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他人に振り回されない【コーチングやっています 15】

他人に振り回されないための"8つの習慣"を紹介したいと思います。

簡単すぎて、つい見過ごしてしまう。
そんなことが多く習慣にできていないことが多いですね。

その知恵は「禅の教え」にありました。
「相手には相手の価値観がある」と知る

「山是山、水是水(やまはこれやま、みずはこれみず)」という禅語。意味は、山は山として本分をまっとうし、水は水として本分をまっとうすることにより、自然のなかで共存するということだそうです。

これを人の社会にあてはめるなら、自分には自分の価値観があるように相手には相手の価値観があり、相手を受け容れることによって、イライラや不安を感じることが少なくなっていきます。

誰もが自分の人生の主役なんです。
かの、遠藤周作も晩年ハタと気づいた事があって、身の回りのことをしてくれている妻を“主人公である俺の脇役”だとばかり思って過ごしていたことを恥ずかしく思い、今日から妻の「いい脇役になろう」と決心した。

そこに似ている気がします。

それと、相手との距離感。
距離感というものを少し意識することで苦手な相手ともうまく付き合えるようになったりします。

習慣1 「いま」という瞬間を大切にする

1つ目の習慣は、「本分をまっとうし、いまを生きる」ことです。
よいおこないをすれば、いい結果がついてくる「善因善果」、悪いことをすれば、悪い結果となる「悪因悪果」は普遍的な道理、真理ですが、自分の本分をまっとうすることが善因だと禅では説いています。

自分がやるべきことをやる、と言い換えることができると思います。
やるべきこととは、いま、やっていることです。

大切なのは「いま」であるから、いま、やっていることを精一杯、心を込めてやっていきましょう。
それができているでしょうか。人生は「いま」という瞬間の積み重ねです。いまを大切にしましょう。
そこに意識しましょう。

習慣2 早起きして、清々しく充実した朝を過ごす

2つ目の習慣は、「早起きして、清々しく充実した朝を過ごす」ことです。
私は、その日がどんな一日になるかは、朝の時間の過ごし方で決まると考えています。

たとえば、仕事をもっている人が朝寝坊をすれば、仕事に取り組む態勢を整えることができません。

出遅れ感は一日ついてまわります。反対に、早起きをすればゆとりができるため、自分のペースを保つことができます。

そうすることで、心も穏やかになり、人への対応も自然体で和やかなものになります。それは、誰に対しても感謝の心をもって接するために必要不可欠となります。

宵っ張りだった私は8年前に5時起きを実践してから、人生変わって来ました。
良い習慣を身に付けれたと思っています。

習慣3 朝10分間の掃除を日課とし、整った心で家を出る

30分早起きすることにより、自由に使える朝の時間ができます。どのようにして過ごしますか。
「朝10分間の掃除を日課とし、整った心で家を出る」ことを3つ目の習慣にしましょう。

会社や学校に行く前に、掃除なんてしていられない。そう考える人も少なくないでしょうが、毎日、場所を決めればいいのです。月曜日はキッチンまわり、火曜日はトイレと玄関。

掃除をするということは、単に部屋を片づけ、きれいにすることにとどまりません。

整えることは潜在意識に働きかけることにもなります。

かの、土方歳三も隊士らに掃除の徹底を行なっていたそうです。
毎日のように静止と隣り合わせの新選組。
廊下や床を磨くことで心を磨くことが何よりも大切だと考えていたのでしょう。

もう一つは空間認知です。
そのとき、その状況のなかで、相手とどのくらいの距離をとるのが適切かを計ることができます。

さらには人間関係でイライラすることが自然と減っていくことでしょう。

習慣4 感謝と尊敬の念をもって合掌する

4つ目の習慣は、「感謝と尊敬の念をもって合掌する」ことです。
合掌には、右手は相手の心、左手は自分の心で、それを合わせることは相手と心を一つにすること、という意味があります。

仏壇の前での合掌は、ご先祖様と心を一つにして、いま命をいただいていること、今日も無事に朝を迎えられたことを感謝する所作なのです。
毎朝、ご先祖様に感謝することは、人に対して感謝することにもつながっていきます。

仕事のご縁をいただいてありがたい。友人でいてくれてありがたい。
そんなふうに思えるようになれば、あなたの心は盤石です。

習慣5 心を込めた直筆の手紙を書く

これは私が今もっとも習慣にできていないことです。
ここに記しながら、反省。

大事なことを伝えたいときには、直筆で手紙をしたためルのがいいでしょう。どうしたら思いが伝わるかを考え抜き、言葉を選ぶ。

このように時間も労力もかけることで、文面に思いがこもるのです。

ここいちばんというときに、心を伝えてくれるのは手紙です。その力を今一度見直してみてはいかがでしょうか。私も見直します。

習慣6 勝ち負け思考はやめて自分の弱みを見せる

人には自衛本能がありますから、弱みは見せたくないものです。
英語が苦手、政治に疎い、経済に暗い、弱みをさらけ出すと、その素直さ、潔さは実は好感をもって受けとめられるようです。

ときには、相手のサポートを受けて、弱点がカバーできるかもしれません。弱みを見せることで、ストレスやイライラ、不安なども解消されていきます。

習慣7 三業を整えて、ふるまいを美しくする

7つ目の習慣は、「三業を整えて、ふるまいを美しくする」ことです。

三業(さんごう)とは、身体の「身業」、言葉の「口業」、心の「意業」のことであり、「三業を整える」とは、美しくふるまえば、言葉もうつくしくなり、心も整うという意味になります。
身口意(しんくい)なんていったりもするようです。

人は、ふるまいの美しい人に近づきたいと思うものです。
美しいふるまいは「簡素」にして「自然」ということ。

それは、上品に見せることではありません。
心を込めて、丁寧に所作をおこなえば、自ずと、簡素で自然な美しいふるまいになるのです。

習慣8 自然と触れ合うことで感性を磨き続ける

向き合っている相手の心の内を感じとるのは感性です。
感性を磨くために、できるだけ自然と触れ合いましょう。

いたるところで冷暖房が備わっている現代は、日常のなかで季節を感じることが難しくなっています。葉のこすれる音、小鳥のさえずり、草の香り、北風の冷たさ日本人の豊かで繊細な感性は、四季折々の自然と触れ合うことで育まれてきたのではないでしょうか。

心がもともと備えている、相手との距離の自動調整能力をうまく機能させるためにも、自然と触れ合いましょう。

私は週末ごとに各地で農作業をするようになってから自然に触れるということで感性が磨かれてきていることを実感しています。

なので自宅に戻ってきても、音、空気、色、香り、肌感覚が研ぎ澄まされています。
それは、心が整ってきていることから実感ができます。


どうですか?
8つの習慣。
ひとつずつ身に付けていってみてください。
「これならばできそうだな」と思えるものから是非お試していただければと思います。

相手との距離が掴めて、相手に振り回される事はなくなりますよ。

⚫️東川哲也 official web site
http://asone-labo.com


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