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2号被保険者さん。

まぁ、なかなかのケース。

難病で障害認定もうけてて、入院前は医療保険で看護・リハが関わってて、この度なんだかんだで介護保険申請をし退院してくるケース。

若い方。いわゆる2号被保険者さん。

訪問看護併設、医療系の事業所だからか、この2号被保険者さんがやたら多いのがうちの事業所。

2号被保険者さんというのは、いわゆる16の特定疾病の診断を受けている40才以上65才未満のかたが申請できる。

申請できる疾患は以下の16種類の特定疾病

1.がん(末期)
2.関節リウマチ
3.筋萎縮性側索硬化症
4.後縦靱帯骨化症
5.骨折を伴う骨粗鬆症
6.初老期における認知症
7.進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
8.脊髄小脳変性症
9.脊柱管狭窄症
10.早老症
11.多系統萎縮症
12.糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
13.脳血管疾患
14.閉塞性動脈硬化症
15.慢性閉塞性肺疾患
16.両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

さらにね、基本は介護保険申請して訪問看護を使う時は介護保険での訪問看護やねんけど、例外があり、厚生労働大臣が定める疾病等に該当した場合は、医療保険による訪問看護サービスでの対応となってるねん。

ケアプランの中で、医療保険での訪問看護の利用者も多い。

ちなみに厚生労働大臣が定める特定疾病とは?


1. 末期の悪性腫瘍
2. 多発性硬化症
3. 重症筋無力症
4. スモン
5. 筋萎縮性側索硬化症
6. 脊髄小脳変性症
7. ハンチントン病
8. 進行性筋ジストロフィー症
9. パーキンソン病関連疾患
【進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病(ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ3以上であって、生活機能障害度がⅡ度またはⅢ度のものに限る】
10. 多系統萎縮症【線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症およびシャイ・ドレーガー症候群】
11. プリオン病
12. 亜急性硬化性全脳炎
13. ライソゾーム病
14. 副腎白質ジストロフィー
15. 脊髄性筋萎縮症
16. 球脊髄性筋萎縮症
17. 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
18. 後天性免疫不全症候群
19. 頸髄損傷
20. 人工呼吸器を使用している状態

今の事業所にきて、ガン末期の若い65才以下の方も多いねんけど、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、人工呼吸の使用者、筋萎縮性側索硬化症の方もまれではなくおられる。

難病指定受けられている人もいれたらほんま対応しているかたの2割位は特定疾病や難病指定の方を担当させてもらってる。

今回の人は難病に加えて、脳血管疾患って事で介護保険を申請したケース。

いやぁ、私が担当になるまで長くかかったよ。

事例検討というより、地域ケア会議に近い状態でカンファレンスを行い、それを大病院の医師に伝えて、病院でも先生や看護師さんがいろいろ話あってくれたのか、介護保険申請にこぎつけた。

うちのリハビリ職が、まるでケアマネのような動きをしていた。役所の障害担当やリハビリセンターとの調整、掛け合い、はたまた緊急時の看護師との訪問。介護保険が使えたらアルパカにお願いしたいと言われ続け、社内のカンファレンスでもどういう道筋立てていくかに参加させてもろてた。

今回、新たな難病で入院。

病院からの一本の電話。

アルパカの怒りをかったのはまた、次の話。





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