ピラティスコラム-現代人の病気は医療で治るのか-

ピラティスコラム第2弾は「現代人の病気は医療で治るのか」という問いについて考えていきたいと思います。

ここ数年、”予防医療”というワードを良く耳にするようになってはきましたが、トレーナーとして現場で働いている感覚だとまだまだ不調を感じてから運動を始める人が多い印象を感じています。

不調を感じてから運動を選択してくださる方はまだとても優秀な考えの持ち主の方だと思いますが、ほとんどの人は医者や薬が病気や怪我を治してくれるものだと認識しています。

ただ実際は、外科手術や薬でないと治らないケースの方が少なく、現代人のほとんどの不調はむしろお医者や薬では治すことはできません
自らの力でしか治せない場合がほとんどなのです。

ピラティス氏も、不調を回復させるには「医療」ではなく「自らの努力、シンプルな運動、そして健康のためのシンプルなルール」だと述べています。

つまり、医療のような消極的な行為ではなく、積極的に自らを律し生活習慣を正すことのみが健康につながるのだと当時から訴えていました。

現代医療は命は救ってくれますが、健康は与えてくれません。
医療のプロフェッショナルであるお医者さんでも不調を抱えている人がたくさんいます。
教育のプロである教師でも正しい生活習慣や身体の使い方を指導できる人はほとんどいません。

自らの健康は自ら守るしかないのです。
前回のコラムでも書いたように、まずは今の混沌として生活習慣を見直し、自分自身の身体を見つめ直し、そして身体にとって正しい運動を行いましょう。


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