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教育系記事まとめ

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教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
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2021年1月の記事一覧

ゆとり高校教員が考える「学校の未来」と「不安」

こんにちは。クマです。私はゆとり世代のアラサー高校教員です。 私は数年間、教員として高校で働いてきて、学校について様々なことを考えて来ました。ここでは、私の予想する学校教育の未来についてお話したいと思います。そして、私の最後に私の「不安」について書いていきたいと思います。  ちなみにここに書くのは、あくまで、私の個人的な予想や願望が入り混じった身も蓋もないストーリーです。的中するかどうかは全く保証できませんので、ご了承ください。 高校教員の仕事 現状、高校教員の仕事は大

教員は”Googleフォーム”で働き方が変わる。

読んでいただきありがとうございます! 今日はタイトルの通り、Googleフォームを紹介します。 おそらくこれを紹介する記事やブログはたくさんあると思います。 なので、この記事では基本的な使い方を紹介した後、 教員に特化した具体的な活用事例を紹介したいと思います。 【1】本校のICT環境❶ 教員1人1台の公務用PC ❷ 教員1人1台のiPad(第6世代)校内Wi-Fiに接続 ❸ 教員間での共有のChromebookが数台 ❹ 生徒用貸し出しiPadが1学年あたり約40台 【

GIGAスクール構想の鍵は,「合意形成」と「教育観の問い直し」

先日の学修成果発表会では,学校でのICT活用の推進における「組織的な合意形成」,「教育観のパラダイム転換」の必要性を指摘したところでした。 このことに関連した内容を松田さんの記事に見つけ,触発されて Facebook に投稿したのですが,その投稿を再構成して考えを掘り下げてみました。 世代間のギャップ合意形成が必要だということは,裏を返すと,世代間に「課題意識のギャップ」が大きいことが考えられます。 上の記事で松田さんがおっしゃるように,Mt.GIGAの頂きを目指す時の

ベテランの教師は何をしなくても言いわけではないぞ!!!

 自分は担任として日々自分のクラスの生徒に積極的に関わっています。  もちろん関わりたくないと思う日もありますが、それも仕事のうちなので割り切って接していることもあります。  また、自分の勤務校は大規模校なので2クラスに1人ほどの副担任がいます。  副担任は基本HRの時などには教室にいませんが、担任が不在の時(研修や病院など)に代わりに給食指導やHRで話をします。    正直にいって自分のクラスについている副担任が全く仕事をやろうとしないので、非常にイライラします(

教員免許が一般企業で役立つことを証明したい

こんばんは、Kyonです。 塾の先生がきっかけで、学校の先生になりたいと思っていました。 私の暗黒期である中学時代学校も部活動も上手くいかなくて、友達ともこじれたりして、いじめられたりもして、毎日が憂鬱。「面倒くさい」か「眠たい」しか言っていない無気力な自分が大嫌いで、何をしても気が乗らない毎日。 でも、塾は嫌いじゃなかった。宿題はいっぱい出るし、毎回小テストがあって、できていないと補習があって居残り。マナーやしつけにも厳しい塾だった。けど、ちゃんとしていれば、先生たち

学校に新しいものが入ってくるときよく起こること

 ついにgigaスクール構想の1人1台のタブレットが勤務校で完備されました。  それに伴って先生にも配布され、活用が求められています。  来年度の研究に関してはICTを用いることが必須のようです。  さて、そんな新しいものが入ってきた時、学校現場ならではだと思うことがよくあります。  それは新しいものに関する"環境整備されていない"ことです。  たとえば生徒用のタブレットは入ってくるけど、アカウントの話は全くない。  先生用のタブレットはあって活用が求められている

研修はいやいや受けるものではない!

 学校の先生は研修を受ける権利と義務があります。  これは教育基本法の第9条に定められています。  他にも教育公務員特例法第21条・22条に記載があります。  つまり、研修は法律でやりなさいと決められているものなのです。  だから現場の先生たちはたまに研修で学校にいない場合があるのです。(1人2人ですが)    さて、そんな研修ですが、昨日自分も受けなければなりませんでした。  自分が選択したものは学校経営などに関する研修でした。  今年の研修はコロナウイルス

GIGAスクール構造のための研修にがっかり

来年度からGIGAスクール構想に伴って、1人1台のiPadが勤務校で整備された。  もちろん教員は数ヶ月早めに届き、様々な研修を受けさせられた。  google へのログインの方法、ベネッセが提供しているアプリなど研修内容は基本的な端末操作系が非常に多いが、デジタル機器を普段なかなか手にしていない教員にしてみれば非常に難しい研修だったのかもしれない。  正直「ログインなんて研修でやる必要があるのか」と思う。  ログインで手間取っていては、逆に普段の生活でスマホやアプリ

学校の通知表

 そろそろ3学期の通知表を書く時期がやってきます。  通知表には5・4・3・2・1の各教科の評定が載っています。(高校だと10段階になっていました)  自分自身もこの評定に関してはすごく意識していましたし、記憶に残っています。  ちなみに通知表の作成自体は学校教育法などに記載はなく、出さなければならないのは要録などの学校がその生徒の情報を知るためのものだけなのです。  しかし、基本的にどの自治体も通知表を作成するのは、通知表を出すことで得られる教育効果が大きいことにあ

学力差を肯定的に捉えた宿題のあり方

 学校現場ではよく、「宿題だせないと将来困るよ」「信頼失うよ」「成績下がるよ」と一種の脅しのように宿題を出させる風潮があります。  そして、その宿題をやってきたどうかは成績の関心意欲態度の項目で評価され、成績の一部になって生徒の手元に返ってきます。  学び方が一種類しか選択できなかった時代はいいと思いますが、今はYoutubeなどでも様々な塾の講師や大学生などが問題を解説してくれています。  また、本屋に行けばたくさんの参考書が置いてあり、自分のレベルにあった参考書を選

ICTに関して「できない」と決め付けている教員が多すぎる

 今ICT担当として構内の研修などを行なっています。  そこで感じたことで一番印象強く残ったことは”教員の「できない」という発言が目立つ”ことでした。  せっかくの資料を印刷して、説明書まで作成して、放課後の時間を30分活用しても、「できない」という言葉が挙がれば、たちまち「できない」の声が広がり、「できない」ことが普通という空気になってしまうことがありました。  もちろん自分も校務なので「できない」と言われ、資料をみなかったとしても悔しいなどと思うことはありません。

部活動はそんなに大事なのか

 新型コロナウイルスの感染対策として学校現場も多くの対策を講じてきました。  しかし、納得できない点があります。  それは部活動に関するコロナ感染対策についてです。  自ら感染しにいくような活動は自粛すべきでも、活動をやめないところが非常に多い印象です。  続々と集団感染のニュースが出てくるようになりました。  学校現場での感染は部活動が圧倒的に多い気がします。  なぜならマスクをしていないし、密になっているからです。  15分程度の会食でも感染リスクがあるとい

年休をとることは権利だから!

 「今日午後年休とります。学級よろしくお願いします。」というと、きまって主任に「なんで年休とるの?」と言われます。  「年休とりたいからです」というと、「みんなも頑張っているんだから考えなよ」と。  「じゃあ年休取ってはいけないんですか」というと「そういうわけではないけど、みんなのことを考えて欲しい」といいます。    自分の勤務校には各学年に副担任が数名います。  だから担任がタイミングを見計らって年休をとることはできるのです。  ただ、副担任の先生にきちんと引き