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教育系記事まとめ

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教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
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2020年10月の記事一覧

私学における働き方改革の先駆的取組み

こんにちは。 今回は私学における働き方改革についてです。 2019年1月、中央教育審議会で学校における働き方改革に関する答申が取りまとめられ、文科省は上限ガイドラインや休日の「まとめ取り」の推進など「公立学校における働き方改革の推進(全体イメージ)」を提示しました。 こうした流れを受けて、全国の教育委員会が公立学校における労働環境の改善を進める一方、私立学校での取り組みは行政も十分に把握しておらず、不明な部分が多いのが現状です。 そんな中、外部の民間企業との連携など、上

教員一年目が学校にzoomを持ち込んだ結果、半年でzoomが学校文化に

教員になって半年。教員になってちょうど半年の朝、僕は二度目の全校zoom集会の準備に朝から学校を走り回っていました。 教員になって三ヶ月の頃に、学校全体を巻き込んで全校参加のzoomを用いたオンライン集会をしました。 あの時は、どうやって繋げばいいのか、そもそも繋ぐ必要があるのか、考え、試行錯誤を繰り返していました。 カメラもマイクも付いていない学校のパソコンでどのような形で繋がりを学校全体に生み出していくか、一年目ながら職員をどうやって巻き込んでいくか、葛藤だらけの日

【奥の細道 授業実践】〜Google Earth🌍とGoogleスライドで芭蕉の旅路に思いを馳せる!〜

【はじめに】  今回は、Google EarthとGoogleスライドを使った『奥の細道』の授業実践について書こうと思います🙂。  生徒がGoogleスライドを使って松尾芭蕉の旅路を紹介するプレゼン資料をつくり、発表時にGoogle Earthのプロジェクト機能を利用して視覚的に実際の地を見せるという授業を行いました! 1.授業計画 今回の単元を貫く課題は「芭蕉の旅路を調べ、芭蕉がどんな旅をしていたのかわかりやすく聴衆に伝えよう!」です。  単元を貫く問い/課題について述

学校の先生が毎日の授業で意識していること

小学校教員は基本的に毎日6時間授業がある。その一つ一つの授業を入念に準備して臨んでいる先生は、全国にどのくらいいるだろうか。おそらく、1パーセント以下だろう。あ、もちろん僕はできてません。だから、そんな僕みたいな先生でも、少しでも子どものためになる授業をするためのポイントを紹介したい。 教材研究指導要領を読み込み、きっちり教材研究して、指導計画を練って指導することはもちろんある。でも、常に出来るかと言ったら、それは不可能。独身時代のように、放課後の時間が無限にあれば話は別だ

部活動指導は教員の仕事か。米国編

以下の文章は1991年発行のThe Law and Teacher Employmentという本の 46ページに書かれていた内容を、私が日本語訳したものです。 課外活動の指導がより求められるようになっているが、個人の関心、職業との関連が薄いものや、報酬が少なくなっている。教員たちはこれらは法的に求められる仕事かどうかと疑問を持つようになった。 なんだか、今、日本で問題になっていることとよく似ているのではないでしょうか。教員の仕事が多すぎることが問題になっていて、その理由

何歳になっても

拠点校指導員 それは新任がいる学校に配属される人 要するに新任先生の先生 授業の仕方、子どもとの関わり方、保護者対応など いろいろなことを教えてくれる 私が勤めている地域の場合 現職を退職された先生方が再雇用される場合が多い だから中には元校長って人もいる。 今日はその拠点校指導員のお話。 ここではその方をごんちゃんと紹介しよう。 現職の時は校長を経験、 道徳の授業を研究していて、 教員の自主勉強会まで開催しちゃってた方。 要するに 教育に対して熱ーい想いを持っている

マスクを外せない子どもたち

 コロナ禍でマスクをすることが当たり前で、していないのはマナー違反とまで思う人がいるほど、日々の生活の中でマスクをつけることは日常生活の一部になっています。  もちろん学校でもマスクの着用は必須となっています。  ただでさえ、窮屈な教室の中に40人ほどの子供たちがはいり、授業をおこなっているのですから。  そんなマスク着用が当たり前の世の中になってきたことで、子どもたちにもある変化がでてきました。  それは、”マスクが外せない”という子どもたちです。  自分の担任し

【いじめは、いじめている方が100%悪】だと思う話

こんにちわ。ゆる幸です😃 突然ですが、みなさんこの数字は何の数字だと思いますか? 『61万2496』 正解は、 『いじめの件数』です😢 2020年 10 月 22 日(木)に文部科学省が発表した調査によると、2019年度に全国の小中高校であったいじめの件数が61万2496件あったようです。 前年度から12.6%増え、過去最多を更新したそうです。 2020年もまた前年を更新してしまうのでしょうか? とても胸が痛いです。 私も小中といじめにあっていたので、苦しん

Gsuiteワークショップ開催/校内研修

校内の研修としてGsuiteのワークショップを行いました。 内容はこちら↓各ショップ2時間です。 ① フォームでアンケートをつくり、集計してみよう! ② ワークシートをオンラインで配布 ~印刷室から卒業しよう!~ ③ オンライングループワークをしてみよう! ~スライドやスプレッドシートで生徒同士のグループワークを促進しよう~ ④ Google×プロジェクタ(プロジェクタ・端末で) ~生徒の意見をすぐ見せる!~ 今回は、ICT担当2人でこのワークショップを企画運営しました

いじめの認知件数過去最大に

⬜️ 文部科学省報道発表(令和2年度10月22日) ⬜️ いじめの認知件数の推移  令和元年度、いじめの認知(発生)件数が過去最大になりました。  統計の取り方は年度によって異なっているので一概に比較することはむずかしいのですが、実際の学校現場にいてもこういった問題行動は増加傾向にある感じはしています。  いじめの発生件数ではない(認知も含むようにしないといけないため)ので、正直、都道府県教育委員会や市町村教育委員会が、「しっかり調査しろ!」と一言かければ、認知件数は

全国の学校のトイレ事情

 文部科学省の通知の中で一際目立った面白そうな報道があったので見ました。  何かというと「学校のトイレ事情」についてです。  自分の過去に勤務したことのある学校のなかでも「うわ〜めっちゃ綺麗!」というところもあれば、「え、、、いつの時代、、、」と思うところもありました。  自分はウォシュレット付きのトイレしか使用したくないので、和式トイレなんて絶対に使うことはできません(笑)  正直、転勤になった時まず気にするのはトイレです。  まずトイレに向かい、どんなトイレかを

学校教育はやるべきことが多すぎる…

 学校教育の要になっている活動は授業です。 その授業も様々な制約ややらねばならないことが非常に多いです。 その結果、戦後から日本は一定水準以上の教育効果をあげることができたのでしょう。 しかし、やることが多いと教師にも子どもにもゆとりが生まれません。 かといっていきなり、ゆとりを持たせられる期間を作ったとしても、うまく活用する術を知らないので無駄に過ごしてしまいます。 授業で行うべきことが示されている学習指導要領はいい例です。 詰め込み過ぎ感が否めないです。 以

部活動の転部に関して

 転部が悪いわけではないと思います。  むしろその生徒にとって転部はプラスにはたらくことだってあります。  でもどんな理由があろうと考えなくてはならないことが2つあると最近気付かされました。  1つ目『その部活に残された生徒』のことです。 転部をしたことがわかると、多少なりとも部内での雰囲気は変わります。  実際に中学校の時には自分が転部した経験がありますし、高校の時には転部してきた子、さらに転部して行った子など部内でメンバーが変わったことが多々ありました。  その

学級経営と教科指導を分けたい

 学級経営には多くの時間を使います。  また、教科指導にも多くの時間を使います。  自分は、できるなら自分の専門の科目の授業を中心にやっていきたいなと思っています。  その理由は、教材研究する時間が圧倒的に少なく、同じ教科の同僚と強化の打ち合わせをする時間を確保することが勤務時間内では困難であるということです。  よく管理職からは、「先生の仕事で一番大事なのは教科指導だ!」と言われますが、その教科指導を高めるための時間が全くないのが現状です。  その理由が、学級経営