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俳優、芸能人も「ビジネス」の知識を持つべき理由 ※稼げるようになりたい人は読みましょう。

そもそものきっかけは・・・小説を読んでいると最後に「参考文献」なるものが記載されてる。作者がこの作品を執筆するにあたって参考にさせてもらった書籍って事ですね。

法律などかなり専門的な知識を要する作品だと相当な数の本を手に取って読んでいる事が分かり、いかに執筆に取り掛かる前の下準備というものが大事だと実感する。

小説家というのは先ずはどんな分野でも広く浅い知識を持っておいて損はない職業です。そこで僕はまだ次の作品がどんなもので、どんな知識、情報が必要か?それが決まっていない時から、自分が全く持ち合わせていない分野の知識を得ておいて備えておくのも良いかもしれないと思い立つ。小説以外の本も買っていこうと決めたって事ですね。

そうなると思い浮かんだのが数学、自然や物理など理科の授業で教わるような分野、あとは『経済、ビジネス』の知識か・・・。

これをきっかけに『経済、ビジネス』の事を勉強していこうと決めたんですね。

その過程で思ったのが・・・、

「これって俳優を続けるという選択をした場合でも役に立つ知識じゃん」

そう、わたくしはかつて俳優を目指して活動をしていたのですが(今は普通に働きながら小説家を目指している)その俳優を続けていくと選択した場合でも非常に役に立つ知識だと思いました。

という事で今回はなぜ俳優や芸能人も経済、ビジネスの知識が必要なのか?その点を分かりやすく説明していきたいと思います。これを読む事によってご自身の活動にも活路が見出されるきっかけになるかもしれません。


先ずはこの記事で↓

「売れない俳優から脱するためにはファンを増やして、自分が動けばお金が動く、自分が出演するからチケットを買ってくれる」

結論から言うとそんな存在になるのが求められると書きました。実はこの記事を書いた時点で既に経済についてかじっていたので、こんな記事を書いてみたとも言えます。

ではそんなファンを増やすにはどうしたら良いのか?と考えた時に経済、ビジネスの知識が役に立たない、応用できないはずがありませんよね。

が、しかし!・・・そもそもただでさえ売れない俳優達に演劇で、自分が舞台に立って「稼ぐ」そんな意識が無いに等しいという事を常々思っておりました。

えーっと皆さん、願わくばこの世界で稼いで生活していきたいから今、こうしてお芝居をやっているのですよね?と心の中で思っていたのですが・・・、

「ギャラはいくらですか?」そんな質問をすると嫌な顔をされる事さえあります。なぜかというと「あなたに舞台に出演するだけで払う金なんてない」という顔です。多くはチケットの売り上げ枚数でそれは決まり、そんな出演するだけでギャラが出る舞台は稀です。

「売れるためにやっていない!」

「金のために芝居をやっているならやめた方がいい」

というならもちろんそれの考えで良いのですが、ならなぜ本業といえるものに就職しておらず給料が低いバイトをしている人が多いのか?

それはきっといつか自分が売れる希望を持ってやっているからいざ出演が決まった時にまだ時間の融通が利くバイトにしているのではないでしょうか?

その出演が決まった舞台が基本ノーギャラであったり、衣装は自腹でお願いしますというかなり待遇の悪い舞台で、それでいいんですか?と僕はこの現実を目撃して思ったものです。

そんな環境に慣れてしまったら「お金」についても言いづらいのも分かりますが、だからといってそれを受け入れるのではなく改善していこうという方向に持っていった方が良くないですか?

とはいえ多くの舞台の後ろにスポンサー、演劇風に言えばパトロンはいないのでコスト削減のために多くのものがお金をかけずに行われています。音響や照明などは請求書通りの額を払う事が多いでしょうが、俳優は一番後回しにされるポジションです。

観に来てくれた人の評判が良いか悪いかは、一番目立つ出演者の質が大きく関わっているのになぜか疎かにされています。それはつまり信用されていないとも言えるかもしれません。

その信用を勝ち取るためにはやはり私が、僕が出演すれば100人のお客さんは来ますよ、と言えるくらいの存在にならないといけないって事ですね。

人気者=上手い演技ができるとは限らないとも分かっていますが、自分が舞台に立つ事によってお金を発生させるにはそこを目指していくしかありません。

逆に確かな実力はあるけど埋もれてしまっている方も「自分」という商品を世に広めるためにもビジネスについて勉強しておいた方が絶対に良いです。

しかも今ならその手段がご自身のポケットにもあるではありませんか!(ってかこの記事を読んでいるので手にですね)

そう、今では生活必需品となっているスマホです。家にあるパソコンでも良いでしょう。

インターネット、ブログ、SNSを駆使して自分という存在を世に広める事は手軽に始められる時代ですのでそれは今は個人でも可能です。これは上記リンクや2年前に書いた記事でも書いたので繰り返しの強調になります。

なのに!

なぜだかそれを利用していない人もけっこういるという・・・これも以前に書きましたね。ブログやツイッターを開設したものの数回の更新で途絶えているものはたくさんありますし、面倒だからやらないという人もいます。

それも分かります。舞台の出演というのは関係者、身内と良好な関係を築く事によって出演が決まる事も多いからです。

僕もそのパターンで出演が決まりシアタートラムという立派な舞台に立てました。ワークショップ、演劇イベントに参加して関係者と繋がるという流れで。

が、出演は決まったのは良いとして、じゃあ誰を誘って観に来てもらおうとなった時に困る事になります。おそらく家族や小中高時代の友達、専門学校、養成所時代の同期、先輩、後輩になるとは思いますが・・・何人来てくれるでしょう?😓

これが身内だけに気を回しているだけでは駄目な理由です。その枠を超えて多くのどこに住んでいるのか、名前も顔も知らない人にまで自分を知ってもらわないとチケットも殆ど売れません。

そこで自分を宣伝して、興味を持ってもらう活動をしないといけないのですね。それにはやはりビジネスの知識が必要になっていきます。他の業界が新商品を開発して、じゃあ売り出そうとなった時にどんな販売戦略を立てるのか?それと同じ事をやる必要があります。

ただなんとなくYouTubeで自己紹介したり、インスタで映えるような画像を投稿するだけで良いなら苦労はしません。もっと具体的な、目標達成までの道筋を立てた地図を作って、それに沿って一つ一つ質の高いレベルで遂行していく必要があります。それにはやっぱりこちらの分野も勉強しないといけないですよね。

これを見事に達成できたらこちらが動かなくても、向こうからオファーが来る事があったりします。

この場合は俳優で自分を売りにしているので、出演依頼はもちろんファンから会いたいです、何か交流イベントを開いてくださいなど・・・。

これもわたくしが人気者になれば向こうから寄ってくる存在になれる、それが理想だと前から思っていた事です。


本来なら俳優の仕事ではないとも言えるかもしれません。


それはどこかに所属しているなら事務所や劇団、組織のそれに該当する部署がやる事だと。それはもうインターネットが普及していない時代の話で今は違うと言えるでしょうし、売れない俳優にとって他者、事務所が積極的に売り出してくれる、仕事をくれる、それは幻想だと思ってください。

上記のリンク記事では最後はこう締めました。

組織に頼るだけではなく、個人でも自立した存在になる、これは芸能界だけに限らずこのコロナ禍で先行きが不透明な時代だからこそ目指すべき在り方ではないかと今は思っております。

もはやかつてのスタンダードと言われた生き方、大学を卒業して就職してそこで定年まで働く、このルートが安定、無難だと必ずしも言えなくなってきています。

同じように芸能界でも俳優や声優になりたいと思っている場合でも専門学校、養成所を経て劇団、事務所に所属というのも古いルートになっていると言えます。

今なら個人でもできる時代、いや、個人でもやっていけるようにならないといけない時代です。

それを象徴するかのように知名度がある芸能人ですら個人のYouTubeチャンネルなどを開いて新たな稼ぎ口を獲得しようとしています。これは今までのようにテレビの出演ギャラだけではやっていけないという危機感の表れだと思います。ご存知の通りもうテレビは昔のように視聴率が取れない媒体となりスポンサーから得られる広告収入も激減して予算がないからです。当然その影響は出演者のギャラにも響いてきます。

そんな著名人ですら危機感を抱いている時代、私たち無名の俳優はなおさら自分の力で道を切り開いていくしかないのです。

まとめ

では、まとめです。

なぜ俳優、芸能人も経済、ビジネスの知識を付けないといけないのか?(特に売れていない俳優、芸能人)

・それはインターネットが普及して、個人が簡単に情報発信できる時代なので、そこからやり方次第ではファンを増やして人気者になる事ができる。

・しかしそのやり方が悪いといつまでも成果を出す事ができないので、ここは別の分野である「経済、ビジネス」について学び、そこで得た知識を取り入れる必要がある。

この記事を読んで共感してくれた方は是非その勉強にも取り組んでみてはいかがでしょうか?今はコロナ禍で活動がストップしている人も多いと思います。その空いた時間で取り組んでみては?

そして今、まさにわたくしはその分野の勉強をしているところなのでいずれはそこで得た知識を先月の下旬に作ったばかりのこちらのブログで発信していこうと思うので「何から手をつけて良いのか分からない」という方はこちらをチェックして、いずれ記事が上がるのをお待ちください。

現在はその第一章という事で先ずは純粋に演技が上手くなる方法を書いています(先にこのnoteから始めたシリーズですが只今は改訂中で最後の記事に上げた記事以外は非公開にしています)が、最後はそのビジネスの知識を生かし、売れる、稼げる俳優になる事を目指す、をテーマに書いていく予定です。

これがもしかしたら最後に僕が演劇に関する事で書くべき事なのかもしれません。

多くの声優、俳優を目指した者が辿る末路とか、経験者が語る専門学校に入るのは止めた方が良いとか、そこら辺の情報はインターネットで検索すれば出てくるし、演技が上手くなるためには何が必要か?なんかの情報も日本に良い指導者も確かにいるのでその人のワークショップなんかに参加すれば良いと思います。

が、最終的な目標と言っても良い「どうすればこの世界で稼げますか?」という質問に対して的確に教えてくれる人はいないかもしれない。なぜなら例えばその指導者ですらこの世界でそこまで稼ぎのある存在ではない場合が多いのだから・・・(だからワークショップを開いて稼いでいるとも言える)

もはやこの点に関しては他の世界のビジネスで大きな成功を収めた人から学び、それをこちらの演劇の世界にも輸入するかの如く、やっていくしかないと言えるでしょう。

では今回は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました。

この内容をさらに掘り下げた記事がこちら↓



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