初任の頃を振り返る
本日辞令交付式が行われ、いよいよ学校が新組織で動き始めた。
昨年までいた職員も新たな校務分掌・学年で各々の仕事に追われている。
1年の中でいちばんばたつく日だと個人的には思う。
だからこそ、ほとんどの職員は周りが見えなくなる。
自分の仕事に追われたり、タスクをこなすことで精一杯でデスクに張り付いていたりあたりを駆け巡っている職員ばかり。
自分もそんな1人だったが、ふと職員室を見渡した時に初任者の方が何をしていいかわからずボーッとしているのが見えた。
「なにかやることとかありますか?」と聞くと
「何していいかわかりませんでした。」と。
「〇〇のことを今やっているからこれ手伝ってください。」
「わかりました。」
こんな会話だったがなんだか初任者の方は少し安心したようだった。
私の初任の頃を振り返ると、特に4月1日は「何していいかもわからない」「ただ椅子に座り指示を待っているだけ」で何もできない自分を突きつけられている気がしてすごく居心地が悪かった。
そこで救いの手を差し伸べてくれたのが学年主任の先生。
「〇〇一緒に手伝ってー」とたった一言。
でもその一言でなにか救われた気がした。
私は3年目の教員として、もう教えられてばっかりではないことを自覚しなければならないと今日学べたと思う。
どんなに忙しくても、どんなに大変でも、少しでいいから周りの様子を見られるようになりたいと強く思った。
初任者の時にしてもらった恩を少しでも次へつないでいきたいと思った。
明日からもバタバタするけれど、頑張ろう。