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2021年6月、7月に読んだ本

6月7月は公私ともに忙しかったという事もあり、読書量がガクッと落ちていました。7月なんか1冊しか読んでなかったです。ずっと読んでたつもりだったのですが・・・こうやって読み返してみないと気付かないものですね。なので2ヶ月分まとめます。

謎解きはディナーのあとで 東川篤哉

3話目に入った辺りで冒頭の話の流れがほぼ同じというのが逆に飽きに繋がってしまったのかはわかりませんが、一気に読み切れなかったので、一話ずつ休みを挟みながらゆっくり読み終えました。主要キャラのキャラ立ちが強烈で、特に執事とのやり取りが面白かったです。

終盤の謎解きの部分は私が今までに読んだ事のない感じで進んでいくので、こういうのもあるんだなぁと思いながら楽しみました。ちなみにドラマ版は見てません。見てた方がイメージがわきやすくなって面白いかもしれませんね。

妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず 榎田ユウリ

前に読んだ小説のお馬鹿キャラは裏のあるお馬鹿キャラだったのであまり好きになれなかったんですけど、脇坂くんは裏表のないお馬鹿キャラで、私はこういうタイプのキャラの方が好きみたいです。裏表のない素敵な人は好きです。

文章から感じる作者のノリが受け付けられるかどうかが、重要な気がしてきました。私は榎田ユウリ先生くらいのノリで書かれた文章が好きなのかもしれません。

事件はスッキリ解決するけど、最後にモヤっとする部分を持ってくる感じも、私は好きです。シリーズになってるみたいなので、次も読んでみたいなと思いました。

【ネタバレ注意】満願 米澤穂信

どの短編も読後にタイトルを見ただけで話を思い出せるくらい印象に残るものばかりで、特にどれが〜と選ぶのも難しいくらい全て面白かったです。私はホラー系が割と好きなので「関守」を映像化したものが観てみたいなぁと思いました。

と、読了後、読書メーターに書きました。では3ヶ月程経った現在、タイトルだけを見て実際にどれくらい覚えているのか…試しに思い出してみました。

「夜警」ある警官が自分のミスをもみ消そうとするが失敗して逆に殺される話

「死人宿」宿泊客の中に自殺するつもりの客がいて、見事に推理して自殺を止める事が出来たのだが、実は自殺者はもう1人いて、結局その人の自殺は止められなかった話。

「柘榴」お父様を自分のものにするために邪魔者(妹)を殺して邪魔者(母)に罪をなすりつける話。

「万灯」すみません車でひき殺すシーンしか思い出せませんでした!

「関守」都市伝説による謎の不審死が多発している場所へと向かう途中、見つけたお店に寄って店主と話をしていたのだが、話をしている内にだんだん眠くなってしまう。それに気づいた店主が不気味な笑顔と共に都市伝説の真相を語りだす話。

「満願」表題作なのに思い出せませんでした!すみません!

はい、やらなきゃよかったですね。一応、これを書いた後で再度さらっとあらすじを追ってみましたが、完全に忘れているものもあれば「柘榴」のように変な方向に改変しちゃっているものもあって、人間の記憶力って面白いなぁと思いました。しかし表題作忘れてるのはちょっとあり得ないですね・・・本当にすみません。

福家警部補の挨拶 大倉崇裕

古畑任三郎が好きだったので最後までとても面白く読み進められました。後半の二篇、切ない余韻が残る終わり方で好きです。思えば古畑任三郎でも去り際のあの感じが好きだったのを思い出しました。

福家警部補シリーズもこれから読んでいきたいですし、著者が翻訳したという刑事コロンボの小説版も読んでみたくなりました。図書館で検索してみましたが1冊もなかったので、古本屋さんに行った時にちょくちょく探したいと思います。

終わりに

以上が6月、7月に読んだ本になります。2ヶ月で4冊は流石に減りすぎですね。8月、9月はそれなりに読んだ覚えがあるので、2記事以上にはなるのではないかと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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