浅草橋

終活。

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「車道側」について

 こんにちは。 「車道側」 ・35thシングル「チャンスは平等」のアンダー曲 ・センターは筒井あやめ ・作曲は古城康行さん  初めましての作曲家さんでした。最初に聴いた印象としてはアンダー曲らしくないという感じでしたが、フロント3人まるごと選抜から移動してきたわけで、アンダーらしくないのも当然ではあります。このフロントメンバーでドロドロ恋愛ソングとかやってもなと思いますし。意外なところからメンバーの新たな魅力が発見されることも当然ありますが、基本はやはりコンセプトがあって

    • 好きに生きろ

       清宮レイさんの卒業に際して発せられた言葉から、何となく考えることが多かったのでメモ。 ・応援したかった  彼女のスタンスが端的に表されるいい言葉だなと思う一方で、応援されたいより応援したいという人はアイドルに向いているのか、向いていないのか。そもそもアイドルとは何だろうかと考えたりした。特に答えは出ないけど。自分はアイドルの方と直接のコミュニケーションをとることがないので、応援されるという感覚はあまりないかも。確かに元気はもらっているけど、応援されているというよりはこち

      • 「届かなくたって…」について

        こんばんは。 「届かなくたって…」 ・29thシングル「Actually...」のアンダー曲 ・センターは佐藤楓 ・作曲は外山大輔さん  久しぶりにMVを観てみましたが、弓木奈於さんが選抜常連になる前だったり、山崎怜奈さんがまだ残っているとか、ちょっとした時代の分かれ目を感じる曲でした。唐突に入ってくるラップが気になりすぎるのであまりよく聴く方の楽曲ではありませんが、一番気に入っているのは、ハモりの声がよく聴こえる点です。Bメロ~サビにかけてほぼほぼ全編にハモりが入ってい

        • 「逃げ水」について

          こんばんは。 「逃げ水」 ・18thシングル表題曲 ・センターは大園桃子と与田祐希 ・作曲は谷村庸平さん  今この文章を書いている2024年7月から考えると折り返し地点の18枚目。そして現役メンバーが参加した中で最も古い楽曲ということになります。たぶん。 ・タイトルの話  恥ずかしながらこの楽曲で初めて「逃げ水」という言葉を知りました。一般的にはどうなんでしょうか。「ミラージュ」よりは「逃げ水」の方が関心を惹くような気がするので、こちらをタイトルにしたのは正解だったと

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        • 乃木坂46の楽曲について
          56本
        • 雑記
          19本

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          「白米様」について

          こんばんは。 「白米様」 ・15thシングル「裸足でSummer」のカップリング曲 ・メンバーはさゆりんご軍団の4名  軍団員が全員卒業してからも、ユニット企画などで披露されることがある楽曲ですが、諸事情により2番は歌うことができません。そもそもフルサイズで披露されることの方が極めて珍しいので2番がカットされるのは普通のことではあるのですが、この曲に関しては許されない理由があります。  乃木坂46の楽曲で、食べ物が出てくるものはいろいろあります。いか焼きに始まり、かき氷

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          「日常」について

          こんばんは。 「日常」 ・22ndシングル「帰り道は遠回りしたくなる」のアンダー曲 ・センターは北野日奈子 ・作曲はAkira Sunsetさん、野口大志さん  「日常」が北野日奈子の代名詞となり、アンダーの代名詞のような存在になり、ライブの盛り上げどころとしての定位置を確保して久しいです。ざっと調べた感じでも、もう10人以上がこの曲のセンターを経験しているみたいですね。 ■青い炎  「日常」のサイリウムは青で、という話があります。  北野日奈子さんの言葉を一部引用し

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          この声、君に届けたい

           こんばんは。  相変わらずの懐古主義なので6年前の話をしてしまいます。  乃木恋TVCM「この声届けたい篇」について  CMに出演しているのは北野日奈子さんと星野みなみさんと相楽伊織さんです。  言いたいのは、このCMで使われているBGMが好きすぎるということだけです。たった30秒。切なくて、どこか懐かしさを感じる、まさに夏の田舎道という情景が浮かんでくるようなメロディです。ピアノの音がメインで、伴奏はワルツ調?で、聴いていると穏やかな気持になれるので睡眠用BGMとして

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          「「じゃあね」が切ない」について

           曲のタイトルを普通のカギカッコにしてしまった弊害がこういうところに表れますが、仕方ないです。特にこだわりはありません。 「「じゃあね」が切ない」 ・35thシングル「チャンスは平等」のカップリング曲 ・メンバーは5期生、センターは五百城茉央 ・作曲はYuya Fujinakaさん  初めましての作曲家さんでした。初めまして。 ■曲調の話  なかなかドラマティックというか、期別曲でやるには珍しいタイプの楽曲だと思います。期別曲って盛り上がる曲か、かわいい曲か、エモい曲に

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          「無口なライオン」について

          こんばんは。 「無口なライオン」 ・9thシングル「夏のFree&Easy」のカップリング曲 ・メンバーは生駒、井上、斉藤、桜井、西野、星野、堀、若月の8名 ・センターは西野七瀬  一応、選抜メンバーの年少組みたいなユニットだと思いますが、MVの印象もあって西野・若月二人のイメージが特に強いですね。MVの内容は、津田寛治、引っ越し、思い出づくり、秘密基地、家出、キス、といった感じです。おなじみの湯浅弘章監督。改めて見てみると、いろんな解釈があるとは思いますが、全く歌詞の内

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          日頃の行い

           こんばんは。  『乃木坂工事中』#461「山下といっしょ」で賀喜遥香さんが日村さんの第一印象を「豚」と書いたシーンをもう100回くらい見ている。何回見ても新鮮に笑える。笑えるし、かわいい。  本当に過酷なヒット祈願とか、かわいそうな罰ゲームとか見るの大嫌いなので、こういう楽しい放送を毎回してほしいと切に願います。  その一方、コンプライアンスに縛られ、ルッキズムがどうのこうのとうるさい時代なので、人のことを「豚」呼ばわりするのはアリなのか?という不安が少しだけ頭をよぎ

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          「まだ若い君へ」について

           こんばんは。  乃木坂46の5期生が出演している『新・乃木坂スター誕生』『超・乃木坂スター誕生』はこれまでほとんど見たことがなかったんですけれども、今回別件でhuluに加入したこともあって、全部ではないですが見てみました。そうしたら、「まだ若い君へ」というオリジナルソングに自分でも驚くほど感動してしまったので今感想を書いています。 「まだ若い君へ」 ・オズワルド畠中さん作詞作曲 ・『新・乃木坂スター誕生!』の第32回(日テレだと2022年11月29日)で披露 ・五百城茉

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          「チャンスは平等」について

           こんばんは。 「チャンスは平等」 ・35thシングル表題曲 ・センターは山下美月 ・作曲は中村泰輔さん  中村泰輔さん表題きたーと思ったら、ちょっと肩透かしでした。  レトロ感というか、少し前の時代感が漂う曲はもう食傷気味です。「やさしいだけなら」や「涙の滑り台」、「スタイリッシュ」などなどもう少し抑えてほしいと思います。さらにディスコソングという枠組みでいえば「全部 夢のまま」を超える曲はなかなか現れないでしょうし、なぜこれで勝負をかけようとしたのか不思議な采配です

          「チャンスは平等」について

          「ぶんぶくちゃがま」について

          こんばんは。 「ぶんぶくちゃがま」 ・35thシングル「チャンスは平等」のカップリング曲 ・メンバーは池田瑛紗、一ノ瀬美空、田村真佑、筒井あやめ、冨里奈央 ・作曲は上田起士さん  聴く前に思ったのは、声に特徴のあるメンツを集めた感じかな? 第二の「やさしさとは」になれるか?といったところでしたが、いざ聴いてみると、いろんな意味で予想を超えてきましたね。  田村真佑さんが「ARTIST FC」というラジオ番組で語っていたところによると、 ・ふわふわした、かわいらしい歌声の

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          「もし君がいなければ」について

          こんばんは。 「もし君がいなければ」 ・4thアルバム『今が思い出になるまで』収録 ・衛藤美彩のソロ曲 ・作曲は杉山勝彦さん  衛藤さん本人もどこかで言っていたと思いますが、杉山さんの曲で卒業できるなんて贅沢ですね。歌っている内容は、サビの一節に集約されていると思います。  アイドル活動をする上での夢と悩みについて、それからとりわけファンへの感謝を歌っていると捉えることができると思います。君=ファン、もしくは君=メンバーと置き換えてもいいかもしれません。しかし改めて読ん

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          「全部 夢のまま」について

          こんばんは。 「全部 夢のまま」 ・27thシングル「ごめんねFingers crossed」のカップリング曲 ・メンバーは堀未央奈を除く26th選抜メンバー、センターは与田祐希 ・作曲はyou-me(成瀬英樹)さん  なぜ表題にしなかったのかという声もよく聞かれますし、これほど好きじゃないという人が少ない曲も珍しいのではないかと思います。何よりまず楽曲コンセプトなり表現したい世界観があって、それに沿って全てが選択されている(ように見える)のが素晴らしい。 ・タイトル ・

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          「あんなに好きだったのに…」について

           こんばんは。 「あんなに好きだったのに…」 ・21stシングル「ジコチューで行こう!」のカップリング曲 ・メンバーは表題曲と同じ、センターは齋藤飛鳥 ・作曲は木下めろんさん  先日行われた「乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」の3日目終盤に披露されたのですが、長い歴史の中でもタイトルすらめったに出てこないのでレアでした。厳選した楽曲披露だったので、なぜこの曲が選ばれたのかもよく分かりません。(曖昧な記憶では)ほぼ全編ファンサしながらだったので、パ

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