ピラティスコラム@JUNICHI TOYOMURA

ピラティスから考える人生哲学。

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  • ピラティスコラム

    身体に対する最新の知識を学んだことで分かったこと。 それは、すでにピラティス氏は100年以上前からそれらのことを世の中に訴えかけていたということ。 そんなことをピラティスコラムとして発信していきます。

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トレラン×コンディショニング記録📝

こんにちは!コンディショニングトレーナーの豊村純一です! これからnoteを通して”トレイルランニング”の魅力とレースに向けたリアルな”コンディショニング”の様子を発信していきたいと思います。 自己紹介経歴 鹿屋体育大学 登山研究の権威である山本正嘉教授の元、「運動生理学」「トレーニング科学」を学ぶ。 高所登山トレーニング施設 世界的登山家のもと、高所登山者に対するトレーニング指導を担当。 大手アウトドアメーカー アウトドアショップ内に併設させたコンディショニングジム

    • 多くの人が勘違いしている成長曲線

      何かを習得する、成長していく過程において、ほとんどの人は"直線的に"良くなっていくはずだと思い込んでしまっています。 これは良くある勘違いで、成長や適応というのは"非線形的"に(良くなったり悪くなったりしながら)起こっていきます。 これを理解していないと、ある時突然成長が止まったり、むしろ以前より状態が悪くなった時に、これまで積み上げてきたものに対する不信感が湧いてきたりそこでこれまでの頑張りを辞めてしまったりしてしまうことが多々あります。 一時的に落ち込んだ時に踏ん張

      • スポーツが上手くなるためのトレーニングとは。

        久しぶりの記事となってしまいました。 メモ的に書いたので何となくで読み進めて頂けると幸いです。 しかしパフォーマンス向上に伸び悩むアスリートにとって非常に重要な内容となるでしょう。 筋力を鍛えるvs動作を鍛える 従来のトレーニングは一つの種目を「より正確に」「より強く」極めていくことが求められてきましたが、近年では運動学習やパフォーマンス向上の観点からはこれだけを求め過ぎると、むしろ弊害になる可能性があると考えられています。 狙いとする“筋肉“を鍛えたいならより正確な

        • ピラティスコラム-166kmの旅の終わり-

          初めての100マイルへの旅。 結果は100kmでリタイアとなりました。 このピラティスコラムはピラティスの観点から物事を考察していく記事なので今回もその視点で述べていきます。 レース自体の詳細は別記事にて今後アップしていくので、いつか100マイルに挑戦してみたい方、すでにマイラーだけど失敗談を聞きたい方はぜひ参考にして見て下さい。 ・ ・ 今回はレースに向けて毎日ピラティスを実施していたおかげで、身体自体の動きはとてもよく、100km走った時点でも関節系のトラブルはいっさ

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          ピラティスコラム-ついに166kmの旅へ。-

          本日ついに100マイル=166kmのトレイルランニングのレースに出場してきます。 不安と恐怖でいっぱいですが、人間過酷な状況に置かれた時に本当の自分が出てくる。 その本当の自分がもし悪いやつだったらこの挑戦は乗り越えなければならない壁なのでしょう。 もしくは限界の先で出会った自分が良いやつだったら、これまでの自分の行いは正かったんだと自信が持てるだろう。 どっちにしろ待ち構えているのは成長しかない。 先日私はトレーナーになりたての時に通って下さっていたお客様がピラテ

          ピラティスコラム-ついに166kmの旅へ。-

          ピラティスコラム-ストレスマネジメント法-

          前回の記事でお伝えした通り、人生で初めて100マイルのトレイルランニングのレースに出場するですが、距離166.6km,累積標高7,039m,制限時間が45時間と非常に過酷なレースとなります。 そのレースに向けてレース前2週間のコンディショニングについてシェアさせていただきたいと思います。 現代の生活環境におけるストレスマネジメントで重要なのが何かを取り入れるのではなく、”何かを減らす”ことが大切だと考えています。 ただし制限しすぎてそれがストレスになってしまっては意味がな

          ピラティスコラム-ストレスマネジメント法-

          ピラティスコラム-限界への挑戦-

          この度トレイルランニング(山を走る競技)で100マイルのレースに挑戦することになりました。 距離=166.6km,累積標高=7,030mを44時間30分以内に走り切ります。 166km走りながら、かつ7,000mの山を麓から山頂まで登らないといけない。 しかも夜中スタートなのでほぼ3日間起き続けならが行動しなくてはなりません。 今回私はサポートなしでチャレンジするので全て一人で準備・選択・判断しながら肉体的限界と精神的限界に挑まなければなりません。 これまでの最長距離は

          ピラティスコラム-限界への挑戦-

          ピラティスコラム-汝自身を知れ-

          現代人の不調の多くは心を身体のバランスが崩れていることだとピラティス氏は考えていました。 人の心と身体は同時に発達しなければならず、どちらか一方のためにもう一方を犠牲にするべきではない。 心と身体はどちらがより重要という訳でなく互いの"バランス”が重要なのです。 今皆さんの心と身体のバランスは保てていますでしょうか。 ほとんどの現代人は、多種多様な身体活動が失われている一方、精神は過剰に酷使してしまっている方が多いと思われます。 つまり現代人が心と身体のバランスを保

          ピラティスコラム-汝自身を知れ-

          ピラティスコラム-ピラティス流健康法-

          ピラティス氏はエクササイズだけでなく、健康と幸福のための習慣を実践していました。 本日はその一部をご紹介致します。 ピラティスはこのような健康法を実践していたそうです。 このように見てみると現代では真反対のことを日々行ってしまっているのではないでしょうか。 ・常に室内で空気が循環していない場所で過ごす ・締め付けの強い衣服や過度に厚着をする ・熱いお風呂で温まりすぎる ・肌にはたくさんのものを塗りすぎる ・口呼吸や浅い呼吸を繰り返す 現代は悪いものが常に体内に滞るような

          ピラティスコラム-ピラティス流健康法-

          ピラティスコラム-心と身体の調和-

          近年あらゆる健康法が世の中に広まっているが、 ①精神的な側面の重要性を訴える派=マインドフルネスなど ②身体的な側面の重要性を訴える派=筋トレなど に好みや主張が分かれているように見受けられる。 精神派は心の安定性が健康にとって最も大切だと主張し、身体派はトレーニングこそが全てにとって大切だと主張します。 どちらの意見も正しいと思いますが、ピラティス氏は精神と身体の”調和”こそが現代人の健康にとって重要だと訴えていました。 どちらがより大切だということではなく、心と身体

          ピラティスコラム-心と身体の調和-

          ピラティスコラム-現代人は健康を買うお金を稼ぐために働いている-

          ピラティスコラム第3弾となりました。 現代人の多くは「健康維持」「ストレス発散」のためにたくさんのお金や時間を費やします。 そしてそのお金を稼ぐために寝る間を惜しんで働き、ストレスを溜め込み健康を犠牲にしてしまいます。 つまり私たちは働きづくめで失った健康をお金で解決するためにまた働くのです。 ピラティス氏も「歴史上、健康を手に入れるのに今ほど多くの”時間”や”お金”が費やされている時代はない」と述べています。 物質的な富を蓄えるのに必死で身体の健康は失われ、その土台

          ピラティスコラム-現代人は健康を買うお金を稼ぐために働いている-

          ピラティスコラム-現代人の病気は医療で治るのか-

          ピラティスコラム第2弾は「現代人の病気は医療で治るのか」という問いについて考えていきたいと思います。 ここ数年、”予防医療”というワードを良く耳にするようになってはきましたが、トレーナーとして現場で働いている感覚だとまだまだ不調を感じてから運動を始める人が多い印象を感じています。 不調を感じてから運動を選択してくださる方はまだとても優秀な考えの持ち主の方だと思いますが、ほとんどの人は医者や薬が病気や怪我を治してくれるものだと認識しています。 ただ実際は、外科手術や薬でな

          ピラティスコラム-現代人の病気は医療で治るのか-

          ピラティスコラム-ピラティス氏が危惧していた世界とは-

          ピラティスについてのコラム連載をしていこうと唐突に思ったので頑張って更新していきたいと思います(いつも続かない…) ピラティスの素晴らしさを身をもって実感し、ジョセフ・H.ピラティス氏の思考や生き様に強く影響を受けた私が、日々のトレーナー業やランナーとしての関わりの中で得た知見をシェアさせて頂きます。 ピラティスが現代社会に与える大きな影響について多くの人に知ってもらい「健康」と「幸福」について日々考えていただくきっかけになればなと思います。 ピラティス氏の言葉 ピラ

          ピラティスコラム-ピラティス氏が危惧していた世界とは-

          運動センスとはタイミング?⛳

          現在私はパーソナルトレーナーとして活動しているのですが、実はトレーナーでもスポーツをやらせるとどこか痛くなったり下手だったりする人が意外といます。 「名選手が名監督になるとは限らない」という言葉がある通り、やるのと教えるのは別ということですね。 しかしできないということは真にそのスポーツや動作を理解していないということでもありますし、百歩譲ってスポーツが下手だとしても痛みを出すような身体の使い方をしているトレーナーはあまり信用できないのではないでしょうか。 なので私自身は

          運動センスとはタイミング?⛳

          日本山岳耐久レース〜ハセツネカップ〜補給食やトレーニングの話〜

          レースレポートに続き、いつかハセツネ完走したい!という方に向けて役立つ情報を色々シェアしてみたいと思います! ハセツネのある法則(3:3:4) 今回初出場だったので目標タイムは全く予測がつかなかったのですが、なんとなく20時間で完走出来ればいいなーと思っていたところ周りの人達からは15時間代狙えるよと言って頂いていたので、一応15時間を目標にしていました。 ハセツネは歴史がありかつコースが毎年一緒なので完走予想タイムに対するブロック毎のタイムが予想できます。 という時

          日本山岳耐久レース〜ハセツネカップ〜補給食やトレーニングの話〜

          日本山岳耐久レース~ハセツネCUP~レースレポート

          2023年10月8.9日に開催された第31回日本山岳耐久レース、通称ハセツネに出場してきましたので、いつか出てみたい!と思っている方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです! レース当日 参加者は2,000人いるので、待機場所(更衣室)はまあまあぎゅうぎゅうになります。 受付は当日の10-12時で私は10時30分に受付を済ませ、振り分けられた待機場所に向かいましたが、すでにいっぱいでなんとか隙間に荷物を置くことが出来ました。 余裕がある方は10時に受付出来るように会場に

          日本山岳耐久レース~ハセツネCUP~レースレポート