そろそろ所見止めませんか?
いまや通知表に必ずといっていいほど書く、当たり前の所見。
所見はその児童生徒の成長の様子を言語化でも評価してあげるということで書いている学校は多いのではないでしょうか。
たしかに保護者の目にも止まるものなので学校での様子を伝えることができる手段としていいものであることは間違いありません。
しかし、教員にとって、特に担任に取っては負担でしかないのです。
その所見を書く時間は必ずといっていいほど時間外勤務の時に書きます。
児童生徒がいる時間に書くことは困難だからです。
▼ わかりやすく書かれている記事がありました。
そもそも時間外勤務はあってはならないものです。
時間外勤務でしかできない業務は尚更、削っていかなければならないものなのです。
「こどものため」ということだけで働きたい人ばかりであるわけでないということをきちんと教員が認識していく必要があると思うのです。
といっても1教員が所見を、完全になくすことは勝手にすることはできません。
しかし、その所見を書くのも教員なのです。
現状に不満を持ちながら変化させようと動かなければ変わりません。
所見はテンプレから選択するなど、書く内容を統一化すれば書く時間は劇的に減少します。
しかし、「その子のために書きたい」「オリジナルの文でしか伝わらない」と張り切って書く人もいます。
その人たちのことは否定しませんが、そのことが”良い教員”であるように評価されるのであれば正直迷惑です。
一人一人が働き方の多様化を認め、やるべきこととやらなくても良いことを区別し、真に必要なものを精査していく必要があります。
そのためにもだれもが働きやすい環境をまず自分が作っていくことが大切だと感じます。
さあこれから管理職に所見を提出する時期です。
テンプレであることを堂々公言し、戦っていきます。
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