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【教採対策】 個人面接答え方と解説 第4弾

 2つの県の教採を一発合格した現職の教員が教採の個人面接に答えるならこう答える!というものを載せていこうと思います。

 集団面接の対策もマガジンに載せてありますのでこちらも参考にしていただければ、より深い学びになると思います。集団面接の練習は個人面接でもすごく役に立ちました。質問に対して多角的な視点で物事見ることができるようになったからです。ぜひ、集団面接がないよという人も、集団面接対策にまとめた記事をご覧いただけると参考になるのではないかと思います。

過去の面接対策は下の第○弾から見れます。

第1弾    第2弾    第3弾

質問が被っている場合がありますのでご了承ください。



⑴ 教育実習で印象に残っていることは何ですか?

 体育祭のときです。個別リレーで負けてしまった子が悔しくて泣いてしまったことがありました。全力でがんばったからこそだと思いますし、練習の様子も見ていたので私も本当に悔しかったです。その次にあった団体リレーでは悔しい思いを糧に1位で走り切ることができていました。その後すぐに自分のところに来て笑顔を見せてくれたことが嬉しかったし、なにより、喜びや悔しさを共に味わえたので印象に残っています。

[解説]

 自分が一番教育実習で学んだことは、教材研究の大切さですが、別バージョンも載せておきます。教師の仕事のやりがいや魅力に当てはまるような内容です。子どもの成長した瞬間などの感情を共にできる仕事はなかなか他にないと思います。

 生徒指導系を教育観の軸に持っていこうと考えている人であれば、こういったエピソードでも説得力が増す具体例の一つになるのではないかなと思い、書きました。



⑵ 教育ニュースで気になったことは何かありますか?

 GIGAスクール構想のことに興味があります。1人1台のタブレット端末を整備することで従来の授業のあり方と大きく変容してくるところがあると思いました。今後授業の復習としての活用だけでなく、反転授業への活用など授業のあり方も多様化していくのではないかと思い、興味を持っています。

[解説]

 2019年12月にGIGAスクール構想が文科大臣から発表されました。新型コロナウイルスでの休校などで学び方が大きく変容していくのではないかと思っています。したがって、最近の気になる教育ニュースと言われれば、そういった内容のことを答えられればいいのではないかと思います。現場でも、なるべく新しい時代の流れに合っている授業などが求められています。新しい正しい知識を持った人を欲しいのは間違いありません。

 ただ、内容について詳しく知らないのであれば、無難に不祥事のことなどの路線で話をもっていく方がいいのではないでしょうか。



⑶ ICTを理科で活用していくときはありますか?

 あります。危険でなかなか理科室で実験を再現できない実験や、器具がない場合、何度も見て確認する必要がある実験などではICT機器の活用は必要になってきます。また、タブレット端末が今後普及してきたときには、実験の様子を動画で納め、実験の様子を動画撮影し、再現性、客観性、実証性があったのかを生徒自身で確かめることができるので自分が授業するときには活用していきたいと思います。

[解説]

 ICTをただ活用することが目的になってはいけないと思うので、ここの内容は少し注意をした方がいいと思います。例えば、デジタル教科書を用いる理由はなんなのか?なぜ、その実験は動画で見せるのか?実際に実験したほうが学習効果は高いのではないのか?など自分なりに考えた上でかけるといいと思います。

 ICT機器は生徒が「〇〇するために使いたい!」といって実験の考察の幅を広げたり、実験の再現性や客観性を確保するために使用したくなるものというのが、自分の中での理想です。教師がICT機器をここで用いますってやっているようではICT機器を活用しているのではなく、使っているだけだと思います。活用はICT機器を使って学びを広げることが大切だと思います。それぞれの教科や具体的な場面で活用するという意味を考えて、それを軸に話すことが大切だと思います。




⑷  生きる力で大切にしていることはなんですか?

 生きる力は、知・徳・体のバランスが取れた力のことです。学びに向かう人間性や、知識技能、思考力・判断力・表現力等の力をバランスよく育てていくということを大切にしています。

[解説]

 生きる力の定義をきちんと理解しているかの知識的な質問も面接の中で聞かれることもあります。こういった質問では、とりあえず自分の知っている知識を伝えるだけでいいと思います。面接官もその後に、答えた内容のうち気になった内容について深掘りしていくことになると思うからです。例えば、この後であれば、「ではそのような生きる力を育んでいくためには具体的にどのようなことに気をつけて授業をしていきますか?」や「生きる力を育んでいくために学級経営で大切にしていきたいことはなにかありますか?」と言った質問が来るかもしれません。こういった質問に対しては、自分の教育観で大切だと思っていることとうまく結びつけることで説得力のある答え方ができます






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