見出し画像

正反対の姉妹、辿り着いたのは同じ場所

私の家族は母と姉の3人。
両親は私が小2の時に離婚して、父は去年再婚しました。

父の話は置いておくとして、今回は母の話をします。(長い重いです。)
今まで母についてどう捉えるべきなのかわからなくて、noteに書くことができませんでしたが、ようやく整理がついてきたので書き残しておきます。


スタバで密会

先日、姉とスタバに行きました。
節分用の豆を買ったけど多いから余った分はあげる、ということで私が呼び出しました。

スタバに現れた私を見て真っ先に姉が反応したのは、ヘルプマーク。
その日はちょうど、私のヘルプマークデビューの日でした。

なぜヘルプマークをつけているのか。
何に苦しんでいるのか。
何が苦しみの原因なのか。

ヘルプマークをきっかけに、私が抱えている問題について話す会になりました。


私と姉は正反対の人間です。
姉は自由奔放。
お金遣いが荒くて、何事もテキトーだけど、センスがあって、コミュ力で乗り越えられる。
私はバカ真面目。倹約家で、何事もこだわりすぎて時間がかかるが、確実に結果を残し、努力で乗り越えられる。

足して割ったら丁度いい。
そんな正反対の姉妹が、別の場所に住み、会う頻度が減り、それぞれに様々な経験を積んで学び、成長しました。
そしてその日、お互いに自らのことを打ち明け、喧嘩ばかりしていた姉妹がお互いのことを認め合えるような関係性に変わりました。

どうして精神疾患になったのか

私は急激に元気がなくなることがあります。
パニック障害とはまた少し違うと思うのですが、突然体がズーーンとなって、うずくまって涙が止まらなくなります。
てんかんと同じ原理らしく、刺激に対して脳の神経が過剰に反応することで起こります。

健康的な人であれば、不安感は安心感によって和らげられるのですが、私は安心感が足りていないことによって、不安や恐怖を感じる扁桃体という器官が過度に活発になってしまいます。
もっと深掘りしてしまうと、その安心感というものは幼少期に親から与えられる愛によって形成されるもので、私は安心できる環境で育つことができなかったことから、自分の心の中に安心感を持つことができず、不安や恐怖に飲み込まれてしまうのです。

順を追ってまとめますと、親からの愛が不十分で幼少期に安心感を得られなかったことによって、常に不安や恐怖にさらされている状態となり、ちょっとした刺激に対しても過剰に反応して、突然脳がお休みモードに切り替わってしまう、ということです。

例えるとすれば、無防備なまま戦場を歩いていているような感じでしょうか。
人の気配を察知した瞬間、それが敵か味方か関係なく、怖くなってその場で失神してしまう。
常にビクビク怯えていて、気が休まることを知らない。
無防備な私は、戦場に適していない戦力外の人間なのです。


そして、私という人間をそのように仕立て上げたのは、紛れもなく母でした。
現時点で私は、母のせいでこうなってしまったのだと思っています。


毒親な母

母は私をほったらかしにしてきました。
何を聞いても「好きにすれば〜」としか言わないし、助けを求めたら「そのくらい自分でしなさい!そんなこともできないの!?」、あるいは「めんどくさいな〜💢」と怒られます。

それでも、純粋な私は、母の元で生きるしかなかった私は、
「お母さんは忙しいから」「お母さんは私の自由を尊重してくれているんだ」
自分にそう言い聞かせ、そう信じてきました。

しかし、その解釈は間違っていたようです。
母は私のことなどどうでもよかったのです。


また、母は私に仕事の愚痴を散々に言い聞かせました。
私は姉の悪い部分、同僚の悪い部分を毎日聞かされました。

母のストレスを発散させるために、私はいつしか自分から仕事の愚痴を聞くように立ち回るようになりました。
母の機嫌を取るために、母の味方につきました。姉の敵に回りました。

結果としてできたのは、「母にとって都合のいい子ども」です。
母が私のことを心配する素振りを見せるのは、都合のいい私が必要だからなのです。肯定してくれる私がいなくなってしまっては困るのです。


私がなかなか自立してくれないと、ママ友たちに愚痴を撒き散らしている母は、実は母自身が私に依存しているのです。
私は母に求められていることを察してしまって、また無意識に母の機嫌をとるように、自立できないでいるのです。


姉妹がたどり着いた答え

1年半以上もの時間をかけて、自分と向き合い続けて、ようやく気づきました。
そして、自分とは性格も生き方も全てが正反対の姉にそのことを話して、姉妹は同じ答えに辿りつきました。

「母はとんでもない毒親だ。」

私は母から姉の愚痴を聞かされ続け、姉のようにはなるまいと、姉とは正反対に育ち、母は何も悪くない、姉が間違っているのだと母を擁護してきました。

それがその日、一転しました。

姉は何も悪くなかった。母が間違っているのだ!


母は認知がとても歪んでいます。
「姉は悪い子。妹は親離れしない子。」
実際にはそうでなくても、そう解釈するように事実を歪んで受け取ってしまっているようです。

母は私に言い聞かせました。姉はお金遣いが悪くて困ると。
母は姉に言い聞かせました。妹は母に依存していて困ると。

でも、事実は少し違っていました。
姉は高いブランド品を長く愛用するタイプだし、私は母の機嫌をとっているだけ。(母はもういらないです。)

困った子供たちだと愚痴を撒き散らしているようですが、困った子供たちであってほしいと思っているのは母のほうではないでしょうか。


他人の認知を変えることは私にはできませんので、私はまだまだ、もしかしたら一生、母の歪んだ愛に苦しめられるのかもしれません。


それならば、姉も私も生涯反抗期です。

子供だけが苦しむ時間はもう終わり。

お互いに苦しもうじゃないか!









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?