アイスランド大学式 4万円で70時間勉強した3か月
☆写真は毎日の習慣、フラッシュカードの単語アプリAnkiで単語の復習をしながら、ノートに書く。
アイスランド大学の入門レベルが終了しました……!
がんばった……!
Icelandic Onlieは英語でアイスランド語を勉強します。
無料版でも十分に勉強できますが、有料版にすると
●先生とのメールのやり取り(課題がきて、問題を解く。メールを書く練習にもなる)
●合計8回の週1時間のオンライン教室
●無料版にさらに問題が追加(量がすごく多くなるわけではない)
●最後に試験
●終了証明書がもらえる
先日、この最後のオンライン授業と試験も終了しました。
で、この期間(10~12月)を振り返ると、
3か月で70時間以上勉強していました!(8時間のオンライン教室も含む)
上の表はIcelandic Online Plusに費やした時間で、加えてこのサイトで学んだ単語を復習するフラッシュカードAnkiの時間は入っていません。Ankiだけだと30時間以上しているので、本当は100時間以上を費やしたと思います。
今までのnoteにも書いていましたが、私は当初はこの有料版に満足していませんでした。
文法の説明があまりにも雑で、ほとんど自分で家で勉強しないとついていけなさすぎるからです。
けど、この不満は自分で後半に解決しました。
(写真は先日のオスロ、昼の12時)
まず、
●アイスランド大学のサイト、というか期待が大きすぎた週1のオンライン教室に対して、色々なことを期待するのをやめる
●このサイトは読解やリスニング対策と思う
●このサイトは、「勉強しなきゃ……」という「あせる」気持ちを貯めて、自分を追い込むための装置と考える
●文法や口頭練習は別で対策する(そのために日本にある語学教室Dilaで登録、文法はここでなんとかする。しゃべる特訓は後でもいい)
●徹底的に予習する。予習が主役で、週一のオンライン時間は予習するためのおまけという認識に変える。
これをし始めたら、後半はフラストレーションがたまらなくなりました。
あと、自分にとって一番難しいと感じた1時間のレッスンは途中にあって、それを乗り越えた後の授業時間はそこまで大変ではなかった。大きな山を乗り越えた後の山は前よりも登りやすい。
「自分で勉強しなさいね」サイト
アイスランド語を学ぶ人の間では有名なアイスランド大学のIcelandic Onlineですが、内容は充実はしているほうだと思うし、これが無料は本当にすごい。
でも「自分でやりなさいね」もすごい。オンライン教室も事前の勉強や知識がないとついていけない。先生にあてられても答えられず、アイスランド語での質問も理解できず、突然Zoomで自分の声をミュートにして「話したくない」という人もいて、脱落する人もいました。こういう人に対してのフォローの言葉はないので、見ていて気の毒にも感じました。
とにかく「自分で勉強する」ことができない人には向いていない教材だとは思います。
語学の勉強で何度も体験する「答えられなくて、悔しい」「全部がわけわからない」を乗り越える力がないとオンラインの1時間は過ごせない。
文法は入門レベルだけど、単語や読解内容はノルウェー語時代でいうと明らかに中級・上級レベルでした。
オンライン教室を受ける人のほとんどは、アイスランド在住で、パートナーがアイスランド人だったりします。だから1週間経つだけで、ひとりひとりの語学スキルに大きな差が出る。
ノルウェー在住でアイスランド語のシャワーを浴びていない私。どうしてもこの成長の差は感じざるをえませんでした。
お金を払っていなかったら、ここまで必死に勉強しなかった
後半はかなりあせって1日に何時間も勉強して、他のアイスランド語の教材などに費やす時間を全部アイスランド大学に費やしました。そうではないと試験までにサイトの学習を全部終わらせることが出来そうもなかったので。
結果、今は数週間前よりも長文読解ができるようになっている気がします。文法は課題が残ったままだけど。
4万円で70時間以上勉強するなら払う価値がある
私は「お金をかけずにできるだけ語学を学びたい」ほうではなく、「お金は払って勉強したい」人です。
「払ったお金を無駄にしたくない」という気持ちが強いし、語学勉強を途中でやめるということは私はしないので、結果、
5000アイスランドクローネ(約4万3千円)を無駄にしたくない
+
途中で投げ出したという記録は作らないぞという姿勢で、
気づけばこんなに勉強していました。
それだったらお金を払った価値があるなと思う。
だから1月からの中級編にも申し込み、支払い完了しました。
最初は続ける気はなかったんですが、お金払った結果がこれならいいなと。
あと、中級レベルは来年の後半でもいいかなと思っていたのですが……。
ちらっと内容を見てみたら、「半年後の自分には簡単になっているんじゃないか?」という印象を受けて、「ついていけそうな感じ・簡単すぎたらお金の元とれないし、成長できない。難しいほうがいい」と思いました。来年も大変だろうけど、すぐに中級レベルも受けることにしました。
というわけで来年もひいひい言いながら励みます。その分フィンランド語とかほかの勉強時間が減りそうだけど、しょうがない。
この期間をずらして逃したら、アイスランド語のスキルをあげる機運を逃しそうなので。
来年も燃えていきます。
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12/6-12の4言語の勉強時間 39時間
12/6-12のフィンランド語の勉強時間 5時間
12/6-12のデンマーク語の勉強時間 2.8時間
12/6-12のスウェーデン語の勉強時間 2時間
スウェーデン語とデンマーク語に関しては、取材のためにニュースを見るなど「仕事時間」とも重複しています。この2言語はノルウェーに移住して2009年からオスロ大学でも使用していたので、リーディングやリスニングは仕事では問題なし。今後の目標はノルウェー語に頼らずに「発音」できるようになること。
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語学スキルのお陰で実現できている今の仕事
あらゆる世代の働く女性を応援するWEBメディア、日経xwomanで連載「ガラスの天井に挑み続ける北欧の人々」で新しい連載が始まります
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