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「お金2.0」これからの時代のお金のありかたについて学べる一冊

お金は生きていく上でとても大切なもの。しかし、お金について学ぶ機会はあまりないですよね。特に、お金の「価値」について知っておくことは、お金について学ぶためにまず知っておくべきことではないでしょうか。

今回紹介するのは、そんなお金の価値やありかたについて学べる、佐藤航陽さんの「お金2.0」という本です。


1. お金は道具

お金と聞くと、ネガティブなイメージを持つ方も少なくないかと思います。僕もお金と聞くと、なんとなく汚い話が始まるんじゃないかというような、嫌なイメージを持つこともありました。

しかし、あくまでお金は道具。そこに感情をくっつけて考えてはいけません。

この本では、ギロチンを例に挙げて説明がされていました。

ギロチンは処刑に使用される道具ですが、処刑とともに、市民への娯楽の意味もあったそうです。悪人を裁く様子を見せることで、市民の憂さ晴らしをする。そうすることで暴動を起こさないようにしたわけです。

でも、そもそも市民が持っていた鬱憤の原因は解決されないですよね。

お金もこれと同じです。お金持ち・汚いお金の使い方をする人・豪遊している人などを対象に攻撃するのではなく、道具の一つとしてどのように付き合っていくべきかを考えるべきでしょう。


2. ベーシックインカムが導入されると大きく変わる

ベーシックインカムとは、生活に必要なお金が国民全員に支給される仕組みのこと。これが導入されると、お金の価値は大きく変わります。

ミニマリストなどが流行るように、ものの溢れている現在では物欲のない人が増えていますよね。そこにベーシックインカムが導入されれば、お金を稼ぐことを重視する人は一気に減るでしょう。

つまり、これまでの「生活する=お金を稼ぐ」という常識がなくなっていきます。

今はまだ導入されそうにないですが、AIの発達によって人間の仕事が減っていけば、いずれ導入されるのではないでしょうか。

お金を稼ぐ能力が必要ないし、大量にお金を持っていても羨ましがられることもなくなっていくでしょう。

僕はこれを読みながら、その一方で楽しい・嬉しい・安心などを与えてくれる人の価値が上がっていくんじゃないかなと思いました。


まとめ

「お金を増やしたい!」と思っている人はもちろん、「最低限の生活ができれば十分」と思っている人にも大切な内容だと感じました。

どんな生活を目指しているにしろ、お金と全く関わらない生活をする人はほとんどいないはずです。

この本を読んでこれからのお金との付き合い方を考えておけば、お金の不安が多少和らぐと思いますよ。


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