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これからの時代を生きるために必要な意識を学べる一冊

今はなりたい職業にYouTuberのような新しい仕事が現れるようになる時代。

今までのような学校を卒業し、その後は定年までずっと雇ってもらえる、という形態は崩れつつあります。

社会人は転職や独立をする人が増え、学生や定年を迎えた年配の方でビジネスをするような人も珍しくなくなっていますよね。

今回紹介する尾原和啓さんの著書「モチベーション革命」は、その背景で何が起こっているのか、ということについて知ることができます。


1.今の世代には「ないもの」がない

前の世代がどんな仕事をしていたのかというと、「ないもの」を作る仕事です。

テレビを白黒からカラーに変えたり、車を量産したり、その車を走らせるための道路を整備したり…。

生きていくうえで足りていないものを埋める仕事がたくさんありました。

しかし、今の世代は生まれたときから、それらのものが当たり前に存在しています。

今の世代で生み出されているものは、もっと身近な部分での需要を満たすもの、つまり、自分や家族などを満たすものが多いです。

例えば、スマホのカメラの機能が良くなったとか、画質が良くなったとか。

社会の仕組みを変えるというよりは、身近な生活を良くするものがほとんどです。

そのため、前の世代は「自分が仕事をすることで社会に貢献している」というモチベーションがあるのに対し、今の世代はどうしてもその意識が薄くなってしまいます。

じゃあ何をモチベーションに仕事するのかというと、「自分の好きを突き詰めて、一部の需要に応える」ということです。


2.人に迷惑をかけることを恐れない

自分の「好き」を突き詰めようとすると、人に迷惑がかかるかも、と不安になることが多くなると思います。

しかし、たいていは心配しすぎなだけなので、あまり気にする必要はありません。

特に日本はほぼ単一民族国家であり、違いに対する理解が乏しいです。

周りとちょっと違うことをしただけで注意されるような経験が、あなたにもあるかもしれません。

そのため、自分が好きなようにすることによって迷惑がかかるかも、と不安になってしまうのは当然です。

また、周りで違うことをしている人を見ると違和感を感じてしまうかもしれません。

そういった自分と違う人を見かけた場合は、先生として認識するのです。

こうすることで違いを受け入れやすくなります。


まとめ

この本はこれから働く人、すでに働いている人、退職が近い人、誰にでもオススメしたい一冊です。

これから働く人、すでに働いている人にとっては、どんな意識をもって仕事と向き合うべきかがわかります。

退職が近い人の場合、現役の人やこれから働き始める人とどう向き合うべきか、仕事を辞めた後はどんな過ごし方ができるか、といったことを考えるいいきっかけになると思います。


最後まで読み、そしてスキやサポートまで、本当にありがとうございます!次の執筆の励みになります💪