見出し画像

朝ドラヒロインが多い事務所Top25を調べてみた

NHK朝の連続テレビ小説・通称「朝ドラ」。長年、NHKで朝に放送されている人気のテレビドラマ枠です。

2022年2月現在、「カムカムエヴリバディ」を放送中で、来年2023年前期の「らんまん」の主演を神木隆之介さんが務めることが先日発表されました。
(2023年後期「ブギウギ」ヒロイン趣里さんを追記しました。)

ところで、ヒロインまたは主演俳優は、大手芸能プロダクションから選ばれやすいという話もありますが、本当でしょうか?

本当にそうなのか、実際のところどうなのか、気になったので、今回は、主演俳優が多く選ばれた芸能プロダクションをランキングにしてみました。
あまりに昔だと、芸能プロダクションがどこかよくわからなそう、なんか面倒ということで、1982年~2023年上期までの80作品に区切ってカウントしました。

ランキングを作るにあたって、簡単にルールを決めてみました。

  • ソースは所属事務所のサイト・なければWikipedia

  • 一度でも所属していた場合はその事務所でカウント

  • 三倉茉奈・佳奈は2人としてカウント

  • 男性主人公の場合は女性ヒロインもカウント(「エール」の二階堂ふみ他)

  • 「てるてる家族」は4人姉妹全員をカウント(紺野まひる・上原多香子・上野樹里・石原さとみ)

といった具合です。

一度でも所属していた場合はその事務所でカウントとするので、出演当時は所属していたが現在は異なる、出演当時は所属していなかったがその後一時期または現在所属しているなどがあります。また、事務所を移籍した同じ俳優さんを複数回カウントしている場合があります。

では、見ていきます。なお、表記の順番は、最近の作品の出演者から書いています。

1位 スターダストプロモーション(9人)

*現在所属の方に加えて、過去に所属していた方も、全て記載しています。以下同様です。
スターダストプロモーション
杉咲花 窪田正孝 永野芽郁 葵わかな 瀧本美織 本仮屋ユイカ 竹内結子 岩崎ひろみ 手塚理美

2位 アミューズ(7人)

アミューズ
神木隆之介 深津絵里 清原果耶 吉高由里子 村川絵梨 上野樹里 須藤理彩

3位 東宝芸能/ホリプロ(各6人)

東宝芸能
浜辺美波 上白石萌音 遠野なぎこ 田中美里 斉藤由貴 沢口靖子

ホリプロ(グループ会社 ホリ・エージェンシーを含む)
高畑充希 波瑠 石原さとみ 宮地真緒 戸田菜穂 藤田朋子


5位 研音(5人)

研音
福原遥 杉咲花 松下奈緒 榮倉奈々 山口智子



6位 ソニーミュージックアーティスツ(4人)


ソニー・ミュージックアーティスツ
黒島結菜 二階堂ふみ 土屋太鳳 倉科カナ

7位 フラーム/サンミュージック/セブンスアヴェニュー/キューブ/ライジング/オスカー/無名塾/グレース(各3人)

フラーム/サンミュージック/セブンスアヴェニュー/キューブ/ライジングプロダクション/オスカープロモーション/無名塾/グレースが3人ずつの同数で7位です。

フラーム
戸田恵梨香 有村架純 紺野まひる

サンミュージック(3人とも過去に所属)
杏 桜井幸子 清水美沙

セブンス・アヴェニュー
井上真央 藤澤恵麻 松嶋菜々子

キューブ
三倉茉奈・三倉佳奈 中越典子

ライジングプロダクション
比嘉愛未 上原多香子 国仲涼子

オスカープロモーション
原田夏希 細川直美 田中実

無名塾
田中実 渡辺梓 若村麻由美

グレース(子役時代に所属)
戸田恵梨香 三倉茉奈・三倉佳奈

15位 トップコート/ヒラタ/吉本/テンカラット/ボックス/鈍牛倶楽部/宝塚/東俳/セントラル/宝塚/松竹/ジェミニ(各2人)

下記のプロダクション・劇団が2人ずつで15位としました。

トップコート
趣里 杏

ヒラタオフィス
多部未華子 宮崎あおい

吉本興業
池脇千鶴 手塚理美

テンカラット
岡本綾 石田ひかり

ボックスコーポレーション(2人とも過去に所属)
石田ひかり 山口智子

鈍牛倶楽部(2人とも過去に所属)
安藤サクラ 田畑智子

宝塚歌劇団(OG)
紺野まひる 純名里沙

劇団東俳(子役時代に所属)
井上真央 遠野なぎこ

セントラル子供タレント(子役時代に所属)
神木隆之介 柊瑠美

松竹芸能(子役時代に所属)
三倉茉奈・三倉佳奈

ジェミニ(個人事務所・キューブ移籍前に所属)
三倉茉奈・三倉佳奈

三倉茉奈・佳奈姉妹は、
松竹芸能→グレース→ジェミニ→キューブ
の順に移籍しています。


まとめ

まとめると、

1位 スターダストプロモーション(9人)
2位 アミューズ(7人)
3位 東宝芸能(6人)
3位 ホリプロ(6人)
5位 研音(5人)
6位 ソニー・ミュージックアーティスツ(4人)
7位 フラーム(3人)
7位 サンミュージック(3人)
7位 セブンス・アヴェニュー(3人)
7位 キューブ(3人)
7位 ライジングプロダクション(3人)
7位 オスカープロモーション(3人)
7位 無名塾(3人)
7位 グレース(3人)
15位 トップコート(2人)
15位 ヒラタオフィス(2人)
15位 吉本興業(2人)
15位 テンカラット(2人)
15位 ボックスコーポレーション(2人)
15位 鈍牛倶楽部(2人)
15位 宝塚歌劇団(2人)
15位 劇団東俳(2人)
15位 セントラル子供タレント(2人)
15位 松竹芸能(2人)
15位 ジェミニ(2人)

といった具合です。

上記の芸能プロダクション以外は、おそらく主演に選ばれたのは各芸能プロダクションから一人だけのはずですが、漏れているものがあるかもしれません。

80作品で90人くらいの中で、一時期のみ所属していた人を含め一番多くて9人ですから、特にどこが強いというより、まんべんなく選ばれている印象です。その時々の傾向はあるにせよ、当然ながら、ふさわしい俳優さんを、個人として選んでいるということが伺えます。
多少の有利不利はあるのかもしれませんが、選ばれる俳優さんが多い事務所は、単に人数が多い・人気・実力のある人が多いので、結果的に多く選ばれている印象です。

ただ、近年は、すでに実績のある芸能プロダクションから選ばれやすい傾向が若干あるようです。理由としては、

  • 有力な事務所に俳優の発掘・育成のノウハウが蓄積されてきた。

  • 視聴者の目が厳しくなった(?)こともあり、すでに人気・実力のある俳優を主演に選ぶケースが多くなった。

といったところでしょうか。その時々で勢いのあるプロダクションから多く選ばれることは多少はあるにせよ、基本的には個々の俳優さんによる、といった、ごくありふれた結論になりそうです。

この記事が参加している募集

#コンテンツ会議

30,756件

#やってみた

37,003件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?