マガジンのカバー画像

造形する脚本家

22
脚本家ですが、造形もしているため、具体的に作ったものを紹介していきます。表紙はJOJOの石仮面です。
運営しているクリエイター

2019年1月の記事一覧

怖いマスクの作り方

怖いマスクの作り方



特殊メイクは、大変手間がかかる。映画の撮影現場などでも、画面に大きく映るゾンビ役者はしっかりメイクを施されるが、その他大勢となると意外とシンプルなマスクをかぶって撮影に挑んだりする。自分も他の人が撮ったゾンビ映画にエキストラゾンビとして参加したことがあるのでよくわかる(一緒に行った友人は「君、いい顔してるねえ」と呼び出され、マスクではなく顔を赤茶黒で塗られただけで映画に登場した。特殊メイク要ら

もっとみる
殺人者の彫像について

殺人者の彫像について



かつて作った造形物には、すべて思い入れがある。この白黒の胸像は「世界の殺人者シリーズ」としてワンダーフェスティバルというイベントや、映画秘宝の別冊で通販したり、友達に手売りした。一枚目の右側に居るのは都井睦雄、津山事件の犯人だ。彼が一晩のうちに集落の住民を殺害し自決したのが1917年。残された一枚の写真と、さまざまなルポタージュを元に彼の横顔を彫り出した。

完成した作品には、最初の犠牲者

もっとみる
年末に小道具などを作った話。

年末に小道具などを作った話。

*20190104写真追加 

2017年に父が周りから勧められて69歳でコスプレデビューして、なんと2018年の冬は自分からやりたいと言い出した。ゴールデンカムイの土方歳三を見せて「そっくりですよ、やった方がいいですよ」と煽ったのは息子のおれなのだが。

 結果として、多数の方々の協力を得て、12月31日にはコミケ95の会場でお披露目と相成った。

こんな動画まで撮ってもらえた(出番は一瞬だが

もっとみる