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川面に泡沫の 「いい写真」についての答えはいつでも風に舞っている

よく「あなたが撮った、どの写真も正解なのです」という言い方をされることがありますよね。とても響きのいい言い方なので、写真をやっている人の耳元でとても心地よく響きます。

「そうなんだ。私の撮ったこのような写真でもいいんだね」と。

でも、写真に評価の絶対的な基準はないとしたら、「正解」という言葉は必要でない気がします。「正解」という言葉は忘れたほうが写真を楽しめるのではないでしょうか。

「そうなんだ。私の撮ったこのような写真いいんだね」と。

私も他に言葉が見つからないので使っていますが、「いい写真」という言葉自体、よく分からない曖昧なものなのです。

この写真が「いい写真」か、そうでないか・・・答えはいつでも風に舞っているのだと思います。風の向きしだいで答えはコロコロ変わるのです。

時代という風、その場所(SNSなども)という風、人の心(いちばん当てにならない?)という風・・・風が止むことはないのではないでしょうか。

       (2024年4月中旬・大阪ミナミ、とんぼりリバーウォーク)

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