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「科学的根拠に基づく心の繋がりや今後の教育について」星友啓さん・長倉顕太さん

Ι 第2回朝活読書会開催


2023年6月21日
第2回朝活読書会を開催!


7月に新刊を出版する
スタンフォード・オンラインハイスクール校長
星友啓さん(以下、星校長)

こちらの本をプロデュースした
長倉顕太さん(以下、長倉さん)

をゲストにお迎えした

新刊にはスタンフォードが教える子育ての正解
世界の子育てフロンティアから
子どもの心と知能を効果的に伸ばす方法が
掲載されている

↓こちらからご予約ができます↓


そんな新刊を先取りし

やりたいことが見つからない20代へ
研究結果や心理学に基づいた
今すぐ活かせる思考やテクニックなど

教育の最先端を走る星校長ならではのお話を伺った

Ι 朝活読書会とは


読書会や本を通じて
自分を知り
今後歩みたい人生のヒントを見つける

アウトプットを通じて
言語化を行い
沢山の価値観を知ることで
自己成長に繋げる

課題書籍を選定し当日はゲストをお招きする

↓ 今回の課題書籍はこちら ↓

長倉さんも読書や早起きの大切さを提言している

Ι ゲスト紹介


星 友啓(ほし ともひろ)

スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長
教育テクノロジーとオンライン教育の
世界的リーダーとして活躍
世界トップのクオリティ教育を実現させたことで
アメリカのみならず
世界の教育界で大きな注目を集める

長倉 顕太(ながくら けんた)

スタンフォード大学オンライン高校の星校長、
苫米地博士、歯科医の井上裕之先生など
名だたる著名人のプロデューサー
現在はコンテンツのプロデュースやコンサルティング
海外での子育て経験から教育事業などに携わっている


Ι 挨拶とスケジュール


恒例になりつつある
「我こそは1番早く起きたぞという人」の
掛け声でスタートした

「ジムに行くので、4時15分起きです」
「星校長に会えることが楽しみで眠れなかった🥺」

と、気合いの入った声が飛び交う

今回は教育に携わる者の参加も多くみられた

第2回朝活読書会
【前半】・挨拶/アイスブレイク
    ・課題書籍アウトプット(3人1組)
    ・全体発表(選抜10人)
【後半】・星校長/長倉さん対談
    ・質疑応答
    ・記念撮影

Ι 課題書籍アウトプット


まずは3人1組でアウトプットを行い
より多くの価値観を知れる場とした

アウトプットを通じて、
なぜそう思ったのか深堀の質問や
対話」が繰り広げられた

続いて、
全体の前でアウトプットする!と
立候補し選ばれた10名

1分間の持ち時間の中でアウトプットを行った

・過去と比較した自己成長
・今後の実生活や仕事場に生かしたいこと
・本書では触れられなかった言語に対する自分の考え
・自分のハッピー=相手のハッピーと実生活で体感した

科学的根拠を基になぜそう感じたのか
自己の振返りや客観視するきっかけとなった

Ι 星校長・長倉さんの対談


いよいよお待ちかね
星校長・長倉さんの登場

『書籍を通じて読者の
 自己肯定感を上げていくはずが
 僕の自己肯定感が
 上がっちゃいましたよ!』

と和やかな雰囲気でスタートした

長倉さんがファシリテーターを務め
星校長が伝える、「20代に伝えたいこと」を伺う


ーー やりたいことが見つからなくて苦しい若者へ


『僕は元々スタンフォードに
 行くことが目標ではなかった。
 自分で自分を変えられなくて、
 場所を変えてみたら
 スタンフォードに出会えた』 と話す

見つけないといけないプレッシャー
があると思うが焦る必要はない

早い頃から目標や夢を見つけた人は

統計を見ると
離職率が高く、心のリスクを負う人が
多いことが分かった

仮説として
目標や夢とのギャップを知った時に
自分を苦しめる方向に進んでしまう傾向にあるという

実は「目標」は未来にたててると思いきや
知らないと立てれないため過去のものであるという

やりたいことが見つかってない
ということは
過去の形に収まってないと捉え

未来を見ながら
過去的な目標じゃなく進んでほしい

進むためのポイントとして
状況に応じて方向性を変えれたり
柔軟にやっていける

フレキシブルなマインドを持つこと

今任されてることを
150%や200%の力でやっていくことで
次の展開に繋がる


ーー 他人の目が気にならなくなるテクニック

自分ができる事で他人の目が気にならなくなる方法として
2つのポイントを伝えた

①相手からの見方はどう頑張っても
 変えられない事を理解する

②コミュニティ等で、繋がりを作り
 「GIVE」や「利他的マインド」で
 困ってる人を自分なりに助ける

これらより
他人の目が気にならなくなるという
研究結果が出ている

長倉さんは
『僕は、体感的にGIVEにたどり着いたが
 ちゃんとした先生が理論に基づいて言ってくれると
 説得力と納得感があるよね!』 と話す


ーー 自分の意見を持つためのコツ


『最初は意見を持たなくていい、
 会話を通じて自分の意見にたどり着くもの。』

会話やディベートの中身を
論理的に分析してみると
意見や主張がなく
ほとんどが理由や例であることがわかった

相手との会話テクニックとして以下を紹介した

アクティブリスニング(=積極的傾聴)
方法:相手が言ったことを自分なりの言葉で言い換える
   また相手が話すことを復唱するのもよい
効果:理解度UP・信頼度UP


ーー 教育に関わりたい教員関係を目指す人に向けたアドバイス

そこかよと言われるかもしれないけど 
『英語力』 と話す

日本の教育を考えていったときに
いろんな視点はあるが

日本は人口減少しているが
世界で見てると増加現象にある

人口増加による影響として
食べ物やエネルギーよりも
教育需要が伸びている

世界には2.5億人に大学生がおり、
2040年には5~6億人になると言われ

大学だけの需要に対して適切な供給をあてるなら
スタンフォード大学を
毎日2校作らないと間に合わないそうだ

教育需要の拡大に対してテクノロジーが入らないと
間に合わないことがわかる

まだまだ言語としては英語が主流
英語ができると日本教育の強みが活かせる

世界的に見れば
高水準な教育を1億単位で出来おり
教材やカリキュラムがしっかりしている

日本教育の評判は良くないと聞くけど
批判されているのは「テスト」だけ

英語ができるようになるだけで
教育界隈は特に熱い!

英語が苦手な人は帰りにぜひ申し込んでやってほしい


ーーー日本の テストはなぜ批判されている?

OECD加盟国(世界38か国が加盟)でみると
テストのプレッシャーが高ければ高いほど
子供たちのやる気が上がり

加盟国で唯一日本だけが
プレッシャーが高いほどやる気が下がる
結果が出ている

最初は内発的動機付けだったが
テスト(点数)に動機付けられていること原因

これが長期になると心のリスクが高まると言う

実際テストの無い学校は存在しており
点数に動機付けされない教育体制が整っているため
子供たちの有能感が出来上がっている

例えば、アメリカは州ごとにルールが異なり
州立大学で受験するとき
「標準テストの点数を見てはいけない」と
法律で定められている

事例として長倉さんは以下映画を紹介していた

星校長のお話を聞くことで、
「海外を知り、日本を知れる」
英語を習得すれば
更にいろんな情報が入ってくるし現地に行くことも出来る

次は質疑応答に・・・
あ!もうちょっといいですか!』
調子が出てきた(笑)と
伝えたいことがあふれる星校長


ーー スタートアップについて

自分のコアとなるスキルがないと、
スタートアップが出来ないのではないかと
星校長自身も思っていたが

実際はコアとなるスキルを無理に着ける必要はなく
スタートアップで成功してる人は

「繋がり」と「コミュニケーション」

を大切にしている

 ・仲間を作るスキル
 ・仲間達と上手くやるスキル
 ・周りのコミュニティに伝えるスキル

改めて質疑応答に移ろうとすると
『もう1ついいですか?笑』と
星校長はジョークを挟む

『えらいんでね!いや、超えらい!
 凄くない?人柄もいいし。
 全米トップ校の校長だからね?
 みんな話せないし、触れちゃダメよ笑」
 と長倉さんは言う

笑いもあり、改めて貴重な対談であった

Ι 質疑応答


ーー コロナ禍でも人との繋がりを作るために出来ることがあるか?

マスクの研究より
人間の表情から伝わることや感じることが多いとわかった

子供(3~4歳)の言語力習熟度
高:親しい人から教わる
中:第三者から教わる
低:ラジオやメディア音声
繋がりを意識出来たときに脳からドーパミンが出て学ぶ準備ができる

マスクがあることで
子供たちは学びや言葉の発達に対してハンデを追っている

誰かに寄り添う重要性

どんな悪列な環境であったとしても
1人でもその子供と繋がる人がいれば耐え抜くことが出来る

他の人を待たずしてその子を助ける方法は自身がその子と繋がること

科学的証明を「知る」か「知らない」で大きく変わる


ーー 外的要因に左右されずやる気が上がっていくには?

目標が外発的であることが多いため
数値目標だけではなく
心の3大欲求を絡めた目的を定め
毎日思い出せる仕組化が効果的

世の中的には外発要因が多くあり、
これを避けられないことを理解し
自分中で目標を変換していかないといけない

目標が外的要因だけだと短期には効果的だが
長期になると心のリスクが高まる

最近の研究によると長期継続していくには
人間の心の根本の仕組みとして
「繋がり」「目的」が大切であるとわかった

Ι まとめ


☑「会話」は自分の意見に気づくためのきっかけ

☑「GIVE」や「利他的マインド」で自己肯定を高めよう

☑「英語」を習得しよう
 これからの世界の教育には日本の教育力が必要になる

☑長期継続には、内的動機付けが必須
 目標を心の3大欲求とリンクさせ目的を洗い出す

話す方を真っ直ぐ見つめる星校長
若者に今知ってほしいことを引き出してくれた長倉さん
あっという間の読書会であった

Ι新刊書籍紹介


今年の7月に長倉さんプロデュースの
星校長の新刊が発売される

長倉さんは
教育本をプロデュースしていく中で
リーダや部下を持つ人や
ビジネスにも役立つと感じており

ぜひ、手にとってもらいたい1冊である

最新の科学に基づいた新しい子育てで、
さっそく成果をあげている学校や家庭もありますが、
まだまだ全体の一部なのが現状です。
世界の子育てフロンティアから、
子どもの心と知能を効果的に伸ばす方法を
いち早く皆様にお届けするのが本書の目的です。

星校長コメント


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