっと居心地良さそうにしてくれて、とっても嬉しかったです。

回廊内を歩いていると、うわの空さんとさちさんから、うきうきした感じで声をかけられました。
深い緑色の、搬入用の重厚な扉へ案内されます。
「アサミさん、ここに鍵穴があるんです、可愛くない?」
「外の景色が見えるんですよ~♪」

そんな楽しそうなお2人が可愛いのですが(*´꒳`*)…と思って鍵穴を覗くと。

爽やかな緑が映りこんだ、澄んだ瞳がこちらを見ていました。
この人の目を知っています。
拝啓 あんこぼーろさんです。

あんこさんはアーティスティックな格好で、たくさんのみずみずしい梨"だけ"を鞄に入れて(たくさんの梨を出したら本当に鞄は空っぽ)、ひと色展を訪れてくださいました。

色々とビックリさせてくれるあんこさんによる、いろの子の骨格の話が面白くて。
私は感覚で描いていたところ。
金沢展にお越しいただいた時、「この子たちは描いているというより、このへんにいるのを写真に撮った感じだよね」というような言葉が印象的だったのですが、それを再確認するような発見でした。

いろの子の足元を意識して、同じように立ってみる。
すると、いろの子を表した言葉と同じ感覚になる。不思議です。
さちさんも、すごく興味津々に、惹き込まれるように聴いていました。

上記の「ひと色展旅行記」を拝読して、その感性に改めて驚きました。
おススメの梨も、食感も味も素晴らしかったです。

大倉山記念館のギャラリーは、ぐるっと一周できる回廊になっています。
受付があるギャラリーロビーから回廊へ進み、一周するとロビーに戻ってきます。

受付にいると、回廊から戻ってこられたくーや。さんの目に、涙が…。
ゼロさんとの絵本に感動して…と話される様子に私も感動して、このままお帰りいただくのが名残惜しく、予定があるとお聞きしたのに、つい引き留めてしまいました。

そして、一緒にいろの子を見たいと思い、お時間の許す範囲で、2周目をご一緒させていただきました。

くーや。さんの涙に、美しさを感じていました。
きっとこれまで育まれてきた豊かな感受性、頑張ってこられたこと、感じてきたことなどが、すでにコップ一杯まであって、そこに私たちの作品がひとしずく出会えた…。そうして涙がこぼれたのではないかなあと思いました。
くーや。さんのあたたかい作品たちも、そうしていろんな方のコップにぽとん、と雫をおとされている気もするのです。
回廊を巡りながら、まっすぐなお言葉をいただいて、また嬉しくなったのでした。

ギャラリーロビーにあるソファーとテーブルでは、いろの子に寄せていただいた音楽たちが、スピーカーから流れています。

みなとせ はるさんと、このソファーに自然に座って、音楽を聴きながら、ゆっくりお話をさせていただきました。
みなとせさんが絵について質問してくださって、私も答えながら自分の思いを見つけていくような、時間を感じない不思議な空間、幸せなひとときでした。

ギャラリーでも、まるで「こんにちは!」と人と出会っていくように鑑賞されていて、作品たちも嬉しかっただろうなあ、と思います。

みなとせさんがギャラリーを後にしてしばらくしたころ、あめさんが、「第10集会室でさちさんとみなとせさんが『おおぞらをとぶ』を演奏されていますよ!」とキラキラした眼で教えに来てくださったので、早足で聴きにいきました。

グランドピアノでお2人が重ねる音楽!
愛らしいしぐさでにこにこと、素敵な色をまといながらお話されていたみなとせさんから生まれる音もまた、嬉しそうに飛び跳ねているようでした。

ひと色展は、本当にありがたいことに、たくさんの方のお力や応援のおかげで、開催することができました。

十六夜🌖さんには開催前からたくさん応援していただいていて、やさしいお言葉も、記事での告知も、あたたかなサポートも、そして素敵なコラボ作品たちにも、とても励まされてきていました。

お越しいただけるとお聞きしてから、お会いできること、原画のいろの子たちに会っていただけることが、ずっと楽しみでした。

回廊を歩いていると、いろの子をまっすぐ見つめてらっしゃる方のお姿に目が惹きつけられました。
そのまま絵になりそうな、素敵な雰囲気。
お声掛けさせていただくと、十六夜さんでした。

十六夜さんから感想のお言葉を直接いただいて、言葉に宿る温かみを感じました。普段から言葉を大切にされていることを肌で感じ、とても心地よかったです。
その後もゆったりとご観覧いただき、回廊内のソファーに座って眺めていらっしゃる様子も無性に嬉しくて、心のなかでバンザイをしていました。

さるくシリーズのお店巡りも楽しまれたようで、こんなにたっぷりとひと色展をお楽しみいただけて…感無量でした。

撮影されたお写真が消えてしまうアクシデントに見舞われながらも、とても素敵なご紹介記事を書いてくださいました。
アクシデントを表現する言葉のニュアンスもまた、素敵なのでした。

たくさんの方とお会いできたひと色展初日、
17時になり、片付けをして、電気を消し、ギャラリーには鍵をかけました。

このあと、特別な『プライベートライブ』が第10集会室で行われます。
その様子はまた次回の記事で…!

お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!

4か所ある感想コーナーすべてに描かれた、
はそやmさんの「ねずみ様と化け物ちゃん」(上)と
あんこさんのラクダ(下)。
子どもたちも喜んで見ていました!
これは1か所目の写真。
気になる2か所目は、次回の記事で♪
お花サポートにご参加くださりました皆様、
本当にありがとうございました。
お花たちは、ギャラリーに入ってすぐの正面で、
あたたかく観覧者さんを出迎えてくれていました。
同じロビーの受付にいる私たちの癒しでもあり、
気づけばふと目をやっていました。
心から感謝いたします。


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