語彙にあふれた会話を

多様な知識、豊富な語彙


脳内辞書に刻まれた
知識語彙体験経験の数々が

子どもの思考力を高める。





語彙力を高めるためには、


その子の脳内にすでに刻まれている語彙

そこから網の目を広げていくように、
知ってる言葉から始まる連想ゲームのように、

広げていくことで
新たな語彙を獲得していくわけだが、




例えば
こんな会話


上尾にあるショッピングモール
アリオ』をネタにトークしていて…、




アリオってあれでしょ、あの~
七五三の時とか写真撮りに行くとこ!」



「違う、それ『スタジオアリス』や。
確かにアリオの中にも入ってるけども。」






「谷村新司がいたグループね…」



「違う、それ『アリス』や。」






「不思議な国に紛れ込んだ少女のお話…」



「それは『不思議の国のアリス』」






「働き者のアリと怠け者のキリギリスの…」



「それ『アリとキリギリス』や。
もう、最初の ア と語尾の ス しか合ってないやん。」






「石井正則…」



「『アリtoキリギリス』ね。
と のとこ、 to になってるやつね。

てか、石井正則いわれて、
誰が拾えんねん、そのボケ」





これは
昨日実際に


ショッピングモール『アリオ』と
スタジオ『アリス』とを混同した子どもとの会話


その会話に一部改変を加えた、

いや、

谷村新司以降すべての会話を
追加し、かさ増しした会話例だが、




『アリオ』を起点に広がる、


『スタジオアリス』

『アリス』

『不思議の国のアリス』

『アリとキリギリス』

『アリtoキリギリス』


連想ゲーム




その連想ゲームのなかで登場する


七五三

谷村新司

紛れ込んだ

働き者

怠け者

語尾

石井正則


新たな言葉たち






こうした日々の会話が

子どもの脳内に
新たな言葉を、語彙を、刻み込む。




そして、
それがまた別のある場面

例えば学校

漢字の授業中に
七五三」が登場した時に、

お友達同士との会話の中で
不思議の国のアリス」が登場した時に、


例えば家庭

家にトカゲが侵入、
紛れ込んだ」というワードが登場した時に、



そういえばあの時… と、

あの時の会話の記憶が
芋づる式に呼び起された時、


子どもの脳内に広がる、知識の網

その網の目が広がりを見せる。





これはなかなか
語彙力upを謳う単語帳ベースでは身につかない。

なぜなら、
単語帳に掲載されている語彙たちは

子どもにとって
ではなく、 だから。



をたくさん打っていっても、

その子がもともと持っている
絡み合い、繋がっていかないから。


まぁ、
自分が持つ とを結びつける

そういう覚え方ができる子であれば、
話は別、単語帳も生きるのだが。




子どもとの生きた会話
語彙にあふれた会話を楽しんでほしい。


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