発音が元々うまい人の悩み
多くの一般的な日本人にとってはとてもうらやましい話ですが、世の中には、英語の発音が「最初からうまい人」というのが、たまに存在します。
私自身、英語コーチをやっていて、そういう方たちに何度か遭遇しました。
日本人は発音克服に非常に苦労するので、そういう方を拝見するたびに、何とも羨ましいものだと思います。
そして、「どうして苦労せずに最初からこんなに良い発音で話せるのか」と興味津々です。
しかし、そういう方々にも、悩みがあります。
それは、「英語ができる人」だと「誤解」されてしまうということ！
例えば、現在、当スクールにも、このような「発音がうまい人」が受講生さんでいらっしゃいます。
一方で、その方の現時点での英語力はTOEIC600点くらいで、決して周りの同僚の方たちと比べると英語力としては高くありません。
海外との仕事も最近従事するようになったばかりです。
先日、その方が英語で海外チームとミーティングする機会があり、そこでプレゼンを行ったのですが、その時、彼らからこう思われたそうです。
「発音がすごくうまい！」
「英語ができるヤツがでてきた！」
「でもなんであまり話さないんだろう？シャイなのかな・・・」
その後、話しかけられた際、シャイなわけではなく、単に英語がそんなにできないだけだ、と説明したようです。
発音がうまいのは、発音の勉強をしているから、と説明されたようです。
この時の会議の場には、もっとずっと英語ができる人、TOEICなら900超の方々も同席していたのに、TOEIC600点くらいの彼が、海外のゲストには「英語がうまいやつ」と認知されたのです。
つまり、英語の発音がうまいだけで、「英語ができるヤツ」と相手には最初の段階でポジティブな印象を残せます。
これは、ビジネスで英語を使う方にはぜひ知っておいていただきたい事実かなと思います。
そのうえで、英語力がまだその評価に見合っていない場合、そのような「誤解」がしんどく感じるケースもあります。
しかし、英語学習をしていけば、いずれは評価に見合う英語力はついてきますし、その後は発音がうまいことはプラスにしかなりません。
さらに、発音がうまい人は、だいたいシャドーイングや音読もうまいので、リスニング系の能力開発も速いことが多いです。
なので、発音が元々うまい人たちは、最初から大きなアドバンテージがあるということですね。
一方、発音が最初からうまくないとお悩みの方も、落ち込む必要はありません！
発音は矯正できますし、発音を変えることで、英語力を全体的に底上げすることができます。
さらに、海外の顧客からの信頼性や評価もぐっと上がるはずです。
発音学習は英語学習の中でもコスパがいい学習だと思うので、よかったら日々の英語学習に取り入れることを検討してみてくださいね！
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