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教育系記事まとめ

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教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
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#高校

「来年は先生やってないかもね」といったら生徒は驚いていた

 キャリア教育の中で進路指導や職業について調べたり考えたり、自分のキャリアをデザインしたりする授業をしています。  将来の夢があるという生徒もいれば、全く思いつかないという生徒もいます。  夢がないと答えた生徒に対して、「将来の夢を考えろ!」は苦痛ですよね。  絞り出してでも書いている生徒がいますが、なんだかちょっと教育ではない気がしてたまりませんでした。  そこで自己分析を行うツールを使って自分について知る機会をもうけました。  ↓のリンクのは例ですが、このような

ゆとり高校教員が考える「学校の未来」と「不安」

こんにちは。クマです。私はゆとり世代のアラサー高校教員です。 私は数年間、教員として高校で働いてきて、学校について様々なことを考えて来ました。ここでは、私の予想する学校教育の未来についてお話したいと思います。そして、私の最後に私の「不安」について書いていきたいと思います。  ちなみにここに書くのは、あくまで、私の個人的な予想や願望が入り混じった身も蓋もないストーリーです。的中するかどうかは全く保証できませんので、ご了承ください。 高校教員の仕事 現状、高校教員の仕事は大

テスト前になるとする”テスト計画”は本当に必要なのか

 勤務校の中学校では、テスト3週間前になると”テスト計画”を行う時間を学活の時間を用いて1時間ほど取ります。  具体的に何をするかというと、「テスト範囲の確認」「テストまでの日数を確認」「提出物を確認」「テストに向けて自分の学習をどう進めるのかを計画する」ということを1時間の授業で行います。  結論から言ってこの様なテストの計画をする時間は要らないと強く思います。  理由は4点あります。 1.計画を立てることが目的になる2.計画通りやらないといけないと感じる生徒がいる

時事雑感:私服に土足で、いろんな人が出入りできる「教育」を。

https://www.buzzfeed.com/jp/yuyayoshida/haichi1 こんばんは、しめじです。 今夜は、ニュース記事として取り上げられている内容から。 この方の授業、めっちゃわかりやすい。やっぱり仕事柄、嫉妬とか対抗心とか抜きで、「面白い授業を聞きたい」欲求があるので、結構いろんな方のYoutubeを見ます。 サッカー少年がサッカーの動画見るのと同じ感じです。 鈴木貫太郎さんとか、ヨビノリとか好きですし、この方も今年の春、休校中の課題をやる動

google認定教育者の試験を受けた

 先日Google認定教育者の試験を受けました。  試験を受けるにあたって、自分の計画やおすすめの勉強法などを書いていきたいと思います。 ⬜️ そもそも認定教育者とは  とGoogleの認定教育者について調べると出てきます。  つまり、「テクノロジーを基本的なものは使いこなせますよ!」という証明のようなものです。  その証明を得るために様々なことを学ぶわけですから、認定試験を受けることは最後の確認といったところでしょうか。  自分の学んだ成果を発揮する場であると感

部活動への教員の意識が変わってきたかも…

 ”部活動はいずれなくなる” ”働き方改革はまず部活動から” など部活動のあり方に関して少しずつ教員の中で意識が変わってきたと感じるようになりました。   <<まず自分がやれることをとことんやる>> ・大会の運営側の役割(県大会クラス)もついていたので令和3年度以降大会は開催しないよう決定。 ・平日の部活動は学校がどうしてもやって欲しい・生徒指導上やるとなってしまっている時以外はなるべく削減。←保護者や生徒が不満に思わない程度で徐々に削減。 ・休日は月4回あったのを

教育実習生がきた時いつも思うこと

 今年はコロナウイルスの影響で例年通り教育実習ができたところはラッキーだったのでしょうか。  教育実習は教員免許を取るためにも必須の単位になっている大切なイベントです。  また、実習生にとっても先生たちの働き方や実際の勤務の状況を知ることができる、いわば ”実践インターン" のような役割もあると思うので、教員の現実を知り、本気で教師を目指そうか、そうでない道にチャレンジしようか考えるきっかけにもなる重要なイベントだと思っています。  今年度、自身が勤務する学校にも教育実

教員の休憩時間について

 教員の休憩時間について今まで考えたことは正直ありませんでした。  むしろいつ休むの?!となるくらい予定はギッチリと詰まっています。  教員の休憩時間はどう取らなければならないのか、などもう一度確認したいと思い記事を書きます。 ⬜️ 教員の休憩時間について  基本的に7時間45分であるところが多いのではないでしょうか。  休憩時間については勤務時間が7時間45分の場合、45分の休憩時間撮る必要がありますが、学校現場ではどのようにとると想定しているのでしょうか。  

土日の勤務について

 先日滋賀県の日野町でおきた、土日の勤務時間を削除するように言われたということがニュースで話題になりました。  部活動や教材研究、公務分掌など土日にやらなくては平日だけでは到底終わらせられる量でない時がよくあります。  そんな時、平日深夜まで毎日やっていては体がもたないので、休日にまとめて来週の分のタスクをこなすということをする場合があります。  そうでもしないと到底終わらないことが多すぎるのです…  またそれに加え、部活動指導があります。  部活動のガイドラインは

教員の勤務時間とは

 教員は授業の準備をする時間が勤務時間内に用意されていないことが当たり前です。  学級の掲示(現在ではユニバーサルデザインの関係で少なくなっていますが)の作成時間も勤務時間外に行わなければならないです。  特に時間を要するもののうちあまり議論されないような業務についてあげていきたいと思います。 1.成績処理に関して   3学期制をとっている学校にとって学期末の時期はとても忙しくなります。  特に、この成績処理に関しては大変です。  学校は絶対評価を取ってはいるもの

マスクを外せない子どもたち

 コロナ禍でマスクをすることが当たり前で、していないのはマナー違反とまで思う人がいるほど、日々の生活の中でマスクをつけることは日常生活の一部になっています。  もちろん学校でもマスクの着用は必須となっています。  ただでさえ、窮屈な教室の中に40人ほどの子供たちがはいり、授業をおこなっているのですから。  そんなマスク着用が当たり前の世の中になってきたことで、子どもたちにもある変化がでてきました。  それは、”マスクが外せない”という子どもたちです。  自分の担任し

いじめの認知件数過去最大に

⬜️ 文部科学省報道発表(令和2年度10月22日) ⬜️ いじめの認知件数の推移  令和元年度、いじめの認知(発生)件数が過去最大になりました。  統計の取り方は年度によって異なっているので一概に比較することはむずかしいのですが、実際の学校現場にいてもこういった問題行動は増加傾向にある感じはしています。  いじめの発生件数ではない(認知も含むようにしないといけないため)ので、正直、都道府県教育委員会や市町村教育委員会が、「しっかり調査しろ!」と一言かければ、認知件数は

学校教育はやるべきことが多すぎる…

 学校教育の要になっている活動は授業です。 その授業も様々な制約ややらねばならないことが非常に多いです。 その結果、戦後から日本は一定水準以上の教育効果をあげることができたのでしょう。 しかし、やることが多いと教師にも子どもにもゆとりが生まれません。 かといっていきなり、ゆとりを持たせられる期間を作ったとしても、うまく活用する術を知らないので無駄に過ごしてしまいます。 授業で行うべきことが示されている学習指導要領はいい例です。 詰め込み過ぎ感が否めないです。 以

部活動の転部に関して

 転部が悪いわけではないと思います。  むしろその生徒にとって転部はプラスにはたらくことだってあります。  でもどんな理由があろうと考えなくてはならないことが2つあると最近気付かされました。  1つ目『その部活に残された生徒』のことです。 転部をしたことがわかると、多少なりとも部内での雰囲気は変わります。  実際に中学校の時には自分が転部した経験がありますし、高校の時には転部してきた子、さらに転部して行った子など部内でメンバーが変わったことが多々ありました。  その