ピラティスコラム-心と身体の調和-

近年あらゆる健康法が世の中に広まっているが、
①精神的な側面の重要性を訴える派=マインドフルネスなど
②身体的な側面の重要性を訴える派=筋トレなど
に好みや主張が分かれているように見受けられる。

精神派は心の安定性が健康にとって最も大切だと主張し、身体派はトレーニングこそが全てにとって大切だと主張します。

どちらの意見も正しいと思いますが、ピラティス氏は精神と身体の”調和”こそが現代人の健康にとって重要だと訴えていました。

どちらがより大切だということではなく、心と身体のバランスが取れているかが大切なのです。

特にここ100年の世界の移り変わりを見てみると、産業革命以降生活は便利になり労働以外で身体を使うことが極端に少なくなってしまいました。
さらに近年の急速なデジタル社会の発展でより身体は動かさなくなった一方で、脳や精神に対する負担は非常に大きくなってしまっています。

つまり心には大きな負担がかかりやすく、身体に対する刺激は減っているという心と身体のアンバランスが、現代人の健康を損なわせる大きな原因となっているのです。

現代人が健康になるには、
「心の負担を減らす」+「身体に多種多様な刺激を入れる」
ことが最も大切
なことなのではないでしょうか。

冒頭で述べたように、
・精神を安定させるためのマインドフルネス
・身体を鍛えるトレーニング
を行うことが出来ればとてもよいですが、これらを日々の生活でそれぞれ行うのはとても大変です。

そこでおすすめなのが「ヨガ」「ピラティス」になります。
これらは心と身体の両方に対して同時にアプローチできるというのが非常によい点で、あらゆる健康法の中でも圧倒的に世界中に広まっているのにはやはり理由があります。

また「自然の中での有酸素運動」も心身の健康にとっては最重要事項だとエビデンスからも自身の経験からも感じています。

「自分自身の身体にもっと目を向ける」
「身体を気持ちよく動かす」
「自然を五感で感じる」

これらを生活の中に取り入れられれば心と身体の調和は保たれ、健康を取り戻すことができるでしょう。


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