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目が肥えた人にこそやって欲しい怪作(CHAOS;CHILD)ネタバレを極力避け紹介

あらすじ

『渋谷地震』と呼称されることになった震災から6年。

物語は西暦2015年10月──復興中の渋谷区からスタートする。

碧朋学園新聞部の部長、宮代拓留は、とにかくゴシップが好きだ。
そんな彼の元に複数の事件情報が舞い込む。
ある者はネット中継で公開処刑され。
ある者はストリートライブ中に歌いながら殺され。
そしてまたある者は、ホテルで天井から釣られ……。

宮代達は事件を調査しながら、ある事実に気づく。
これは、6年前に渋谷を恐怖のどん底に落としたとある事件の再来なのだと。

渋谷で覚醒しつつある妄想具現者『ギガロマニアックス』たち。

彼らの胎動により妄想の扉が再び解き放たれる

                                                                                            公式サイトより引用


始めに 

*注意:このゲームは、CEROZとなっております。18歳未満の方はプレイできません。

 CHAOS;CHILDは、STEINS;GATEが有名な科学ADVゲームの第4作品です。この作品は、CHAOS;HEADの続編の立ち位置になりますが、小ネタや理論部分をより深く知りたい人以外は、やらなくても十二分に楽しめます。   STEINS;GATEは、アニメで一躍有名になり伏線がすごいアニメとしてよくwebサイトなどでヒットします。

 CHAOS;CHILDは、アニメが12話ととんでもない短さで描かれたため展開が早すぎて全く人気になりませんでした。私も、最近アニメは見ましたが2話あたりでだめだなと思ってやめました。やるなら絶対にゲームです。

 このゲームのキャッチコピーは「この作品は、STEINS;GATEを超えたのか」となっています。私は、どちらも好きなので甲乙つけがたいですが散りばめられた謎が回収されていく様はSTEINS;GATEを間違い無く超えています。「嘘だろおい」って声が出てしまうくらいの衝撃がいくつもあり序盤からかなり引き込まれます。これ以上は、ネタバレを含む紹介をしかねないので個人的な感想はここで終わりにします。ただ、最後にもう二つだけ言っておかなくてはならないことがあります。まず、CHAOS;CHILDでは、ニュージェネレーションの狂気の再来と呼ばれる事件が発生しますが、その事件にはトリックはほとんど存在しません。サイコサスペンスストーリーなのでミステリー物だと勘違いすることが無いようにお願い致します。次に、webでCHAOS;CHILDを調べないことを強く勧めます。なぜなら、重要なネタバレが転がっている場合があるからです。公式WEBサイトや、ゲームのOP、ネタバレ無し解説記事や、動画、攻略記事などを最後にまとめておくので絶対に調べたりしないようにお願いします。私と同じように、大事な謎をちらっと見てしまって後悔したなどと言ったことが起きることが無いように願っています。dアニメ許さん。

個人的評価

物語、声優の演技、演出、絵をそれぞれ評価します。それぞれ、10点満点とし、10点をとても良い、8点を良い、5点をまあま、3点を悪いとします。

物語は、15点

声優の演技は、12点

演出は、8点

絵は、8点です。

 10点超えてるじゃないかと言われそうですが、物語とかを10点にすると他の作品を評価する時に10点になるものが少なくなりすぎる気がしたので加点しました。

あらすじ

 あらすじは、公式webサイトの文章が逸材だったので引用してしまいましたがこちらでも別途解説します。ここから、丁寧語を一時的に止めます。

 物語の舞台は、CHAOS;HEADで起きた渋谷地震と呼ばれる渋谷を中心としたマグニチュード7.2の局地的な地震が発生し渋谷が壊滅状態に陥り、その後6年の間にあり得ない早さで復興を遂げている渋谷。

 碧朋学園新聞部の部長である宮代拓留(CV:松岡禎丞)は、とある事件を追っていた。それは、人が起こしたとは到底考えられない事件だった。

 宮代拓留は、下の画像の右側の男子高校生で自分のことを情報強者でリア充だと思っている痛い人物。それでも科学ADVシリーズの主人公の中では、恐らく最もまともな人物。自称狂気のマッドサイエンティストの中二病のSTEINS;GATEの岡部倫太郎、キモオタでエンスーと呼ばれるゲームの廃人のCHAOS;HEADの西條拓などと比べればわかるがかなりまとも。

 左側の男子高校生は、伊藤真二(CV:藤原祐規)。彼は、宮代君の親友で新聞部の副部長。猟奇マニアで、ニュージェネレーションの狂気の再来事件に興味を持っている。

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 この事件は、これまでに2件発生しており、1件目がこっちみんな、2件目が音漏れたん。
 まず、1件目こっちみんな。被害者は、太田悠馬。「俺氏未来が見えてしまう件について」でニコニヤ生放送と呼ばれる、ニコニコ動画のようなサイトで生配信を行い未来予知のようなことをしていて徐々に人気が出ていた。

 彼は、生配信中にチーズさらに盛り付けて持ってくるために一時席を外した後、再び戻ってきた。その時、彼が持っていた皿にはチーズでは無くバラバラに切断された彼の前腕が置かれていた。そして、彼は平然とした様子で自分の指をつまんで口に含んだ。その後、彼は突然苦しみ出し血涙を流しそのまま倒れて死亡した。死因は、失血死だった。

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 次に2件目音漏れたん。被害者は高柳桃寧。彼女は、ニコニコ動画の歌ってみたの歌い手。最近ネット上で有名になってきていた。ライブに行った人は、彼女のライブを絶賛していたらしい。

 彼女は、ストリートライブ中に歌いながら失血死した。彼女は、実際には歌っておらずスピーカーから歌声を流していたそのスピーカーは、彼女自ら割いたと思われる腹の中に埋め込まれており、傷口はガムテープで雑に止血されていた。最初は、普通に歌声が流れていたものの、スピーカーに血が入ったのか途中から音が出なくなり、周りの人が異変に気付いたらしい。自らの歌声を流しながら死んでいったことから、音漏れたんと命名された。

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 宮代拓留は、ある日この事件のまだ誰も気づいていないかもしれない共通点を見つけた。それは、この事件の日付が6年前に渋谷を震撼させたニュージェネレーションの狂気と呼ばれる事件と一致していることだ。ニュージェネレーションの狂気は、科学ADVシリーズ第1作品目「CHAOS;HEAD」で起きた事件のことで極めて残虐な殺害方法から渋谷を震撼させた事件であり全てで7件起きている。この作品はCHAOS;HEADの一応続編だが、やっていなくても十分楽しめるのでプレイしていなくても問題ない。

 そして、彼はこの共通点が正しいか確かめるために幼馴染の尾上世莉架(CV:上坂すみれ)と事件を調査していた。そして、彼女から事件が起きたかもしれないと連絡が入る。連絡を受けた彼と、その時一緒にいた新聞部のメンバー達は現場に向かうことになる。それが始まりとなり、彼は、事件に際限無く深く関わっていくことになる。やがて、彼は事件を追って、追われこの事件の最悪の真実にたどり着くことになる。そして彼は…

新聞部とその他の人達

 ネタバレを極力避けるため限られた人達のみ紹介します。

宮代拓留(CV:松岡禎丞)

 この作品の主人公で、下の画像の右側の男子高校生で自分のことを情報強者でリア充だと思っている痛い人物です。その割に、古いゴシップ誌のクールキャットプレスを読んでいたりします。

 碧朋学園新聞部の部長で、最近発生している猟奇殺人事件を独自に調査しています。

 両親を6年前に発生した渋谷地震で失い、青葉寮と呼ばれる養護施設に半年程前まで暮らしていました。現在は、宮下公園で廃車のキャンピングカーに一人で住んでいます。来栖乃々とは、青葉寮で暮らしていたため血は繋がっては居ないが家族であり、彼女は彼の義理の姉になります。

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尾上世莉架(CV:上坂すみれ)

  彼女は、宮代君の幼馴染で小さい頃から一緒に居ます。口癖は、おっけい。いつも昔に宮代君からもらったゲロカエルんを持ち歩いています。宮代君のことをタクと呼んでいて、この呼び方は彼女だけです。彼女も新聞部の一員で、宮代君の調査に協力的です。


来栖乃々(CV:ブリドカットセーラ恵美)

 彼女は、さっき書いた通り宮代拓留の義理の姉でブラコン気味です。彼女は、青葉寮に住んでおり宮代君によく家に帰って来るように言っています。青葉寮は、渋谷地震の震災孤児の養護施設で宮代君と来栖の他に義理の父の佐久間恒、義理の妹と弟の橘結衣と橘結人が暮らしています。

 彼女も新聞部員の一員で、宮代拓留が猟奇殺人事件の調査をしていることにかなり反対しています。尾上とは、仲が良くよく遊びに行っています。

 また、彼女は碧朋学園の生徒会長で生徒たちの間では畏敬の念込め女帝と呼ばれています。


香月華(CV:仲谷明香)

 彼女も、新聞部員でエンスー2と呼ばれるゲームをよくやっているゲーマーです。大体ロリポップか、するめを口にくわえています。虫歯にならないのでしょうか。

  また彼女は基本言葉を発さず、「ん」の発音の感じでコミュニケーションをとっています。


伊藤真二(CV:藤原祐規)

 彼は、新聞部の副部長で宮代君の親友です。猟奇マニアであり、調査に乗り気で今回の猟奇殺人事件に興味を持っています。ハムサンドが好きです。

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新成岳志(CV:桐本琢也)

 刑事で、今回の猟奇殺人事件の捜査をしています。ただ、警察の捜査方針とは別に事件を追っています。とことん良い人です。

 また、CHAOS;HEADの判さんの後輩になります。

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川原雅司(CV:阿部敦)

 来栖の同級生です。来栖の手を煩わせる宮代君のことを嫌っています。この人はだけは絶対に嫌いです。

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ゲンさん(CV: 石住昭彦)

 宮下公園に住むホームレスで一人称は余。いつも酔っぱらっています。彼は、宮代君がキャンピングカーに住むのに協力してくれたことがあり宮代君は彼に頭が上がりません。また、宮代君に彼の愛読書のクールキャットプレス数冊を500円で売ってくれます。

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システムについて

このゲームには、妄想トリガーとマッピングトリガーと呼ばれる二つのシステムがあります。とは言え、難しい所はほぼ無く簡単に話を進めることが出来ます。

妄想トリガー

 物語の途中で発生し、PositiveとNegativeを選べます。特定の場面の特定のトリガーを引くことで個別ルートに分岐します。1週目は、通常ルートに固定されており分岐は発生しません。ギャルゲー要素が苦手の方は、Positiveの内容をスキップしても良いと思います。



マッピングトリガー

 事件の内容を、メモや写真を選び整理するトリガーです。プレイヤーが、話に置いて行かれずに思考を整理するために設置されています。このトリガーがあることで、私も思考を整理しながら進められました。

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物語の重要要素

ギガロマニアックス

 俗に言う能力者のことで妄想を現実にする能力を持ちます。例えば、未来が読める能力、嘘が分かる能力などです。また、彼らはディソードと呼ばれる能力者個人の剣を持ち形状も人によって異なります。この剣は、ありとあらゆるものを切断することが出来ます。

 この話を聞いて「バトル物なの?」と思うと思いますが、あまり剣の斬りあいとかはありません。

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力士シール

 連続狂気殺人事件の現場から少し離れた場所に貼られたシール。誰が、何のために作ったのか、なぜ貼られていたのか全てが謎に包まれています。ネットでは、結界説なども囁かれており謎は深まるばかりです。

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サイトまとめ


終わりに

 始めてこれだけの文章を趣味で書いたので疲れました。文章がおかしな所があったらすいません。

 この記事を読んで、CHAOS;CHILDに興味を持った方は是非プレイしてみてください。きっと忘れられないゲームになるでしょう。

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