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【教採対策】 個人面接答え方と解説

 2つの県の教採を一発合格した現職の教員が教採の個人面接に答えるならこう答える!というものを載せていこうと思います。

 集団面接の対策もマガジンに載せてありますのでこちらも参考にしていただければ、より深い学びになると思います。集団面接の練習は個人面接でもすごく役に立ちました。質問に対して多角的な視点で物事見ることができるようになったからです。ぜひ、集団面接がないよという人も、集団面接対策にまとめた記事をご覧いただけると参考になるのではないかと思います。

 面接はなるべく端的に具体的にいうことを心がける!

これを絶対に忘れなければ、面接の外枠はOKだと思います。後は内容次第です!


⑴ なぜ〇〇県で教員を目指したのですか?

 私は、理科の面白さや楽しさを感じることのできる生徒を育てていきたいと思い、教員を目指しました。特に〇〇県では、大学での学び・多くの人との関わりに加え、県内のフィールドワークや寮生活、教師塾、アルバイトなど数多くの経験をして幅広い人との繋がりを持っています。それらの経験を生かし自分の考え方を深めたり、より良い教材を考えたりなど活かせることが多いと考えたので、本県の中学校教員を目指しました。

[解説]

 まずは、教員を目指した理由を一言で言えるといいと思います。結論を始めに持ってきて、だんだんとその具体的な内容を言うという言い方をすることで面接官に印象付けることができると思います。また、自分は教師塾に行っていたり、学生寮に住んでいたなどの経験を生かせるので、そういった自分だけの強みをキーワードとして強めに言うことで次の質問への誘導に使うこともできます。また、他の受験者との差別化もでき、印象づけることも可能です。


⑵ 教師のやりがいは何だと思いますか?

 私は、子どもたちが成長することを願い、そしてその成長していく過程を近くで見守れることだと思います。だからこそ、子どもの成長を純粋に願い、授業や日々の生活を通して「わかった」「できた」という姿を認め、価値付けたり、授業では全員がわかった、楽しいと言える授業を創っていきたいと思います。

[解説]

 自分にとってやりがいは、成長した様子を見ることです。だからこそ、日々の生活や授業の中でも成長できるような工夫としていかなければならないし、時には我慢しなくてはならないこともあります。こういった質問は、最後に自分の展望が語れると向上心が見え、面接官に好印象を与えるのではないかと思います。


⑶ 最近の中学生の特徴は何だと思いますか?

 スマホの普及率の上昇により、より多くの情報に触れることができる環境があるということが特徴だと思います。学び方にも多様性が生まれることで自分に合った学び方を選択できる環境がある一方で、さまざまな情報から適切な情報を取捨選択するスキルが必要になってきていると考えます。だからこそ、情報に関しての正しい付き合い方を学ぶ機会を作っていくことを心がけて指導していきたいです。

[解説]

 現在、中学生のスマホの普及率は6割を超えていると言われています。また、SNSなどのネットトラブルも多くなってきています。ネットの使い方は必ず学校では指導できなければなりません。その一方でメリットもあることにも触れ、メリットがあるからこそ、子どもたちがネットを正しく使いこなせるようにしなければならないことを強調することが大切です。


⑷ 具体的に情報に関しての正しい付き合い方を学ばせるための工夫はどうするつもりですか?

 私は例えば理科の授業の中で情報の扱い方を伝えていきたいと思います。DHMOという物質をご存知でしょうか?水なのですが、言い方を変えると非常に危険で不安を煽るように内容を書くことができます。しかし、きちんとその物質のことを知っていたり、情報を鵜呑みにするのではなく自分できちんと調べ考えること防ぐことができます。情報を鵜呑みにするのでなく批判的に見る見方を伝えていきたいと思います。

[解説]

 ⑶の質問に関連した質問です。曖昧なことをいうと深掘りされることがあるので注意が必要です。あえてそうすると言うこともしますが…(笑)DHMOは理科の教員の中でもそんなに多くの人が知っているものではないので話題にするにはぴったりだと思います。DHMOに関する偽の報告書みたいなものがあるのでそれを読んでおくと情報教育の大切さを知ることができると思います。


⑸ 教員に向いていることはなんですか?

 私には大きく2つあります。1つ目は、いろいろなことにチャレンジできることです。部活動指導や教材研究などもより良いものになるように改善を繰り返したり、新しいことを学びどんどん指導に取り入れていくことができるからです。2つ目は、人と人との関わりを大切にすることができることです。寮で4年間共同生活を通して、人と人とのつながりの大切さや、多様な価値観を認めることが大切だということを身を持って経験することができ、教員になっても活かせると感じているからです。

[解説]

 言いたいことが2、3個ある場合は、必ず始めに「2つあります」などと宣言した方がいいともいます。理由は、聞いている側からすれば、「あと何個あるのだろうか?」と終わりが見えないことに不安を感じます。だから、始めにいくつの視点で話すのか宣言しましょう。

 また、この内容は必ず自分の経験から話さなければ何も説得力が出ません。また、自分の目指す教師像の軸に合っているかまで考えて、文章を考えられるとバッチリです。自分はほとんどの人が経験していない寮生活を強みにして協調性や協働できる力をアピールできました。自分にしかないオリジナリティのある文章を考えましょう。





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