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SNSを駆使したダイレクト・レスポンス・マーケティングのやり方をご紹介。

今まで下記の記事のように「ダイレクト・レスポンス・マーケティング」略して「D R M」(以下この表記でいきます)の流れ、やり方というのを解説した記事を書いていきました。

ここではDRMとは仲介業者を挟まずにお客さんにダイレクトに商品を販売するやり方としています。このやり方は「個人事業主」として稼いでいきたい場合に適したやり方だと言われています。

上の記事は連絡帳に登録されているメールアドレスを対象にして「リストビジネス」という手法にこのDRMを組み込んだやり方、下の記事ではまだインターネット、携帯電話が無い、普及していなかった時代の手段として「進研ゼミ」さんが実践していたやり方をご紹介しました。

では、今回はそのインターネットが私達の生活に欠かせなくなり、SNSも様々なものが普及、発展していっている現代においてはどのようなやり方が広く使われているのかをご紹介していこうと思います。

この記事を読むことによって昔と比べればインターネットが普及して比較的、個人で稼ぐのが容易になったっていうけど、どうすれば良いのか?その骨格、全体像を知ることができますので是非、最後まで読んでいってほしいと思います。

では中身に入っていきます。

基本的な流れは変わらない

リンク記事ではこのDRMの基本的な流れとして、

① 集客→② 教育→③ 販売

と三つのステップを踏んで大きな売り上げを目指すと解説していきましたが、今回もその流れは変わりありません。一つずつ丁寧な作業をして最後の販売まで持っていくことになります。


①「集客」でやるべきこと、意識することは?

最初のステップである集客で意識するべきことは、

見込み客に興味を持ってもらう」です。

リンク記事で書いたことですが「リストビジネス」をする際になぜ販売メールを送っても誰も買ってくれない、返事すら返ってこないのか?その理由は次のステップである「教育」過程をすっ飛ばしていきなり販売メールを送るから駄目なんですと言及しましたが、そもそも送った相手は「見込み客」なのか?という根本的な原因もあると思います。

中にはその「リスト(メールアドレス)」をお金で買って、今から販売メールを送る相手はその商品に興味があるのかも分からないのに送るという人もいるそうですが、こんなやり方は当然のように駄目に決まっています。成功率は1%を切ると言われています。

私も20代前半の時に俳優活動をしていまして舞台の出演が決まった時にこの「リストビジネス」というのを自覚はありませんでしたがやっていました。振り返ってみて思ったのは演劇を通じて知り合った人はチケットを買ってくれたり、ごめん、観に行けないという返事は返ってきましたが中学、高校生時代の友達からは全くの無反応だったことを思い出します。

この両者の違いはもちろん「演劇」という分野に興味がある人とない人です。いくら送る相手がたくさんいてもその内どのくらいの割合で買ってほしい商品について興味がある人なのかによっては、多くの人から買ってもらうことなどは達成できないのです。

普通に生活していく中で知り合い、連絡先を交換する人数などたかが知れています。そんな狭い範囲に留まらず、やはり多くの顔も名前もどこに住んでいるのかも分からない人まで範囲を広げていかないと利益を得ることは難しいでしょう。

そんな人達にまで自分の存在を知ってもらうことはインターネットの登場、普及で個人レベルでも可能になってきましたので、だから活用していこうとなるわけです。

では具体的にどうやって集めるのか?ですが、
先ずは自分の魅力を発信しているメディアを持たないことには始まりませんよね。

これに関しては自分が描くビジョン、活動方針に適したのを選んでくださいとしか言えないので特にこれだという指定はありませんが代表的なものといえば、

ブログ(ホームページ)、ツイッター、インスタグラム、YouTubeがありますよね。もちろんこのnoteもその一つになります。

いくらなんでも良いと言っても利用者が多くない、メジャーではない媒体だとなかなか集まりにくい場合もあるので、今の時代に流行っているものというものも考慮する必要があるでしょう。

もちろん一つだけと言わず、それぞれで持っている強み、利用者の年齢層というのも異なるので二つ、三つは作って足りない部分をカバーしていきましょう。

ちなみにこれらの媒体を利用しなくても有料広告をうつことによって集客を行うという手もあります。

こんな感じでそのメディアに見込み客にとって有益な、受ける情報を投稿することによって、通りかかった人の足を自分の店の前で止めてもらうようなイメージで集客していきます。

そのような投稿を続けると中には、

この投稿をした人ってどんな人なんだろう?

アクセスした投稿内容からさらにその先の、投稿者自身にも興味が湧くことが出てくるはずです。或いは「他にはどんな内容を発信しているのだろう?」これでも良いですよね。

こうなればこの人はさらに店の奥深くへと入っていきます。

このためにも備えてプロフィール欄というのはしっかりした方が良いです。せめて何者なのか、どんな活動をしている人なのかはわかるようなプロフィールにした方が望ましいです。

ここまで興味を持ってくれたのなら一つの投稿に対して「いいね!」や「スキ」の一つはしてくれると思います。

このような小さな反応からあるのか、ないかで今、投稿している内容は見込み客にとって本当にためになっているのか?、一つの指標になってくるので反応、レスポンスがないのなら定期的に見直してみて軌道修正をする必要もあることでしょう。

集客でやる、目指すべきことはこんなところです。

自身のメディアを持ち、見込み客にとってためになる内容を投稿する、これを心がけていきましょう!


「教育」ステップで意識する、やるべきことは?

教育」という言葉にはいまいちピンと来ない人もいると思います。これに関しては売りたい商品によって様々な表現があると思うのですが、ここでは訪れて来てくれたお客さんに「この人はすごい!」「なんだか応援したくなる!」等と思わせることが目指すべきところだと表現しましょう。

前のステップである集客の段階で、さらに深く足を踏み入れてくれた、要は看板を見て店の中に入ってくれたのです。

そうなるとその人は店内を見回る、その時に分かりやすいイメージとしてその人にとって、とても魅力的なコンテンツが並べられてあれば良いのです。

例えば一つのYouTube動画をきっかけにそのチャンネルのホーム画面へと移ってくれて、動画一覧を見た時に他の動画も観たくなると思わせるのです。

一つの動画をきっかけに、次から次へと別の動画を再生してしまったという経験は一度くらいはあると思います。そのくらいまでにのめり込ませて、自分が発信する内容をみた人がその内容に影響を受けて、考え方などが変わるというのが目指すべきところです。

つまり内容もさることながら高いクオリティのあるコンテンツがある程度の数、必要になってくるということと言えるでしょう。


最低でもここまで来てくれた人に「販売」を

教育ステップの段階で、あなたの発信する情報をチェックするのが習慣になってしまった、この人の活動はなんだか気になる、そこまで思ってくれた人に対してのみ「販売」すなわち、こういう商品があるのですがどうですか?や舞台に出るのでチケット買ってくれませんか?などのセールスを仕掛けてください。

そういう人であればツイッターがあればフォローしているはずですのでツイッターで告知するのも良いでしょうが、ここでさらに「濃いファン」リストというものを作るやり方をご紹介しましょう。

それが公式LINEアカウントを作って友達に追加してもらう、またはメールアドレスの登録を促すです。

あなたのメディアをチェックしてくれる人が増えても、その中でもどのくらいの熱量で見てくれるかは人それぞれだと思います。中には「ふーん、一応覚えておこう」くらいの人もいることでしょう。

そこで、よりあなたに熱い視線を注いでいる人を炙り出す(とは言ってもそういう人は普段からコメントなど反応をしてくれていると思いますが)ためにLINEで友達に追加、メールアドレスをご登録してくれた人限定コンテンツをプレゼントなど特典を付けて、登録を勧めるのです。プレゼントという形ではなくても登録者にしか公開しないコンテンツを不定期で配信していくでも良いと思います。

これは分かりやすく言えば一つ、限られた人しか入ることのできない空間を用意するというイメージですね。

なぜそうする必要があるのか?と説明しなくても、おそらくけっこうな比率でこのような場所を用意している人が周りを見ればいると思うのでよく観察してみてください。これはこの記事では必ずしもやる必要はないというスタンスなので、ご自身でなぜやった方が良いのか考えて自分なりの答えを見つけてみてくださいませ。


このように最初は入り口を広く構えて、どんどん深い所へと誘い込む、このような考え方を「マーケティング・ファネル」というのですが、これについてはまた次の機会に書いていきましょう。

と、ここまで深い所までやって来てくれた人こそ、まさにあなたの「コアなファン」だと言っても良いのではないでしょうか?

販売メールを送ったら喜んで買ってくれるような存在です。

ということで、これがSNSを駆使した「DRM」の手法の大まかな流れでした!


〜まとめ〜 商売をしている所はどこも同じような手順を踏んでいる。

初めて確実にお客さんに商品を買ってもらうまでの流れというのを聞いた人には、ちょっとある種の独特と言いますか、一人で稼ぐならではのやり方なんだなという風に捉える人もいるかもしれませんが、このやり方は商売をやっている人であれば本質的にはどこも同じことをやっています。

一人でやる商売をする場合はインターネット、SNSを主戦場にした方が資金も少額で済むので、そこで発信するコンテンツの質、量で勝負するわけですが資金のある、インターネットが普及する前から商売をしている会社も手段は違えど同じような意識でやっているのです。

これはリンク記事でも同じように書きました。

例えば服屋が季節の変わり目にセールするとなった時に最初に何をするかというと・・・、

① セールすることを知ってもらおうとします。

そのために近隣住人に配達されている新聞にセールをしますと知らせるチラシを挟んでもらう。これが「集客」ですね。

② そのチラシに興味を持った人は来店します。

チラシをきっかけに来店して来た人が、店内を回り商品を手に取ったり、試着をすることでしょう。時には店員に質問したりするかもしれません。この過程や特に店員とのやり取りが「教育」ステップと言って良いでしょう。

③ 検討を重ねた結果、商品を買ってくれるお客さんも出てくる。

値段が安いはもちろん、店員さんの接客態度がもの凄く良かった、ある人にとってはもの凄く突き刺さるデザインの服があったなど様々な要素があって購入をするとは思いますが、これも店自体が見込み客をある程度定めて、それに沿った商品を用意すれば買ってくれる人が一定数いるとプランがあってこそです。

これと同じようなことを今度はインターネット上でやってくださいと言っているのです。

① 様々なメディアを使って存在を知ってもらう(集客)

② 興味を持って来てくれた人に質の高いコンテンツを提供する(教育)

③ この教育ステップで特に共感してくれた人が用意した商品を買ってくれる(販売)

実店舗、ネット上という大きな違いがあるので見えにくいかもしれませんが基本的には同じことをやっているということを覚えておいてください。

では今回は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。


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