音読の意義
音読は、
全国津々浦々の学校で宿題に課されている。
それは音読、
声に出して「読む」という行為が、
大きく分けてこの2つの側面において
欠かせないものだからだ。
1.
日本語の持つリズム感や、言葉にして話すことで表現する力を養う
という言語感覚を、「話す力」を伸ばす側面
2.
子どもの読解力、ひいては全体的な学力向上につながる
という「読む力」そのものを伸ばす側面
言語の習得は、
生まれて間もなくから
お母さん、お父さんからの言葉のシャワーを「聞く」
おおむね1歳頃から初語を、
2歳頃から語彙爆発して「話す」
幼児期に入ると
絵本や街中の風景など身近なものから
文字に慣れ親しみ「読む」
小学校入学後
ひらがな・カタカナ・漢字を習って「書く」
言葉を話し始める時期、
文字を読めるようになる時期、
文字を書くようになる時期
それぞれに
もちろん個人差はあれど、
聞く → 話す → 読む → 書く
この順番で獲得していくのが一般的である。
音読はこの
聞く → 話す → 読む → 書く のうち、
「話す力」と「読む力」を伸ばすために
うってつけの学習である。
ただ現状、
私の見ている限り、
子どもたちにとって 音読 とは、
学校から宿題として音読カードが配布されるので、
宿題だからただやっている。
というかたちだけのものに
なっているように思えてならない。
かたちだけの宿題という名の作業ではなく、
意味のある学習にしてあげなければ、
やる意味がないし、時間のムダである。
これは何も
音読だけに限った話ではない気はするが…
音読を子どもたちにとって
意味あるものにするためには、
音読とはこうやってやるものなんだ という
具体的な正解を、目指すべきゴールを
示してあげる必要があると思う。
つづきは、また明日。
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